物件がありすぎて、目移りしちゃう

ラブラブな新婚生活♪新居選びのポイントは?

この春、結婚と同時に新築一軒家を購入した友人Y子。先日遊びに行ったら「ふたりで住むには広すぎて、彼が帰ってくるまで怖いんだよねぇ」とポツリ。なんだかうらやましい悩みにも聞こえるけど、確かに一軒家にふたりきりで住むのはちょっと広いかも(苦笑)。でも、“新婚で一軒家”なんて誰もがうらやむ理想の新居なのでは!?そこで、20〜30代の既婚または婚約中の女性にアンケートを実施。結婚後の新居について聞いてみました!

まず、理想の住居形態について聞いてみたところ、最も多かったのは「一戸建てを購入」で40%。次いで「アパートかマンションを賃貸」が38%という結果になりました。「一戸建てを購入」が最も多かったのは予想通りだけど、「アパートかマンションを賃貸」と僅差という結果になったのはちょっぴり意外…。それぞれに理由も聞いてみると、

<一戸建てを購入>
●「賃貸で払っていくのはもったいないし、マイホームを持つことが憧れなので」(28歳)
●「いつかは一戸建てに住み、庭で犬を飼ったり、家庭菜園をしたいから」(26歳)
●「夫婦共に一戸建てで育ったから。また、音などを気にせずに、伸び伸びと子育てをしたいと思っているから」(29歳)

<アパートかマンションを賃貸>
●「住み替えも気軽で、ある程度自由が利くから」(27歳)
●「お互いの生活スタイルもできていないので、いきなり家を購入するのは怖い」(24歳)
●「夫が転勤のある仕事のため、新婚時代は賃貸で十分。ローンの返済に追われるのはもう少ししてからがいい」(24歳)

と、皆さん、ライフスタイルや人生設計によって、理想の住居形態が変わるようです。理想の間取りについても聞いてみたところ、1位は「4LDK以上」、2位は「3LDK」、3位は「2LDK」という結果に。そりゃあ、住めるなら大きな家に住みたいですよね(笑)。

では、実際の新居はどうなのでしょう?皆さんのリアルな“結婚後の新居”についても教えてもらったところ、住居形態は「アパートかマンションを賃貸」が69%で断トツ。間取りは「2LDK」が最も多い結果になりました。やっぱり現実はシビアです(苦笑)。

ということで、現実的な結婚後の新居選びについて、住まい探しのエキスパート、新居探し実行委員会代表の小泉敦子さんを直撃!新婚夫婦にオススメする新居の条件を教えてください!

「住居形態については、ライフスタイルや好みによって変わってくるので、夫婦でよく話し合うことが大切ですが、できれば新居は結婚時に購入するのがいいですね。将来、自己資産になるのはもちろんですが、子どもが生まれてからとなると、出産や育児にいろいろとお金が掛かるので、家の購入貯蓄をしていくのは意外と大変。新居を先に購入していた方が落ち着いて生活できますよ。間取りは子どもが生まれても生活できる2LDK〜3LDKがオススメ。また、住環境は、共働きであれば通勤・買い物に便利な駅近がベストです。しかし、結婚して専業主婦になるのであれば、子どもが生まれた後のことも考えて、にぎやかな駅近より、近くに公園などがある閑静な住宅街がいいと思います。ちなみに、子どもが生まれると何かとお世話になりそうな実家との距離は、やはり妻の実家に近い方が気兼ねなく頼れるので、夫婦関係にも余裕が生まれる傾向がありますよ」

なるほど。子どもが生まれた後のことまで考えて選んだ方が、確かに懸命かも…。条件はいろいろと分かったのですが、まずは何からスタートすればいいでしょうか?(苦笑)。

「まずは通勤時間や実家との距離について彼と重点的に話し合い、その位置関係から住みたいエリアを決めましょう。住環境や距離感を知るためにも、必ず現地を歩いてみることが大切です。『便利な場所だから』、『気に入った物件だから』というだけで決めてしまうと後悔しますよ。場所が決まったら、次に予算を決めましょう。また、夫婦で理想の新居について具体的によく話し合うこともポイントです。その上でプロからのアドバイスなどを受ければ、より良い物件を選ぶことができますよ」

うん!夫婦間の意見の擦り合わせって大事ですよね。愛するダーリンと幸せな生活を送るためにも、ぜひ新居探しの参考にしてみてくださいね♪(清川 睦子/verb)

【取材協力】
小泉敦子さん
新居探し実行委員会代表。新婚さんのための住まい探しのプロとして、情報サイト『新居探しナビ』を運営。住まい選びに関するイベントやセミナーを開催するほか、新居探しのサポートおよびコンサルタントとしても幅広く活躍している。

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「新居や彼を激怒させた些細なことについて」
調査期間/2012/3/21〜3/28
有効回答数/116人(女性)