彼にはどっちのジャケットが似合う!?

イケてない彼のファッション…どう改善する?

スマートな着こなしが職場で人気のAさん。イチロー風のあごヒゲに、ダテめがねとおしゃれなジャケットで、いつもセンスがいいなと思っていました。でもある日、先輩から見せられたAさんの昔の写真にガク然!髪はボサボサ、よれよれのTシャツとダボダボのGパンを腰履き…「誰ですか?この人」って感じだったのです。聞けば、昔は超ダサダサで、“おしゃれ男子”とはかけ離れていたんだとか。でも、今の彼女と付き合うようになってから、彼女のアドバイスでぐっとファッションセンスがよくなったんですって!私も彼を“おしゃれ男子”にできたら…なんて思うのですが、皆さんもそう思ったことってありませんか!?

そこで、まずは20〜30代の女性に「彼のファッションセンスを『イマイチだな』と感じたことがありますか?」と聞いてみたところ、なんと74%の人が「ある」と回答。みんな結構彼のファッションセンスに不満があるみたい。どんな不満があるかというと?

●「B系の恰好をして六本木ヒルズに現れた。ものすごく恥ずかしかった」(27歳)
●「腰パンをしていてダサかった」(28歳)
●「シャツをパンツにインしていた」(33歳)
●「柄ものに柄ものを重ねていた。デニムもTシャツもペンキ柄だらけ」(28歳)
●「毎回同じ様な服。グレーのパーカにGパン」(33歳)

シャツイン、柄ものの合わせ方、毎回同じ服ばかり着てくる、そもそもファッションセンスがイマイチ…など、挙げたらキリがないくらい!うーん、確かにそれは改善したくなるかも…。そこで、彼の服装にアドバイスをしたことがあるかどうかも聞いてみたところ、「ある」と答えた人は75%。その中でも「彼のファッションを改善できた」と答えた79%の人に、どんなアドバイスをしたのかも聞いてみました!

●「一緒に買い物に行って、さりげなく『あの服かっこいい』と言って店に入り、店員さんを巻き込んで試着させると、彼も気に入ったようで即買いした。男は気に入った店が決まればその後は問題ない」(31歳)
●「メンズの洋服ショップをハシゴして、彼にマネキンをたくさん見させた。また、テレビに写った芸能人のファッションチェックをふたりでするようにした」(24歳)
●「普段選ばないような色を選び、『これを着せてください』と店員さんにお願いし断れない状況を作った。あとは、ほめまくるだけ」(25歳)
●「似合いそうな服を上着・トップス・パンツ・靴と、上から下までトータルでプレゼントした」(25歳)
●「雑誌を時々贈って、『こんなのいいよね〜』と言いながら一緒に見たりした」(24歳)

おおっ!はっきり意見を言っちゃう人、一緒に買い物に行って似合った服をほめる人、全身をコーディネートしてあげる人など、みんな熱心に彼のファッションセンスをアップさせる努力をしているようです! “彼のファッションセンス改革”に成功した人のアドバイスからすると、ほめまくるのが一番効果があるみたい。やはりほめた方が彼もアドバイスを受け入れやすいのでしょうか!?心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました!

「“ファッションセンスがダメ”、“同じ服ばかり着てくる”ということは、男性におしゃれをしようという気がまったくないという証拠。そんな時にダメ出しをしてしまうと、さらに彼のやる気はそがれてしまうので、まずはほめてテンションを上げてあげることが大切です」

なるほど!やはり、ほめることが効果的なんですね。ちなみに、どうやってほめてあげるのがいいですか?

「『これを着たらもっとかっこよくなるよ』『この服装は女の子が絶対好きだし、◯◯くんにはよく似合うと思うな〜』というようなほめ方をしてあげるといいですね。タイミングとしては、洋服を一緒に買いに行った時にほめるのがベスト。ちなみに、服を選んであげる時は上半身からそろえてあげるようにしてください。下半身のパンツから選んでしまうと、上半身のシャツやジャケットは種類が多すぎて、男性は選んでもらったパンツにどれが合うか分からず迷ってしまい、結局選びきれないんですよ(笑)。また、上半身からそろえてあげると、どんな服を着ればいいのか男性自身もイメージしやすくなるので、是非やってみてください。そして、アドバイスをして彼のファッションが変わったら、彼が街角で鏡を見ていたり、髪型を整えている時などに『かっこよくなったよー』と、彼が自分の容姿を意識した行動をしている瞬間にほめてあげてください。男性が見た目に関心がある時にファッションについてほめると、普段よりも心理的に受け入れてくれやすいので効果的です」

ほめるタイミングも大切なんですね。逆に彼を怒らせたり、傷つけたりするというNGワードってありますか?

「『こんな服じゃダメ!』『今日の服はダサい!』みたいに、相手のファッションすべてを完全否定してしまうと、男性は傷ついてしまいます。もしうっかり言ってしまった場合は、その場で『ごめんね』と謝りましょう。時間が経ってから謝ると、その時の嫌な感情をまた思い出してしまうのでNG。繰り返し謝るのもかえって怒らせる原因になりますので、避けた方がいいでしょう」

ちなみに織田さんいわく、「男性の思う“かっこよさ”と女性の思う“かっこよさ”は違うので、ファッションセンスは男女で感覚が違う」のだとか。だから「こういう服装が女性にモテるよ!」というように、女性ウケする服だということを伝えるといいみたい。確かに男性にとっては「モテるようになる」はコロシ文句かも!彼のファッションセンスにお困りの人は、彼をおだてながら、“彼のファッションセンス改革”を試してみてもいいかもしれませんね。(宮 みゆき/C&R)

【取材協力】
織田隼人さん
心理コーディネーターとして活動。男女の心理の違いを広める。著書に『愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女』、『「彼氏いない歴」が言えない貴女へ』などがある。
織田隼人さん公式ブログhttp://oda999.tea-nifty.com/blog/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「相談相手や彼のファッションセンスについて」
調査期間/2011/2/3〜2/7
有効回答数/167人(女性)