本気?それとも社交辞令?におわせ男子の実態!
2019/2/5 11:00
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褒めるのが上手うまくて、女性をすごくいい気分にさせてくれる男性っていますよね?また、「私に絶対気があるはず」と思えるくらいグイグイ誘ってくる男性なんてのも。でもその褒め言葉やお誘いって、好きだから口説いているの?それとも単なる社交辞令?
まんまと彼の甘い言葉に乗って好きになっちゃって、「そんなつもりはなかった」なんて言われようものなら、なんだかだまされた気持ちになりますよね。好きだから褒めたり誘ったりしてくるのと、社交辞令で言っているのと、違いってあるのでしょうか?
■勘違いのもと!「におわせ男子」の遭遇率は43%!
褒めるのが上手で、女性をその気にさせてしまう「におわせ男子」。そんな「におわせ男子」に遭遇した人はどれくらいいるのでしょうか。20〜30代の女性にアンケートを実施。すると、43%の女性が「いる/いた」とのこと。具体的にどんな男性なのかも聞いてみました。
●「メールがマメ。話題のお菓子や人気店のパンなどちょっとしたプレゼントが多い」(35歳)
●「共通点を見つけて『僕もそれ好きです〜』と言ってくる男性」(26歳)
●「紳士的で、道路側をいつの間にか歩いてくれたりと気遣いが上手」(23歳)
●「“センスがいい”“頭がきれる”など、外見でなく内面的なところを褒める」(24歳)
●「何でもかんでも褒めてくれる。髪型や新しい服などにも気付き、ストレートにかわいいと言ってくれる。趣味なども『俺もやってみたい』と寄せてくる。付き合ってないのに軽い嫉妬をしてくる」(28歳)
●「褒め方が上手い。『君みたいな子と付き合えたら最高だよね』などという言い回しをよくする」(27歳)
●「話したことを覚えてくれていて、忘れたころにその話について聞いてきた」(32歳)
連絡がマメだったり、共感したり、褒めてくれたり…。こんなことをされたら、確かに勘違いしてしまいそうですね。前述のアンケートで「におわせ男子」が「いる/いた」と答えた女性に、「そんなにおわせ男子に口説かれて、勘違いしてしまった経験はありますか?」と聞いてみると、23%の女性が「ある」と回答。
ということで、男性にもアンケートで聞いてみました。20〜30代の男性に「女性を社交辞令で褒めていることと、好きで口説いていることとの違いはありますか?」と質問。すると、「ある」(64%)、「ない」(19%)、「どちらか一方はしない/どちらもしない」(17%)という結果に。どんな違いがあるの?社交辞令と本気で口説いている時の具体的な例を教えてもらいました。
<社交辞令の時>
●「当たり障りのないことを言う」(29歳)
●「万人受けすることしか言わない」(27歳)
●「とりあえず、感じたことを褒める。内面と言うより外見かな」(20歳)
●「当たり障りのない『笑顔がいい』とか、『話しやすい』とか言う」(32歳)
●「見た目や変化について触れる程度」(37歳)
●「丁寧語や尊敬語、敬語を使って真顔で言う」(27歳)
●「褒めた後に話を広げない」(39歳)
●「みんなの前で褒める」(31歳)
<口説いている時>
●「積極的に誘ったり、質問も増える」(28歳)
●「褒めるだけではなく、自分の好みであることを伝える」(39歳)
●「その人の行動や容姿を具体的に褒めたうえで、自分はそういう人が好きだと言う」(29歳)
●「好きということを会話に散りばめていく」(35歳)
社交辞令と本気の時を使い分けている男性は意外と多いみたいですね。社交辞令の場合は、当たり障りのないことを褒めるということが圧倒的に多く、口説く時は二人で会うようにするという回答が多数見られました。
ここで、男性心理を専門家にも聞いてみましょう。恋愛に関する著書も多い、ライフデザインカウンセラーの久野浩司さんに、「男性が女性を口説いている時と、単なる社交辞令の時の違い」について教えてもらいました。
「男性の心理として、まず大きく違うのが失敗を恐れているか、いないかです。社交辞令の時は、当たり障りのないことで軽く誘い、反応がなくても、お誘いが実現しなくてもいいと思っています。本気ではなく、“どうしても彼女と付き合いたい”という気持ちもない。気に入っている程度なのでしょうね。ところが本気だと、軽々しくしない。誠実で信頼できる男だと思われたいだろうし、失敗するリスクを恐れて、軽い気持ちで行動を起こせないということがあります。普段は誰でも平気で口説くようなタイプの男性でも、本気でこの女性と付き合いたいと思えば、当然慎重になります」
社交辞令と本気の口説きは、失敗してもいいと思っているか、いないかの違いということは分かりました。では、社交辞令と本気で口説いている時の見極め方はありますか?
