ズボラとは?意味やズボラな人の特徴から脱却方法まで徹底解説!
Index
- #01 ズボラとは
- #02 ズボラな人の特徴
- #03 ズボラな人の心理&ズボラになる原因
- #04 ズボラ女子&男子に聞いた「ズボラあるある」
- #05 ズボラのメリット3選
- #06 ズボラのデメリット3選
- #07 ズボラを脱却したい時にやるべき5つのこと
- #08 脱ズボラを目指すならできることから始めよう
ズボラには「部屋が散らかりがち」など、だらしないイメージを持っている人も多いでしょう。心理カウンセラーの服部希美さん監修の下、言葉の意味やズボラな人の傾向、原因を解説します。また、「ズボラあるある」エピソードや、ズボラであることのメリット&デメリット、ズボラを脱却したいときにやるべきことも紹介します。
ズボラとは、「行動や言動がだらしのないさま」のことをいいます。
面倒だからとなかなか行動しなかったり、言動が適当で責任感がなかったりといった、態度に締まりがなく、だらしない人のことを「ズボラな人」と表現します。
ズボラな人にはどんな特徴があるのでしょうか。ズボラな人に多く見られる生活環境の特徴や行動の傾向を挙げてみました。
ズボラな人は多少部屋が散らかっていても気にしない傾向があります。
「洗濯した衣服を畳まずにそのままにしている」「食べ終わった食器をすぐに洗わずに放置している」「床に物が散乱している」などと、部屋が散らかっている人が多いかもしれません。
ズボラな人は約束をしたらしっぱなしで、時間の管理が得意ではありません。
「集合時間に遅刻する」「約束をすっかりと忘れてしまう」といったことも多いでしょう。
「いつかやらなきゃいけない」と思ってはいるけれど、「まだいいか」と先延ばししてしまうことがあります。
期限や締め切りのギリギリになって、追い詰められてから必死でやることがよくあるでしょう。
洋服がシワだらけだったり、首元が伸びたりしても、ズボラな人はあまり気にしません。
きちんとした場面の身なりはそれなりに整えるかもしれませんが、普段は適当でいいと考える人が多いです。
使ったら使いっぱなしで元に戻さないため、次に使いたくなったときに見つからず、困ってしまうことも多いです。
日常生活の中で、物を探している時間が多いのもズボラな人の傾向です。
ズボラになるのには何か原因があるのでしょうか。ズボラな人の心理やズボラになる原因を見ていきましょう。
要領がいい人は、肝心なところを見抜くことができるので、要所だけは押さえつつ、それ以外は手を抜くことができます。
すべてを頑張らなくても何とかなったり、さほど困ったりしなければ、「大事なこと以外はやらなくていい」という考えからズボラになることがあります。
家族や友人などの身近にズボラな人が多い場合、だらしない行動や言動が当たり前の状態です。
特に小さい頃からズボラな環境にいると、違和感に気付かなくなるでしょう。
「自分が良ければそれでいい」「自分のペースでやりたい」といったマイペースな人はズボラになりやすいです。
マイペースで無頓着なので、他人にどう思われようとあまり気にしないのです。
家の外では「しっかり者」である人は、きちんとしている自分を演じている可能性があります。
「自分の家の中ぐらいはストレスを抱えたくない」「もうこれ以上頑張りたくない」という思いから、家ではズボラになることもあります。
※データ出典:マクロミル
20〜30代の男女412人に「自分はズボラだと思うか?」と聞いたアンケートによると、「ズボラだと思う」人は65.3%、「ズボラだと思わない」人は34.7%。自分のことをズボラだと思っている人の方が多い結果となりました。
どんなところがズボラだと思うのでしょうか。「自分のズボラだと思うところや生活習慣を教えてください」と聞いたところ、次のような回答が寄せられました。
●物を元の場所に戻さない(21歳/男性)
●洗濯した物を畳まずに置いておく(31歳/男性)
●手の届く範囲に使うものを集約させる(39歳/女性)
●物を足の指で挟んで取ったり、ドアを足で閉める(26歳/女性)
●トレーに入った総菜を電子レンジで加熱してそのまま食べる(32歳/男性)
●ラーメンやうどんは鍋からそのまま食べる(30歳/女性)
●用事がないと一日中寝巻きで過ごしてしまう(30歳/女性)
●面倒という理由でメイクをほぼしない(33歳/女性)
●出かけなければ2、3日程度は風呂に入らなくても平気(37歳/男性)
●やろうやろうと思ったことを後回しにしてしまう(33歳/女性)
「物を元に戻さない」「洗濯物を畳まず置いておく」などの、部屋が散らかるズボラ行動は多いようです。また、総菜をトレーからそのまま食べたり、寝巻きで一日中過ごしたりといった行動も目立ちました。
人に見られない家の中だからこそ、ズボラになってしまう人は多いのかもしれません。
ズボラであることは決して悪いことではありません。ズボラにはどんなメリットがあるのでしょう。
