目の前で泣かれたら困っちゃうかも…

「女の涙は武器になる」って本当!?

悲しい時や辛い時に流れる涙。女性に限ってはこの涙が「武器になる!」なんてよく言われるけど、実感したことありますか?実際のところ、泣いている女性を見て戸惑っている男性もよく見かけるので、はたして女性にとってメリットとなっているかどうかは謎のような気も…(苦笑)。ぶっちゃけ、「ウザい」とか「面倒臭いなぁ」なんて、心の中で感じている男性も結構いるのでは!?

ちなみに20〜30代の女性に「“女の涙”は武器になると思いますか?」と聞いてみたところ、62%の人が「YES」と回答。その理由は!?

●「現に女性が泣くと、動揺する男性が多いように感じる」(27歳)
●「夫婦ゲンカの最中に私が泣くと、夫が折れてくれる時がある」(31歳)
●「ウソでも大げさに泣くと、肩を持ってくれる男性が多い気がする」(32歳)

と、意図して流した涙かどうかは別として、実体験から「“女の涙”は武器になる!」と感じている声が多数。ということは、実際に武器にしている女性も多いかも!?そこで、“女の涙”を武器として使ったことがあるかどうかについても質問。すると、「ある」という人は22%と、意外と少なめ。どんな時に使ったのかも聞いてみたところ、

●「自分のワガママを通したかった時に泣いてみた」(32歳)
●「付き合っていた彼にフラれた時、彼を繋ぎとめるために泣いた。今となっては、そんなことをした自分が恥ずかしい…」(27歳)
●「彼とケンカになった時、向こうに謝らせようと思って泣いたけど、無理だった」(28歳)

と、どうやら「自分の思い通りにいかない時に“女の涙”を使う!」という女性が多いようです。

でも、“女の涙”って本当に武器になるのでしょうか?「守ってあげたい」と男心をくすぐられる男性もいるとは思うけど、「ウザい」、「面倒臭い」などマイナスイメージを抱く男性も少なくないような気がするのですが…。というわけで、さっそく、心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました!

「『守ってあげたい』と感じる男性よりも、『ウザい』『面倒臭い』と感じる男性の方が多いでしょう。そもそも男性が『守ってあげたい』と感じるのは、女性が困っていたりする時に自然と流れる涙。一方、『ウザい』『面倒臭い』と感じるのは、武器にしていることが丸わかりの涙です。女性が涙を武器にするのは、大抵『私の気持ちも分かってよ!』といった自己主張をしている時。毎回、同じような出来事やタイミングで涙を流していれば、男性側もだんだん察知できるようになるため、涙を武器に使っていることもバレやすくなるというわけですね」

少なからず男性も「女性は『男は女の涙に弱い』と思っている」と知っているから、見抜かれてしまうということもあるのかも?女性が思っているほど、“女の涙”は武器として通用しない…ということですね。

では、同じ涙でも“頻繁に泣く女性”と“めったに泣かない女性”では、男性からの扱われ方にも差が出てくるのでしょうか!?

「頻繁に泣く女性の涙には、男性もだんだん慣れていきます。なかには『泣いたら自分の思い通りになった』ということを実感して、自分に不都合なことが起きる度に泣いて解決しようとする女性もいますが、そのようなことをしていると、本当に困っている時に泣いても『また泣いてるよ』と思われるだけなので要注意。一方、めったに泣かない女性が見せる涙というのは、男性にとって貴重に感じられるので、『泣くくらい大変なんだな』と素直に受け止めてもらえます」

「男は女の涙に弱い」というよりも、正しくは「男は“貴重に感じられる女の涙”に弱い」ということみたい。自分の涙の価値を下げないためにも、“女の涙”は本当に困った時だけに使うよう、心がけましょう!(玉乃 雫/verb)

【取材協力】
織田隼人さん
心理コーディネーターとして活動。男女の心理の違いを広める。著書に『愛でセックスを買う男・セックスで愛を買う女』、『「彼氏いない歴」が言えない貴女へ』などがある。
織田隼人さん公式ブログ http://oda999.tea-nifty.com/blog/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「デート時のお店のチョイスや合コン反省会について」
調査期間/2011/4/14〜4/18
有効回答数/104人(女性)