20代も注意!女性ホルモンが減るとどうなる?
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女性の美しさと健康をつかさどるといわれている「女性ホルモン」。年と共に減少していくという話を聞くけれど、最近では若くてもホルモン分泌が低下している人がいるのだそう。なんとなく体調が悪かったり、化粧のノリが悪いと思っている人は、もしかしたら女性ホルモンが減っているのかも!?
今回は、女性ホルモン美容研究家の申弘美さんにお話を伺いました。
女性ホルモンとは、脳からの指令で卵巣から分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類のホルモンのこと。美容や妊娠・出産など、女性が女性らしくあるために欠かせないものです。
この女性ホルモンの分泌は、10代の思春期から増え始め、20代後半から30歳でピークを迎え、それ以降は少しずつ低下していき、40代後半で激減します。しかし、その分泌量は、一生のうちにティースプーン1杯分くらいしかないといわれているんです!
ティースプーン1杯分という少ない量だとは驚きですね。でも、それも心身共に健康な女性の場合で、毎日きちんと体内で生成されている場合の話。
最近では、若くても女性ホルモンの分泌が低下している人は確かにいるのだそう。では、どうして低下してしまうのでしょうか?
女性ホルモンの分泌が低下する一番大きな原因として挙げられるのは、何といってもストレス。現代の若者たちは、人間関係やオーバーワークなどで多くのストレスを抱えています。
ストレスは自律神経の調整を乱し、月経不順や無月経などの婦人科のトラブルや自律神経失調症、うつ病などの心のトラブルを引き起こします。
さらには、エストロゲンは脳の保護にも大きく関係していて、エストロゲンの分泌が低下すれば脳の働きも低下してしまうので、物忘れがひどくなるなんてことも。
また、不規則な生活や睡眠不足、過度なダイエット、運動不足、冷えなども女性ホルモンの分泌が低下する原因になってしまうそう。
なるほど。女性ホルモンは美容だけでなく、心や体の健康にも大きく影響するんですね。
女性ホルモンは、コラーゲンを増やして弾力を維持したり、水分を保つなど、肌の若々しさを守るような働きがあります。女性ホルモンの分泌が低下すると、肌の水分量が減り、たるみやシワ、乾燥などのトラブルを引き起こすことも。
これは髪にもいえることで、髪の乾燥や抜け毛は、女性ホルモンの減少の影響が考えられます。いつまでも肌や髪の毛をキレイに保つためにも、女性ホルモンの減少はなるべく防ぎたいところ!
女性ホルモンの分泌の低下をさせない対策としては、原因となるものを改善することがベスト!難しいかもしれませんが、楽しみを見つけたりして、まずはストレスをためないこと。そして、よく寝て、適度な運動をし、規則正しい生活をするようにしましょう。
また、冷えもホルモンバランスが乱れる原因に。夏でも暑いからといって、冷房にあたり過ぎたり、冷たいものを大量に飲んでしまわないように注意!季節を問わず、体を冷やさないように気を付けましょう。
女性ホルモンと似た働きを持つイソフラボンを多く含む豆腐や納豆、豆乳をはじめ、美しい肌や髪の原料にもなるタンパク質、美肌効果も高いビタミンCを積極的に取るのもおすすめです。
女性ホルモンの重要さを理解して、一度自分の体や生活スタイルときちんと向き合ってみるのも、女性としてキレイでいるためには大切なこと。まずは、小さなことからでもいいので、日々の生活改善から始めるのもおすすめですよ!
取材・文/坂田圭永&yko333
【取材協力】
申 弘美さん
株式会社シンリー・ジャパン代表取締役社長。外資系、大手企業でマーケティングディレクターとして24年間勤務。金融から通販、高級消費財まで多くのマーケティング業務に携わる。2009年より化粧品の開発に取り組み、女性ホルモンと肌の関係に着目したエイジングケア基礎化粧品「シンリーボーテ」を完成。現在、女性ホルモン美容研究家として、スキンケア情報サイト「スキンケア大学」でコラムを執筆中。
申 弘美さんオフィシャルブログ http://shinlybeaute.com/hello/
今回は、女性ホルモン美容研究家の申弘美さんにお話を伺いました。
そもそも女性ホルモンって何?