「ズボラで良かったと思うこと」を聞いたアンケート結果から、回答数の多かったメリットをピックアップして解説します。
ズボラな人は、「こうあるべき」というルールや社会の目を気にしすぎない場合が多いので、ストレスが少ない傾向にあります。
「最低限やってあればいい」「このぐらいのことで死にはしない」という考え方なので、心に余裕があり安定しています。
自分に厳しい人は他人に対しても厳しくなりがちです。反対に、自分に甘い人は周囲の人も同じような目で見ることができます。
ズボラな人は自分がだらしないので、多少相手がだらしなくても気にしないはずです。
ズボラな人は、家事をやらなければいけなくなったときに一気にやるので、時短になるというメリットがあります。
散らかった状態が気にならなければ、毎日するよりためてから1回でやってしまう方が効率よいといえるでしょう。
反対に、「ズボラで困ったこと」にはどんな例が挙げられるのでしょうか。アンケート結果で多く集まった、ズボラのデメリットを見ていきましょう。
部屋が常に散らかっているので、いつまでたっても片付かないという悩みを抱えている人は多いです。
散らかった部屋を見せられないので、「人を部屋に呼べない」と困っている人もいます。
「楽だから」という理由でズボラな行動を続けていくと、どんどんだらしなくなっていきます。
最初は違和感を覚えたり、罪悪感に苛(さいな)まれたりしても、続けていくことで慣れてしまいます。「気が付いたら生活がだらしなくなっていた」ということはよくあるケースです。
「ズボラは嫌だ」「ズボラを直したい」と思っている人の中には、自分を責めてしまう人もいます。
また、きちんとした生活をしている人を見ると、「自分はなんてだらしないんだろう」と自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
最後に、ズボラを脱却したいときにやるといいことを挙げてみました。ズボラな状況を変えたいと思っている場合、どのようなことを心掛けたらよいのでしょうか。
「皿だけは洗って寝る」「帰ってきたら靴だけは揃える」など、1日に何か1つはやるようにしましょう。ポイントは、できるだけ簡単にできることから始めることです。そして続けることです。
最初から大きなことをやろうとすると挫折する可能性があるので、「こんな小さなことでもいいの?」と思うくらいの軽いことから始めましょう。
ズボラになってくると、カーテンを開けることすら面倒になり、一日中薄暗い部屋で過ごしてしまうことがあります。
朝起きたら、まずはカーテンを開けて太陽の光を部屋の中に入れるようにしましょう。それだけで気分が前向きになります。
調子が上がれば、掃除や後回しにしていたことなど、何かに手を付けたくなる可能性もあります。
ストレスからズボラになっている人は、ストレスを発散させる機会をつくりましょう。
ウオーキングをしたり、スポーツジムで筋トレをしたりと、体を動かすことがおすすめです。何かを始めたら、できれば習慣化できるよいでしょう。
約束をしたときや、やらなければならないことがあったときに、その場でメモを取る習慣をつけるのもおすすめです。
形として残るので忘れ防止になる上、ものを書くという行為は記憶にも残りやすいです。「後でメモを取ろう」とすると面倒になるので、その場ですることがポイントです。
ズボラであることにはメリットもあるので、すべてを改善する必要はありません。
自分がどうしても直したいことだけは押さえて、あとは「ズボラでOK」とハードルを下げてあげましょう。
最低限やることを決めて、「それだけは頑張る」と意識するだけで変わってくるはずです。
ズボラな人は心に余裕があったり、おおらかだったりといった良い面がたくさんあります。また、ほどよく隙があると恋愛面でもプラスになる可能性があります。
ただ、ズボラを脱却したいという気持ちがあるなら、「洗濯物だけは畳む」「時間だけは守る」といった、できることを少し意識してみましょう。大きなことをしようとせず、できる範囲内の小さなことからスタートすることが大切です。
取材・文/坂田圭永
【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変えるカウンセリング”をテーマに高い共感力で親身に添い、婚活や 30 代女性の恋愛をサポート。「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp
【データ出典】
ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/6/12〜2024/6/13
有効回答数:412人(男性206人、女性206人)
(インターネットによる20〜30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)
