時代遅れの“古くさメイク”ってどんなの?
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「メイクが数年前から変わってない」とか、「若いときと同じメイクのまま」って人、いませんか?そんな人は要注意。もしかしたら、時代遅れの“古くさメイク”かも!?
私も大丈夫かなってちょっと不安ですが…。“古くさメイク”のポイントを、メイクアップアーティストの片桐愛未さんにお聞きしました!まずは、“古くさメイク”のポイントから。
<ベース>
「今のトレンドが素肌に近い肌なので、ベタッとした厚塗りのベースだと古くさい印象に。シミやシワといったコンプレックスを隠そうとして、厚くなってしまうのかもしれませんが、一気に時代遅れの顔になってしまいます。また、顔には凹凸があるのに、ベースが均一でメリハリがないのも、古くさく見えてしまう原因の一つです」
<眉>
「細くて高低差がある眉は“古くさメイク”。今は、ある程度の太さがあるナチュラルな眉がトレンドなので、線で描いたような細い眉や、まるで山のような高低差のある眉だと、懐かしい感じになってしまいます」
<アイメイク>
「3〜4年前の韓流ブームから、目の周りをきっちり囲ってしまう“囲みアイライン”がはやりましたが、既に古いです。今は、柔らかい印象の目元が主流なので、過剰なエクステやつけまつげ、玉になるほどのマスカラも“古くさメイク”となります」
<チーク>
「顔の血色を高めるような入れ方が今のトレンド。“入れました”というような濃い入れ方や、“おてもやん”みたいに丸いチークはNG。他のパーツのメイクが今風にうまくできていても、チークが台無しだと一気に“古くさメイク”に」
<リップ>
「2〜3年前まではトロッとした口元を演出するグロスがはやっていましたが、今はツヤやにじみ感を重要とするので、“グロス命”だと“古くさメイク”になってしまいます」
お〜!今のところ、私はセーフ(嬉)。“古くさメイク”のポイントはわかりました。では、古くさくならないコツはありますか?
「ベースは素肌に見えるような質感が大切なので、薄い膜をかぶせるように少量のファンデーションを2〜3回に分けて重ねていきましょう。眉は、普段使っているアイブロウに自分のヘアカラーと同じ色を乗せると、グッとトレンド感が増します。アイライナーは、必ず抜け感を出しましょう。ペンシルでまつげとまつげの間を埋めるような感じで描き、下まぶたのアイラインは目頭から三分の一くらいあけることで抜け感が出て柔らかい印象になります。チークは、血色をつくるような入れ方がトレンドなので、広めに入れること。リップは指でぼかすようにつけるとより今年っぽくなります」
また、片桐さんからこんなアドバイスも。
「“古くさメイク”をしている人は、結構自分のことしか見ていない人が多いと思います。雑誌を買ってとまでは言いませんが、芸能人や街ですれ違う人など、世の中の動きを見ることは大事です。あとは、自分の立ち位置を確認すること。年齢によって、仕事で役職がついたり、母親になったりと、自分の置かれている環境が変わってきます。上司になったら品良く落ち着いたメイクに、母親になったら好印象で派手過ぎないメイクにといったような、そのときの立場を客観的に見てメイクしましょう。また、メイクは『今日は顔色が悪いな』とか『クマが出てる』といった自分と向き合う時間です。日々忙しい中、メイクが作業のようになってしまうのも仕方ないですが、自分と対話をする時間と考えれば、“古くさメイク”をすることもなくなると思いますよ」
“メイクは自分と向き合う時間”という言葉、グッと胸に刺さりました。早速明日から自分の顔と対話しながらメイクをしてみようと思います♪(坂田 圭永)
【取材協力】
片桐 愛未さん
「ラムズビューティ」代表。メイクアップアーティスト&ビューティディレクター。美容室勤務を経て、フリーのヘアメイクアップアーティストに。1980年後半に渡英し、ヘアメイクとファッションを学ぶ。帰国後、フリーランスで活動、大手化粧品会社勤務を経て、現在はメイクアップサロンと写真のスタジオ「スタジオラムズ」を展開。自分のことが好きになるメイクアップセミナー開催中。
