恋愛に使える!?“つり橋効果”
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「つり橋効果」ってご存じですか? 不安や恐怖を強く感じている時に出会った人に対し、恋愛感情を持ちやすくなるという効果のこと。1974年にカナダの心理学者が実際につり橋を使って実験し、効果があることを実証したのだとか。
現実に、そのような効果を体験した人はいるのでしょうか? 20〜30代の女性に「つり橋効果で恋愛感情が芽生えたことはある?」と聞いてみたところ、4.5%と少数ながら「ある」と回答。具体的なシチュエーションも教えてくれました!
●「男友達のバイクの後ろに乗った時、気になる存在になった」(38歳)
●「仕事で慌てている時にサポートしてくれた」(32歳)
●「知らない人ばかりの飲み会で親切に声を掛けてくれた」(30歳)
●「国家試験の時間ギリギリに会場の部屋がわからなくて迷っていたら、男性がこっちですよと言って走って一緒に部屋まで行ってくれた時にかっこいいなと思った」(25歳)
●「車から降りた時に、私は気付いていなかったが後続車が走ってきていて、危ないと手を引っ張って歩道側にかばってくれた会社の後輩男子に少しだけ感じた」(39歳)
いろいろなシチュエーションが挙がりましたが、そもそも「つり橋効果」は恋愛に効果があるのでしょうか? 心理学博士の伊東 明先生に解説いただきました!
「人は恐怖感を覚えると、親和欲求が高まるので、そばにいる人に近づきたくなります。そして、恐怖でドキドキしている感覚を、『相手に魅力を感じているからドキドキしているんだ』と勘違いすることがあるものです。一般的に恋愛は、ドキドキを感じたことによる生理的覚醒から始まりやすいもの。例えば、つり橋効果を活用して意中の男性をドキドキさせて生理的に覚醒させれば、恋愛関係に発展させられる可能性は十分にあります」
なるほど! 意中の男性がいた場合、「つり橋効果を感じさせるシチュエーション」に連れ出せば、恋人同士になれる可能性があるのですね! では具体的には、どのような方法を取ればいいのでしょう?
「手っ取り早いのは『つり橋に連れて行く』ですが、ビルの高層階にも同じような効果があります。例えばホテルの高層レストランや、高層ビルの展望台などに誘うのがお勧めです。また、“暗闇”にも人は不安を覚えるので、夜景を一緒に見に行くのも◎。遊園地によくある暗闇を走る絶叫系マシンに乗るのは、暗闇でのドキドキ、絶叫系マシンによるドキドキの両方が味わえるので、より効果が期待できます」
なお伊東先生によると、「ドキドキによる生理的覚醒の後、ほっとさせるシチュエーションが加われば、両者のコントラストが効いてより効果的」とのこと。「例えば、絶叫系マシンでドキドキを味わった後、カフェに移動してまったりするなどでもOK」とか。
「アンケートの回答にあった“つり橋効果で恋が芽生えたシチュエーション”の多くは、この“ドキドキ”と“ほっとする”の組み合わせですね。『仕事で慌ててドキドキしている時に、サポートしてくれてほっとした』『知らない人ばかりの飲み会で不安でドキドキしている時に、親切に話し掛けてくれてほっとした』など。つり橋効果を感じさせ、より効果を増幅させるシチュエーションは、日常にたくさん転がっているのです」
そして、「恋愛関係に発展した後も、定期的につり橋効果で彼をドキドキさせると長続きする」と伊東先生。「決して大それたことをするわけではなく、例えばいつもは家でまったりデートならば、たまには遊園地や夜景観賞などに出掛けてみる……など。定期的に“非日常のデート”を盛り込めば、付き合い始めのドキドキがよみがえりますよ」とのこと。
意外にも、気軽に試すことができそうな「つり橋効果」。気になる男性がいるならば、試してみる価値は大!ですね♪(山崎 はるな)
【取材協力】
伊東 明さん
(株)東京心理コンサルティング代表。ビジネス心理学および男性・女性心理学を専門とし、企業研修やコンサルティング、メディア出演や雑誌連載などで幅広く活躍中。『男は3語であやつれる』(PHP研究所)、『恋愛依存症』(実業之日本社)など、70冊以上の著作がある。
【データ出典】
ご自身に関するアンケート 2018/2/21〜2/23実施
有効回答数:310人
(インターネットによる20〜30代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)
現実に、そのような効果を体験した人はいるのでしょうか? 20〜30代の女性に「つり橋効果で恋愛感情が芽生えたことはある?」と聞いてみたところ、4.5%と少数ながら「ある」と回答。具体的なシチュエーションも教えてくれました!
