オリジナルが人気？イマドキ挙式スタイル
2011/4/15 11:00
先日、女友だち数人と理想の挙式スタイルについて話していた時のこと。夏に結婚を控えるＡ子が、「私はお母さんにベールダウンしてもらいたいから絶対に人前式にする！」と宣言。そういえば、近ごろ招待される結婚式って、オリジナリティあふれる“人前式”が多いような気がするけど、流行っているの！？
そこで、イマドキの挙式事情を探るべく、20〜30代の結婚が決まった女性に 「あなたの結婚式の“挙式スタイル”は？」とアンケートをとってみました！すると…
１位：キリスト教式
２位：神前式
３位：人前式
４位：まだ決めていない
５位：仏前式
という結果に。やはり定番の挙式スタイルである「キリスト教式」と「神前式」が、１位、２位を独占！とはいえ、「人前式」を選ぶ人も「神前式」に次ぎ３位と、なかなかの人気ぶり。これって一体どうして？昔はあまり見られなかった人前式を選択する人が増えた理由は？ウエディングプランナーの岡村奈奈さんに聞いてみました！
「昔は、結婚式といえば披露宴の内容を重視する人が多く、挙式はあくまで“形式的に行うもの”と捉える花嫁さんが多かったのですが、近年は、『自分たちの人生のために誓っているという実感を持ちたい』、『ありきたりではない自分たちらしい挙式がしたい』と、挙式のあり方や、挙式の意味合いを重んじたいという花嫁さんが増えてきたからだと言えます。もともと挙式スタイルの違いは、結婚の誓いを立てる対象の違い。もちろん『大切なゲストに誓いを立てたい』と考えるカップルが増えてきたこともありますが、宗教色がなく、決められた形式のない人前式は、ふたりらしさを最も表現しやすい挙式スタイルという点で注目されているのでしょう」
なるほど。ふたりらしい挙式がかなうという点が、人気の秘密なんですね！ちなみに、実際に人前式を選んだ女性たちに、なぜ人前式を選んだのか理由を聞いてみたところ、
●「堅苦しくなく、皆でアットホームに式を挙げられるから」（30歳）
●「目に見えない神様より、一番信頼できる家族や友だちに誓いたかったから」（30歳）
●「宗教色のある式ではなく、自分たちのスタイルを作りたかったから」（32歳）
●「特定の宗教を信仰していないので、信仰のない神に誓うより、来ていただいたゲストに承認になってもらいたかったので」（32歳）
と、やはり“自分たちらしい式”を希望してとの声が多い様子。でも、“自分たちらしい式”って、いったいどんな挙式なの？ゲストにも喜ばれるオススメの人前式スタイルについて、岡村さんに教えてもらいました！
「キリスト教式の流れをベースに演出を加えられるカップルが多いのですが、なかでも、新郎が入場の際に参列者から花を一輪ずつ集めて花束を作り、新婦にプロポーズをするという、ブーケ・ブートニアの由来にちなんだ“ブーケ・ブートニアのセレモニー”や、結婚指輪を長いリボンに通し、指輪交換の際にゲスト一人一人の手で新郎新婦の元に運んでいただく“リングリレー”がオススメです。どちらもゲストに参加していただくので、ゲストの方たちにも挙式に立ち会った実感を味わってもらうことができ、新郎新婦にとっても、心に残る挙式になるはずですよ」
とってもステキな演出ですね！ちなみに、既に挙式を終えた女性たちが実際に行ったオリジナリティあふれる挙式の内容も聞いてみると、
●「和装で人前式を行いました。短いバージンロードを作り、父親と入場。誓いの言葉は自分たちで考えたものを、皆さまの前で読み上げました。退場の際には新郎とふたりで折った折鶴のシャワーをしてもらいました」（28歳）
●「ベールダウンをせずに笑顔で入場しました。また、受付時に１人１本のリボンを配り、そこに名前とメッセージを書いていただき、挙式中にそれを繋げてリングリレーを行いました」（31歳）
●「花嫁が結婚式当日に身につけると幸せになれるという“サムシングフォー”の言い伝えにちなんだ演出を行いました。事前に“サムシングフォー”にまつわる４つの物を４人のゲストに持ってきてもらうよう依頼しておき、挙式の中でそれをゲストから受け取り、ひとつずつ身につけていきました♪」（32歳）
など、こちらも参考になりそうな演出ばかり！なお、岡村さんいわく「せっかく人前式を行うなら『誓いの言葉』もご自分たちで考えていただきたいですね。例えば新郎から新婦への誓いであれば、『年に１回は海外旅行に連れて行きます』『毎朝“行ってきます”のキスを欠かしません』など、ありきたりの言葉ではなく、おふたりらしさの出る誓いを考えてください。誓いの内容がおふたりらしく具体的であるほど、実感もわきますし、聞いているゲストたちの心にも響きますよ」とのこと。
確かに“ふたりらしさ”を出したいのであれば、挙式において最も重要な“誓い”の言葉にも力を入れたいですよね。皆さんなら、どんな誓いを立てますか？（清川 睦子／verb）
【取材協力】
岡村奈奈さん
フリーランスのウエディングプランナー。自宅などでの少人数婚から大規模なパーティまで、あらゆるウエディングプロデュース、カウンセリングに対応している。メディア出演多数。
岡村奈奈さん公式サイト http://www.nanea.jp/
