(20〜30代女性対象に実施・回答者数:248・複数回答)ぜひ、このランキングを参考に“およばれ服”選びを!

気になる、みんなの“結婚式およばれ服”事情!

春になるにつれ増えるのが、結婚式へのおよばれ!友だちの幸せな姿が見られるのはうれしい限りですが、毎回悩んでしまうのが“何を着ていくか”ということ。一緒に列席する友だちとかぶるのはイヤだけど、あまり目立つのも…と、結局、定番のワンピースになりがちですよね。デザインや色の違うものを何枚かは準備しておきたいところだけど、どんなものを選んだらいいのか…。一体、皆さんはどんな“およばれ服”を持っているの?

20〜30代の女性を対象にしたアンケートによると、“およばれ服”は「2〜3着持っている」という人が54%と多数。「4着以上持っている」という人が26%に対して「1着のみ」が17%と、意外に皆さん、きちんと準備している様子。“およばれ服”の色についても聞いてみたところ、「無難だから」「引き締まって細く見えるから」という理由で「黒」を選ぶ女性が多い結果に。

★何色の“およばれ服”を持っていますか?(回答者数:248・複数回答)

1位:黒
2位:ピンク
3位:ベージュ
4位:青
5位:紫
6位:緑
7位:赤
8位:水色
9位:黄色
10位:オレンジ

でもコレってマナー的にちょっと問題アリって知ってました?そこで、マナーコーチの井垣利英(いがきとしえ)さんに詳しく聞いてみました。

「“黒はフォーマルな色”という認識で選ぶ人が多いようですが、実は“お葬式”を連想させてしまったり、会場の雰囲気も暗くなったりするので極力避けるのがマナーです。できるだけ、パステルカラーなどの明るい色を選ぶように心がけましょう。振袖などの和装も会場が華やかになるので、喜ばれますよ。会場に花を添えるのもゲストとして出席する女性の大事な役割!ただ、どうしても黒を着なければならない場合は、鮮やかな色のストールやボレロ、コサージュなどの小物を使って、できるだけ華やかな装いになるように工夫しましょう」

確かにアンケートでも「列席者のほとんどが黒で、華やかさに欠けた…」という意見が多く寄せられました。皆さん、考えることは一緒なのでしょうか!?ほかにも、きちんとマナーを確認していなかったために恥ずかしい思いをしてしまった…という声が続出!

●「結婚式の知識が乏しく、オフホワイトのワンピースで出席しました(涙)。白ってNGなんですよね。今、思い出しても恥ずかしいやら情けないやら…」(32歳)
●「1月の結婚式、雪が降っていたのでブーツで式場へ向かい、ブーツのまま出席。思い出すだけで、友だちに申し訳ないです!」(34歳)
●「初めてで何も分からず、はおり物を持っていかなかった。挙式の時、ほかのゲストはみんな上着を着ていて、持ってない私はストールでなんとかごまかしました…」(28歳)
●「結婚式に黒のストッキングで出席。あとから、黒いストッキングは結婚式にはあまりよろしくないと知りました…」(26歳)

やはり最低限のマナーは知っておかないと、自分が恥ずかしい思いをするだけでなく、せっかくの結婚式に水をさしてしまうことも…。じゃあ、“これだけはおさえておきたいポイント”ってどんなこと?

「最低でも、白い服、素足、ミュール・サンダルなどの靴、過度な肌の露出、毛皮や革(ワニ革、クロコ革)がNGなことくらいは覚えておいたほうがよいでしょう。また、ヘアのセットは美容室へ行くことをオススメします。結婚式や披露宴には新郎新婦の親や親族の方も出席します。同世代の感覚よりも、年配の方から見て感じが良いかどうか、奇抜な格好になっていないだろうか…ということを考えるようにしてくださいね。何より大事なのは、新郎新婦を祝う気持ち!花嫁を引き立て、お祝いの気持ちが装いからも伝わるようにすれば、自然とその場にふさわしいものを選べるはずです」

マナーをおさえつつ、華やかに装う…。なかなか難しそうですが、直前に焦らないためにも、マナーもおよばれ服も、日ごろから少しずつ準備しておくとベストです。ただ、気合いを入れ過ぎて、花嫁より目立ってしまう…なんてことのないように注意しましょうね(笑)(石橋 夏江/verb)

【取材協力】
井垣利英(いがきとしえ)さん
(株)シェリロゼ代表取締役、マナーコーチ。マナー、話し方、プラス発想、メイクなどで自分を磨く“ブラッシュアップ講座”や社員研修を開催。

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「結婚式ゲストの服装や男性のタイプについて」
調査期間/2010/1/20〜1/25
有効回答数/261人(女性)