女性ホルモンとは、脳からの指令で卵巣から分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類のホルモンのこと。美容や妊娠・出産など、女性が女性らしくあるために欠かせないものです。
この女性ホルモンの分泌は、10代の思春期から増え始め、20代後半から30歳でピークを迎え、それ以降は少しずつ低下していき、40代後半で激減します。しかし、その分泌量は、一生のうちにティースプーン1杯分くらいしかないといわれているんです!
若くても女性ホルモンの分泌が低下している人がいるってホント?
ティースプーン1杯分という少ない量だとは驚きですね。でも、それも心身共に健康な女性の場合で、毎日きちんと体内で生成されている場合の話。
最近では、若くても女性ホルモンの分泌が低下している人は確かにいるのだそう。では、どうして低下してしまうのでしょうか?
女性ホルモンの分泌が低下する一番の原因はストレス!
女性ホルモンの分泌が低下する一番大きな原因として挙げられるのは、何といってもストレス。現代の若者たちは、人間関係やオーバーワークなどで多くのストレスを抱えています。
ストレスは自律神経の調整を乱し、月経不順や無月経などの婦人科のトラブルや自律神経失調症、うつ病などの心のトラブルを引き起こします。
さらには、エストロゲンは脳の保護にも大きく関係していて、エストロゲンの分泌が低下すれば脳の働きも低下してしまうので、物忘れがひどくなるなんてことも。
また、不規則な生活や睡眠不足、過度なダイエット、運動不足、冷えなども女性ホルモンの分泌が低下する原因になってしまうそう。
なるほど。女性ホルモンは美容だけでなく、心や体の健康にも大きく影響するんですね。
女性ホルモンの分泌が低下するとどうなるの?
女性ホルモンは、コラーゲンを増やして弾力を維持したり、水分を保つなど、肌の若々しさを守るような働きがあります。女性ホルモンの分泌が低下すると、肌の水分量が減り、たるみやシワ、乾燥などのトラブルを引き起こすことも。
これは髪にもいえることで、髪の乾燥や抜け毛は、女性ホルモンの減少の影響が考えられます。いつまでも肌や髪の毛をキレイに保つためにも、女性ホルモンの減少はなるべく防ぎたいところ!
女性ホルモンの分泌低下を防ぐためにできること
ストレスをためない!
女性ホルモンの分泌の低下をさせない対策としては、原因となるものを改善することがベスト!難しいかもしれませんが、楽しみを見つけたりして、まずはストレスをためないこと。そして、よく寝て、適度な運動をし、規則正しい生活をするようにしましょう。
体を冷やさない!
また、冷えもホルモンバランスが乱れる原因に。夏でも暑いからといって、冷房にあたり過ぎたり、冷たいものを大量に飲んでしまわないように注意!季節を問わず、体を冷やさないように気を付けましょう。
イソフラボンやビタミンCを積極的に取る
女性ホルモンと似た働きを持つイソフラボンを多く含む豆腐や納豆、豆乳をはじめ、美しい肌や髪の原料にもなるタンパク質、美肌効果も高いビタミンCを積極的に取るのもおすすめです。
いつまでもキレイな自分でいるために
女性ホルモンの重要さを理解して、一度自分の体や生活スタイルときちんと向き合ってみるのも、女性としてキレイでいるためには大切なこと。まずは、小さなことからでもいいので、日々の生活改善から始めるのもおすすめですよ!
取材・文/坂田圭永&yko333
【取材協力】
申 弘美さん
株式会社シンリー・ジャパン代表取締役社長。外資系、大手企業でマーケティングディレクターとして24年間勤務。金融から通販、高級消費財まで多くのマーケティング業務に携わる。2009年より化粧品の開発に取り組み、女性ホルモンと肌の関係に着目したエイジングケア基礎化粧品「シンリーボーテ」を完成。現在、女性ホルモン美容研究家として、スキンケア情報サイト「スキンケア大学」でコラムを執筆中。
申 弘美さんオフィシャルブログ http://shinlybeaute.com/hello/