ズボラとは
ズボラとは、「行動や言動がだらしのないさま」のことをいいます。
面倒だからとなかなか行動しなかったり、言動が適当で責任感がなかったりといった、態度に締まりがなく、だらしない人のことを「ズボラな人」と表現します。
ズボラな人の特徴
ズボラな人にはどんな特徴があるのでしょうか。ズボラな人に多く見られる生活環境の特徴や行動の傾向を挙げてみました。
部屋が散らかっている
ズボラな人は多少部屋が散らかっていても気にしない傾向があります。
「洗濯した衣服を畳まずにそのままにしている」「食べ終わった食器をすぐに洗わずに放置している」「床に物が散乱している」などと、部屋が散らかっている人が多いかもしれません。
約束事が守れない
ズボラな人は約束をしたらしっぱなしで、時間の管理が得意ではありません。
「集合時間に遅刻する」「約束をすっかりと忘れてしまう」といったことも多いでしょう。
先延ばし癖がある
「いつかやらなきゃいけない」と思ってはいるけれど、「まだいいか」と先延ばししてしまうことがあります。
期限や締め切りのギリギリになって、追い詰められてから必死でやることがよくあるでしょう。
身なりに気を使わない
洋服がシワだらけだったり、首元が伸びたりしても、ズボラな人はあまり気にしません。
きちんとした場面の身なりはそれなりに整えるかもしれませんが、普段は適当でいいと考える人が多いです。
物を元に戻さない
使ったら使いっぱなしで元に戻さないため、次に使いたくなったときに見つからず、困ってしまうことも多いです。
日常生活の中で、物を探している時間が多いのもズボラな人の傾向です。
ズボラな人の心理&ズボラになる原因
ズボラになるのには何か原因があるのでしょうか。ズボラな人の心理やズボラになる原因を見ていきましょう。
要領がいい
要領がいい人は、肝心なところを見抜くことができるので、要所だけは押さえつつ、それ以外は手を抜くことができます。
すべてを頑張らなくても何とかなったり、さほど困ったりしなければ、「大事なこと以外はやらなくていい」という考えからズボラになることがあります。
その環境に慣れている
家族や友人などの身近にズボラな人が多い場合、だらしない行動や言動が当たり前の状態です。
特に小さい頃からズボラな環境にいると、違和感に気付かなくなるでしょう。
マイペースである
「自分が良ければそれでいい」「自分のペースでやりたい」といったマイペースな人はズボラになりやすいです。
マイペースで無頓着なので、他人にどう思われようとあまり気にしないのです。
家の外では気を張っている
家の外では「しっかり者」である人は、きちんとしている自分を演じている可能性があります。
「自分の家の中ぐらいはストレスを抱えたくない」「もうこれ以上頑張りたくない」という思いから、家ではズボラになることもあります。
ズボラ女子&男子に聞いた「ズボラあるある」
Q.自分はズボラだと思いますか?
※データ出典:マクロミル
20〜30代の男女412人に「自分はズボラだと思うか?」と聞いたアンケートによると、「ズボラだと思う」人は65.3%、「ズボラだと思わない」人は34.7%。自分のことをズボラだと思っている人の方が多い結果となりました。
どんなところがズボラだと思うのでしょうか。「自分のズボラだと思うところや生活習慣を教えてください」と聞いたところ、次のような回答が寄せられました。
●物を元の場所に戻さない(21歳/男性)
●洗濯した物を畳まずに置いておく(31歳/男性)
●手の届く範囲に使うものを集約させる(39歳/女性)
●物を足の指で挟んで取ったり、ドアを足で閉める(26歳/女性)
●トレーに入った総菜を電子レンジで加熱してそのまま食べる(32歳/男性)
●ラーメンやうどんは鍋からそのまま食べる(30歳/女性)
●用事がないと一日中寝巻きで過ごしてしまう(30歳/女性)
●面倒という理由でメイクをほぼしない(33歳/女性)
●出かけなければ2、3日程度は風呂に入らなくても平気(37歳/男性)
●やろうやろうと思ったことを後回しにしてしまう(33歳/女性)
「物を元に戻さない」「洗濯物を畳まず置いておく」などの、部屋が散らかるズボラ行動は多いようです。また、総菜をトレーからそのまま食べたり、寝巻きで一日中過ごしたりといった行動も目立ちました。
人に見られない家の中だからこそ、ズボラになってしまう人は多いのかもしれません。
ズボラのメリット3選
ズボラであることは決して悪いことではありません。ズボラにはどんなメリットがあるのでしょう。
「ズボラで良かったと思うこと」を聞いたアンケート結果から、回答数の多かったメリットをピックアップして解説します。
ストレスが少ない
ズボラな人は、「こうあるべき」というルールや社会の目を気にしすぎない場合が多いので、ストレスが少ない傾向にあります。
「最低限やってあればいい」「このぐらいのことで死にはしない」という考え方なので、心に余裕があり安定しています。
