きれいにしてる!と思ってたけど…

女子の部屋の汚さレベル、男子が許せるのは?

先日見た、「男性のお笑いタレントさんが女性タレントさんのお部屋を訪ね、部屋の汚れ具合やおもてなしスキルをチェックする」というバラエティー番組。男性タレントさんは、ボディソープの口から液が垂れて固まっていたり、シャンプーボトルの底がちょっとぬるぬるしている点などを指摘していましたが、洋服などは「カテゴリーごとにきれいに畳んで並べてあれば、部屋の中に積まれていても良し」としていました。

それを見て、「ソープの液垂れぐらい許してくれよ!それより洋服はタンスにしまった方がよくない?」などと思ってしまった私です…。男性と女性って、気にするポイントが違うのですかね?

ということは、私としては「片付いてる!」と判断して男子を部屋に招き入れても、「汚れているな」と思われてしまう可能性があるってこと?きゃーコワイ!

というわけで、20〜30代の男性に、「女性の部屋の汚さレベルで許せると思うものは?」と聞いてみたところ、「許せる」上位は以下の通りでした!

女性の部屋の汚さレベルで許せるものランキング



1位:窓や扉の桟にホコリがたまっている(59%)
2位:本や雑貨が雑然と積み上げられている(56%)
3位:床に髪の毛が数本落ちていたり、ホコリの存在が見て取れる(53%)
4位:カーテンが日で焼けてしまっている(35%)
5位:ベッドメーキングができておらず、シーツや布団がグチャグチャ(31%)

18項目の中から複数回答で選んでもらったのですが、全体的に「許せる」と回答したパーセンテージが低い…。「汚いなんて許せない!」ということでしょうか?男性心理に詳しいマリッジカウンセラーの久野浩司さん、この男子の厳しい声をどう思いますか!?

男性は、本能的に女性を神聖化していて『きれいでいてほしい』願望が強い!



「イマドキの若い男性は、きれい好きが多いのが特徴。自分の生活やスタイルを大切にして、居心地のいい空間作りに力を注ぐ人が増えている印象です。だからこそ、女性の部屋を見る目も、厳しくなっているのかも。そもそも男性は、本能的に女性を神聖化していて、『きれいでいてほしい』という願望を強く持っているので、女性の部屋が自分の部屋より乱雑だと『女性なのに…』と引いてしまう恐れがあります」

なるほど…確かに私の周りにも、インテリアにこだわる男子や、掃除グッズにやたら詳しい男子がいます(笑)。とはいえ、女性は男性に比べて洋服など持ち物が多いから、一人暮らしの狭い部屋にはどうしてもモノがあふれてしまいがち。それに、疲れているときや仕事が忙しいときには、お掃除をサボりたくなることだってあります。最低限、どれぐらいのきれいさを保っていれば、男子の許容範囲に入るのでしょうか?

人を招き入れるときは、最低限の掃除はするべき!



「男女に限らず人を招き入れるのですから、相手に気持ち良く過ごしてもらうために、床を掃除して髪の毛やホコリを取るなど、部屋全体の最低限の掃除はするべき。また、部屋に入ってすぐ目に入るところは、特にきれいにしておいた方がいいでしょう。一人暮らしのワンルームであれば、玄関やキッチンなどがそれに当たります。初めに受ける印象は、その後もずっと残りますから、入ってすぐ目に入るところが汚いと『この子はガサツなタイプなのかな。お嫁さん候補にするのはちょっと…』と判断されてしまう恐れがあります。また、水回りは女性の象徴。シンクに洗い物や生ごみがたまっている状態は、男性をガッカリさせてしまいます」

なお、久野さんによると、「女性の部屋は洋服やバッグなどモノが多いですが、収納グッズなどを使ってうまく収納されていると、『いいお嫁さんになりそうだな』と逆に好印象を与えますよ」とのこと。なるほど、冒頭で紹介した男性タレントさんも“収納力”を評価していたのか!

ということは、見方を変えれば男子に「いい彼女、いいお嫁さんになれるよ!」というアピールの機会になるかもしれませんね!よしっ、まずは玄関の掃除から始めます〜!(山崎 はるな)


【取材協力】
久野浩司さん
わずか1カ月で運命のパートナーと出会う女性続出の「恋愛ライフデザインセミナー」主催。NPO法人「日本ライフデザインカウンセラー協会」公認マリッジカウンセラー。恋愛や結婚に関する著書に『縁結び〜恋愛宝地図』、『二人ならもっと幸せ』(ともにポプラ社)、『上質恋愛〜大人の恋の選び方〜』(グラフ社)がある。


【データ出典】
恋愛と女性に関する意識調査 2013/12/9〜12/10実施
(インターネットによる20〜30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)