「誘ってはくるけど、日時や場所などの具体的な詳細を決めないのは、社交辞令の可能性が高いですね。また、人前で誘えるか、誘えないかの違いもあります。社交辞令の場合は、人前で堂々と誘えます。誤解させないように配慮することが多いので、誘う場所も野球場や映画館など、パブリックな場所だったり、二人だけではなく何人かを一緒に誘ったりするケースもあります。一方の本気で口説いている場合は、人に見られたくないと思ったり、オブラートに包んで誘ったりするなど、上手くいかなかった時の逃げ道をつくりたがります。場所も周りに見られたくないところを好むので、個で話せるところで、なるべく二人きりになろうとしてくるはずです」
また、久野さんいわく、本気かを確かめるには、女性が喜ぶ場所や計画を立てるかどうか、そして、女性を大事にしたいアピールをするかどうかなども判断材料になるそう。
「におわせ男子」は女の敵だと思っていたけれど、中には本気がゆえに慎重になったり、におわせたりして相手の反応を見ている男性もいるということが分かりました。男性だって失敗するのはイヤですもんね。気をつけたいのは社交辞令の場合の「におわせ男子」。人前で誘ってくるか、具体的なデートの詳細を決めるか、デートの場所がパプリックな場所か二人だけの空間か…。判断材料を挙げていただいたので、女性が涙を流したり、怒りに震えたりしないように、社交辞令のケースにうっかりはまらないようにしたいものですね。(坂田 圭永)
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「におわせ男子/バレンタインの予算」について
調査期間:2018/11/22〜12/6
有効回答数:172人(女性)
・生活に関するアンケート 2018/12/4〜12/5実施
有効回答数:312人(男性)
(インターネットによる20〜30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)
【取材協力】
久野 浩司さん
「アルグラット・ライフデザイン」代表。女性が運命のパートナーと出会うための恋愛ライフデザインセミナー、コーチング、カウンセリングなどを精力的に行い、幸せな恋愛や結婚を手に入れるヒントやきっかけをサポートしている。主な著書に、『縁結び 恋愛宝地図ノート』(ポプラ社)、『幸せライフデザインの創り方』(サンクチュアリ出版)、「LIFE IS THE JOURNEY 〜きっと、すべてはつながる!」(トーキングロック)などがある。
久野浩司さんオフィシャルブログ「恋するバンクーバー」
まんまと彼の甘い言葉に乗って好きになっちゃって、「そんなつもりはなかった」なんて言われようものなら、なんだかだまされた気持ちになりますよね。好きだから褒めたり誘ったりしてくるのと、社交辞令で言っているのと、違いってあるのでしょうか?
■勘違いのもと!「におわせ男子」の遭遇率は43%!
褒めるのが上手で、女性をその気にさせてしまう「におわせ男子」。そんな「におわせ男子」に遭遇した人はどれくらいいるのでしょうか。20〜30代の女性にアンケートを実施。すると、43%の女性が「いる/いた」とのこと。具体的にどんな男性なのかも聞いてみました。
●「メールがマメ。話題のお菓子や人気店のパンなどちょっとしたプレゼントが多い」(35歳)
●「共通点を見つけて『僕もそれ好きです〜』と言ってくる男性」(26歳)
●「紳士的で、道路側をいつの間にか歩いてくれたりと気遣いが上手」(23歳)
●「“センスがいい”“頭がきれる”など、外見でなく内面的なところを褒める」(24歳)
●「何でもかんでも褒めてくれる。髪型や新しい服などにも気付き、ストレートにかわいいと言ってくれる。趣味なども『俺もやってみたい』と寄せてくる。付き合ってないのに軽い嫉妬をしてくる」(28歳)
●「褒め方が上手い。『君みたいな子と付き合えたら最高だよね』などという言い回しをよくする」(27歳)
●「話したことを覚えてくれていて、忘れたころにその話について聞いてきた」(32歳)
連絡がマメだったり、共感したり、褒めてくれたり…。こんなことをされたら、確かに勘違いしてしまいそうですね。前述のアンケートで「におわせ男子」が「いる/いた」と答えた女性に、「そんなにおわせ男子に口説かれて、勘違いしてしまった経験はありますか?」と聞いてみると、23%の女性が「ある」と回答。
ということで、男性にもアンケートで聞いてみました。20〜30代の男性に「女性を社交辞令で褒めていることと、好きで口説いていることとの違いはありますか?」と質問。すると、「ある」(64%)、「ない」(19%)、「どちらか一方はしない/どちらもしない」(17%)という結果に。どんな違いがあるの?社交辞令と本気で口説いている時の具体的な例を教えてもらいました。