私も大丈夫かなってちょっと不安ですが…。“古くさメイク”のポイントを、メイクアップアーティストの片桐愛未さんにお聞きしました!まずは、“古くさメイク”のポイントから。
全体的に厚塗り、やり過ぎは“古くさメイク”に
<ベース>
「今のトレンドが素肌に近い肌なので、ベタッとした厚塗りのベースだと古くさい印象に。シミやシワといったコンプレックスを隠そうとして、厚くなってしまうのかもしれませんが、一気に時代遅れの顔になってしまいます。また、顔には凹凸があるのに、ベースが均一でメリハリがないのも、古くさく見えてしまう原因の一つです」
<眉>
「細くて高低差がある眉は“古くさメイク”。今は、ある程度の太さがあるナチュラルな眉がトレンドなので、線で描いたような細い眉や、まるで山のような高低差のある眉だと、懐かしい感じになってしまいます」
<アイメイク>
「3〜4年前の韓流ブームから、目の周りをきっちり囲ってしまう“囲みアイライン”がはやりましたが、既に古いです。今は、柔らかい印象の目元が主流なので、過剰なエクステやつけまつげ、玉になるほどのマスカラも“古くさメイク”となります」
<チーク>
「顔の血色を高めるような入れ方が今のトレンド。“入れました”というような濃い入れ方や、“おてもやん”みたいに丸いチークはNG。他のパーツのメイクが今風にうまくできていても、チークが台無しだと一気に“古くさメイク”に」
<リップ>
「2〜3年前まではトロッとした口元を演出するグロスがはやっていましたが、今はツヤやにじみ感を重要とするので、“グロス命”だと“古くさメイク”になってしまいます」
トレンドは“質感を生かしたナチュラルメイク”
お〜!今のところ、私はセーフ(嬉)。“古くさメイク”のポイントはわかりました。では、古くさくならないコツはありますか?
「ベースは素肌に見えるような質感が大切なので、薄い膜をかぶせるように少量のファンデーションを2〜3回に分けて重ねていきましょう。眉は、普段使っているアイブロウに自分のヘアカラーと同じ色を乗せると、グッとトレンド感が増します。アイライナーは、必ず抜け感を出しましょう。ペンシルでまつげとまつげの間を埋めるような感じで描き、下まぶたのアイラインは目頭から三分の一くらいあけることで抜け感が出て柔らかい印象になります。チークは、血色をつくるような入れ方がトレンドなので、広めに入れること。リップは指でぼかすようにつけるとより今年っぽくなります」
また、片桐さんからこんなアドバイスも。
「“古くさメイク”をしている人は、結構自分のことしか見ていない人が多いと思います。雑誌を買ってとまでは言いませんが、芸能人や街ですれ違う人など、世の中の動きを見ることは大事です。あとは、自分の立ち位置を確認すること。年齢によって、仕事で役職がついたり、母親になったりと、自分の置かれている環境が変わってきます。上司になったら品良く落ち着いたメイクに、母親になったら好印象で派手過ぎないメイクにといったような、そのときの立場を客観的に見てメイクしましょう。また、メイクは『今日は顔色が悪いな』とか『クマが出てる』といった自分と向き合う時間です。日々忙しい中、メイクが作業のようになってしまうのも仕方ないですが、自分と対話をする時間と考えれば、“古くさメイク”をすることもなくなると思いますよ」
“メイクは自分と向き合う時間”という言葉、グッと胸に刺さりました。早速明日から自分の顔と対話しながらメイクをしてみようと思います♪(坂田 圭永)
【取材協力】
片桐 愛未さん
「ラムズビューティ」代表。メイクアップアーティスト&ビューティディレクター。美容室勤務を経て、フリーのヘアメイクアップアーティストに。1980年後半に渡英し、ヘアメイクとファッションを学ぶ。帰国後、フリーランスで活動、大手化粧品会社勤務を経て、現在はメイクアップサロンと写真のスタジオ「スタジオラムズ」を展開。自分のことが好きになるメイクアップセミナー開催中。