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「結婚式の挙式スタイルや男性の身だしなみについて」
調査期間／2011/2/17〜2/21
有効回答数／203人（女性）
そこで、イマドキの挙式事情を探るべく、20〜30代の結婚が決まった女性に 「あなたの結婚式の“挙式スタイル”は？」とアンケートをとってみました！すると…
１位：キリスト教式
２位：神前式
３位：人前式
４位：まだ決めていない
５位：仏前式
という結果に。やはり定番の挙式スタイルである「キリスト教式」と「神前式」が、１位、２位を独占！とはいえ、「人前式」を選ぶ人も「神前式」に次ぎ３位と、なかなかの人気ぶり。これって一体どうして？昔はあまり見られなかった人前式を選択する人が増えた理由は？ウエディングプランナーの岡村奈奈さんに聞いてみました！
「昔は、結婚式といえば披露宴の内容を重視する人が多く、挙式はあくまで“形式的に行うもの”と捉える花嫁さんが多かったのですが、近年は、『自分たちの人生のために誓っているという実感を持ちたい』、『ありきたりではない自分たちらしい挙式がしたい』と、挙式のあり方や、挙式の意味合いを重んじたいという花嫁さんが増えてきたからだと言えます。もともと挙式スタイルの違いは、結婚の誓いを立てる対象の違い。もちろん『大切なゲストに誓いを立てたい』と考えるカップルが増えてきたこともありますが、宗教色がなく、決められた形式のない人前式は、ふたりらしさを最も表現しやすい挙式スタイルという点で注目されているのでしょう」
なるほど。ふたりらしい挙式がかなうという点が、人気の秘密なんですね！ちなみに、実際に人前式を選んだ女性たちに、なぜ人前式を選んだのか理由を聞いてみたところ、
●「堅苦しくなく、皆でアットホームに式を挙げられるから」（30歳）
●「目に見えない神様より、一番信頼できる家族や友だちに誓いたかったから」（30歳）
●「宗教色のある式ではなく、自分たちのスタイルを作りたかったから」（32歳）
●「特定の宗教を信仰していないので、信仰のない神に誓うより、来ていただいたゲストに承認になってもらいたかったので」（32歳）
と、やはり“自分たちらしい式”を希望してとの声が多い様子。でも、“自分たちらしい式”って、いったいどんな挙式なの？ゲストにも喜ばれるオススメの人前式スタイルについて、岡村さんに教えてもらいました！
「キリスト教式の流れをベースに演出を加えられるカップルが多いのですが、なかでも、新郎が入場の際に参列者から花を一輪ずつ集めて花束を作り、新婦にプロポーズをするという、ブーケ・ブートニアの由来にちなんだ“ブーケ・ブートニアのセレモニー”や、結婚指輪を長いリボンに通し、指輪交換の際にゲスト一人一人の手で新郎新婦の元に運んでいただく“リングリレー”がオススメです。どちらもゲストに参加していただくので、ゲストの方たちにも挙式に立ち会った実感を味わってもらうことができ、新郎新婦にとっても、心に残る挙式になるはずですよ」
とってもステキな演出ですね！ちなみに、既に挙式を終えた女性たちが実際に行ったオリジナリティあふれる挙式の内容も聞いてみると、
●「和装で人前式を行いました。短いバージンロードを作り、父親と入場。誓いの言葉は自分たちで考えたものを、皆さまの前で読み上げました。退場の際には新郎とふたりで折った折鶴のシャワーをしてもらいました」（28歳）
●「ベールダウンをせずに笑顔で入場しました。また、受付時に１人１本のリボンを配り、そこに名前とメッセージを書いていただき、挙式中にそれを繋げてリングリレーを行いました」（31歳）
●「花嫁が結婚式当日に身につけると幸せになれるという“サムシングフォー”の言い伝えにちなんだ演出を行いました。事前に“サムシングフォー”にまつわる４つの物を４人のゲストに持ってきてもらうよう依頼しておき、挙式の中でそれをゲストから受け取り、ひとつずつ身につけていきました♪」（32歳）
など、こちらも参考になりそうな演出ばかり！なお、岡村さんいわく「せっかく人前式を行うなら『誓いの言葉』もご自分たちで考えていただきたいですね。例えば新郎から新婦への誓いであれば、『年に１回は海外旅行に連れて行きます』『毎朝“行ってきます”のキスを欠かしません』など、ありきたりの言葉ではなく、おふたりらしさの出る誓いを考えてください。誓いの内容がおふたりらしく具体的であるほど、実感もわきますし、聞いているゲストたちの心にも響きますよ」とのこと。
確かに“ふたりらしさ”を出したいのであれば、挙式において最も重要な“誓い”の言葉にも力を入れたいですよね。皆さんなら、どんな誓いを立てますか？（清川 睦子／verb）
【取材協力】
岡村奈奈さん
フリーランスのウエディングプランナー。自宅などでの少人数婚から大規模なパーティまで、あらゆるウエディングプロデュース、カウンセリングに対応している。メディア出演多数。
岡村奈奈さん公式サイト http://www.nanea.jp/
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「結婚式の挙式スタイルや男性の身だしなみについて」
調査期間／2011/2/17〜2/21
有効回答数／203人（女性）