人に対しておおらかになれる
自分に厳しい人は他人に対しても厳しくなりがちです。反対に、自分に甘い人は周囲の人も同じような目で見ることができます。
ズボラな人は自分がだらしないので、多少相手がだらしなくても気にしないはずです。
家事が時短になる
ズボラな人は、家事をやらなければいけなくなったときに一気にやるので、時短になるというメリットがあります。
散らかった状態が気にならなければ、毎日するよりためてから1回でやってしまう方が効率よいといえるでしょう。
ズボラのデメリット3選
反対に、「ズボラで困ったこと」にはどんな例が挙げられるのでしょうか。アンケート結果で多く集まった、ズボラのデメリットを見ていきましょう。
部屋が片付かない
部屋が常に散らかっているので、いつまでたっても片付かないという悩みを抱えている人は多いです。
散らかった部屋を見せられないので、「人を部屋に呼べない」と困っている人もいます。
生活がだらしなくなる
「楽だから」という理由でズボラな行動を続けていくと、どんどんだらしなくなっていきます。
最初は違和感を覚えたり、罪悪感に苛(さいな)まれたりしても、続けていくことで慣れてしまいます。「気が付いたら生活がだらしなくなっていた」ということはよくあるケースです。
自分のことが嫌いになる
「ズボラは嫌だ」「ズボラを直したい」と思っている人の中には、自分を責めてしまう人もいます。
また、きちんとした生活をしている人を見ると、「自分はなんてだらしないんだろう」と自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
ズボラを脱却したい時にやるべき5つのこと
最後に、ズボラを脱却したいときにやるといいことを挙げてみました。ズボラな状況を変えたいと思っている場合、どのようなことを心掛けたらよいのでしょうか。
「何か1つはやる」と決める
「皿だけは洗って寝る」「帰ってきたら靴だけは揃える」など、1日に何か1つはやるようにしましょう。ポイントは、できるだけ簡単にできることから始めることです。そして続けることです。
最初から大きなことをやろうとすると挫折する可能性があるので、「こんな小さなことでもいいの?」と思うくらいの軽いことから始めましょう。
カーテンを開ける
ズボラになってくると、カーテンを開けることすら面倒になり、一日中薄暗い部屋で過ごしてしまうことがあります。
朝起きたら、まずはカーテンを開けて太陽の光を部屋の中に入れるようにしましょう。それだけで気分が前向きになります。
調子が上がれば、掃除や後回しにしていたことなど、何かに手を付けたくなる可能性もあります。
ストレスを発散する
ストレスからズボラになっている人は、ストレスを発散させる機会をつくりましょう。
ウオーキングをしたり、スポーツジムで筋トレをしたりと、体を動かすことがおすすめです。何かを始めたら、できれば習慣化できるよいでしょう。
メモする習慣をつける
約束をしたときや、やらなければならないことがあったときに、その場でメモを取る習慣をつけるのもおすすめです。
形として残るので忘れ防止になる上、ものを書くという行為は記憶にも残りやすいです。「後でメモを取ろう」とすると面倒になるので、その場ですることがポイントです。
ハードルを低くする
ズボラであることにはメリットもあるので、すべてを改善する必要はありません。
自分がどうしても直したいことだけは押さえて、あとは「ズボラでOK」とハードルを下げてあげましょう。
最低限やることを決めて、「それだけは頑張る」と意識するだけで変わってくるはずです。
脱ズボラを目指すならできることから始めよう
ズボラな人は心に余裕があったり、おおらかだったりといった良い面がたくさんあります。また、ほどよく隙があると恋愛面でもプラスになる可能性があります。
ただ、ズボラを脱却したいという気持ちがあるなら、「洗濯物だけは畳む」「時間だけは守る」といった、できることを少し意識してみましょう。大きなことをしようとせず、できる範囲内の小さなことからスタートすることが大切です。
取材・文/坂田圭永
【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変えるカウンセリング”をテーマに高い共感力で親身に添い、婚活や 30 代女性の恋愛をサポート。「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp
【データ出典】
ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/6/12〜2024/6/13
有効回答数:412人(男性206人、女性206人)
(インターネットによる20〜30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)