●「男友達のバイクの後ろに乗った時、気になる存在になった」(38歳)
●「仕事で慌てている時にサポートしてくれた」(32歳)
●「知らない人ばかりの飲み会で親切に声を掛けてくれた」(30歳)
●「国家試験の時間ギリギリに会場の部屋がわからなくて迷っていたら、男性がこっちですよと言って走って一緒に部屋まで行ってくれた時にかっこいいなと思った」(25歳)
●「車から降りた時に、私は気付いていなかったが後続車が走ってきていて、危ないと手を引っ張って歩道側にかばってくれた会社の後輩男子に少しだけ感じた」(39歳)
いろいろなシチュエーションが挙がりましたが、そもそも「つり橋効果」は恋愛に効果があるのでしょうか? 心理学博士の伊東 明先生に解説いただきました!
ドキドキする体験を共有すると、勘違いで恋愛感情が生まれやすい
「人は恐怖感を覚えると、親和欲求が高まるので、そばにいる人に近づきたくなります。そして、恐怖でドキドキしている感覚を、『相手に魅力を感じているからドキドキしているんだ』と勘違いすることがあるものです。一般的に恋愛は、ドキドキを感じたことによる生理的覚醒から始まりやすいもの。例えば、つり橋効果を活用して意中の男性をドキドキさせて生理的に覚醒させれば、恋愛関係に発展させられる可能性は十分にあります」
なるほど! 意中の男性がいた場合、「つり橋効果を感じさせるシチュエーション」に連れ出せば、恋人同士になれる可能性があるのですね! では具体的には、どのような方法を取ればいいのでしょう?
「手っ取り早いのは『つり橋に連れて行く』ですが、ビルの高層階にも同じような効果があります。例えばホテルの高層レストランや、高層ビルの展望台などに誘うのがお勧めです。また、“暗闇”にも人は不安を覚えるので、夜景を一緒に見に行くのも◎。遊園地によくある暗闇を走る絶叫系マシンに乗るのは、暗闇でのドキドキ、絶叫系マシンによるドキドキの両方が味わえるので、より効果が期待できます」
ドキドキ+ほっとさせることで、効果はさらに増幅する!
なお伊東先生によると、「ドキドキによる生理的覚醒の後、ほっとさせるシチュエーションが加われば、両者のコントラストが効いてより効果的」とのこと。「例えば、絶叫系マシンでドキドキを味わった後、カフェに移動してまったりするなどでもOK」とか。
「アンケートの回答にあった“つり橋効果で恋が芽生えたシチュエーション”の多くは、この“ドキドキ”と“ほっとする”の組み合わせですね。『仕事で慌ててドキドキしている時に、サポートしてくれてほっとした』『知らない人ばかりの飲み会で不安でドキドキしている時に、親切に話し掛けてくれてほっとした』など。つり橋効果を感じさせ、より効果を増幅させるシチュエーションは、日常にたくさん転がっているのです」
そして、「恋愛関係に発展した後も、定期的につり橋効果で彼をドキドキさせると長続きする」と伊東先生。「決して大それたことをするわけではなく、例えばいつもは家でまったりデートならば、たまには遊園地や夜景観賞などに出掛けてみる……など。定期的に“非日常のデート”を盛り込めば、付き合い始めのドキドキがよみがえりますよ」とのこと。
意外にも、気軽に試すことができそうな「つり橋効果」。気になる男性がいるならば、試してみる価値は大!ですね♪(山崎 はるな)
【取材協力】
伊東 明さん
(株)東京心理コンサルティング代表。ビジネス心理学および男性・女性心理学を専門とし、企業研修やコンサルティング、メディア出演や雑誌連載などで幅広く活躍中。『男は3語であやつれる』(PHP研究所)、『恋愛依存症』(実業之日本社)など、70冊以上の著作がある。
【データ出典】
ご自身に関するアンケート 2018/2/21〜2/23実施
有効回答数:310人
(インターネットによる20〜30代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)