<社交辞令の時>
●「当たり障りのないことを言う」(29歳)
●「万人受けすることしか言わない」(27歳)
●「とりあえず、感じたことを褒める。内面と言うより外見かな」(20歳)
●「当たり障りのない『笑顔がいい』とか、『話しやすい』とか言う」(32歳)
●「見た目や変化について触れる程度」(37歳)
●「丁寧語や尊敬語、敬語を使って真顔で言う」(27歳)
●「褒めた後に話を広げない」(39歳)
●「みんなの前で褒める」(31歳)
<口説いている時>
●「積極的に誘ったり、質問も増える」(28歳)
●「褒めるだけではなく、自分の好みであることを伝える」(39歳)
●「その人の行動や容姿を具体的に褒めたうえで、自分はそういう人が好きだと言う」(29歳)
●「好きということを会話に散りばめていく」(35歳)
社交辞令と本気の時を使い分けている男性は意外と多いみたいですね。社交辞令の場合は、当たり障りのないことを褒めるということが圧倒的に多く、口説く時は二人で会うようにするという回答が多数見られました。
社交辞令と本気は失敗を恐れるか、気にしないかの違い
ここで、男性心理を専門家にも聞いてみましょう。恋愛に関する著書も多い、ライフデザインカウンセラーの久野浩司さんに、「男性が女性を口説いている時と、単なる社交辞令の時の違い」について教えてもらいました。
「男性の心理として、まず大きく違うのが失敗を恐れているか、いないかです。社交辞令の時は、当たり障りのないことで軽く誘い、反応がなくても、お誘いが実現しなくてもいいと思っています。本気ではなく、“どうしても彼女と付き合いたい”という気持ちもない。気に入っている程度なのでしょうね。ところが本気だと、軽々しくしない。誠実で信頼できる男だと思われたいだろうし、失敗するリスクを恐れて、軽い気持ちで行動を起こせないということがあります。普段は誰でも平気で口説くようなタイプの男性でも、本気でこの女性と付き合いたいと思えば、当然慎重になります」
社交辞令と本気の口説きは、失敗してもいいと思っているか、いないかの違いということは分かりました。では、社交辞令と本気で口説いている時の見極め方はありますか?
「誘ってはくるけど、日時や場所などの具体的な詳細を決めないのは、社交辞令の可能性が高いですね。また、人前で誘えるか、誘えないかの違いもあります。社交辞令の場合は、人前で堂々と誘えます。誤解させないように配慮することが多いので、誘う場所も野球場や映画館など、パブリックな場所だったり、二人だけではなく何人かを一緒に誘ったりするケースもあります。一方の本気で口説いている場合は、人に見られたくないと思ったり、オブラートに包んで誘ったりするなど、上手くいかなかった時の逃げ道をつくりたがります。場所も周りに見られたくないところを好むので、個で話せるところで、なるべく二人きりになろうとしてくるはずです」
また、久野さんいわく、本気かを確かめるには、女性が喜ぶ場所や計画を立てるかどうか、そして、女性を大事にしたいアピールをするかどうかなども判断材料になるそう。
「におわせ男子」は女の敵だと思っていたけれど、中には本気がゆえに慎重になったり、におわせたりして相手の反応を見ている男性もいるということが分かりました。男性だって失敗するのはイヤですもんね。気をつけたいのは社交辞令の場合の「におわせ男子」。人前で誘ってくるか、具体的なデートの詳細を決めるか、デートの場所がパプリックな場所か二人だけの空間か…。判断材料を挙げていただいたので、女性が涙を流したり、怒りに震えたりしないように、社交辞令のケースにうっかりはまらないようにしたいものですね。(坂田 圭永)
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「におわせ男子/バレンタインの予算」について
調査期間:2018/11/22〜12/6
有効回答数:172人(女性)
・生活に関するアンケート 2018/12/4〜12/5実施
有効回答数:312人(男性)
(インターネットによる20〜30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)
【取材協力】
久野 浩司さん
「アルグラット・ライフデザイン」代表。女性が運命のパートナーと出会うための恋愛ライフデザインセミナー、コーチング、カウンセリングなどを精力的に行い、幸せな恋愛や結婚を手に入れるヒントやきっかけをサポートしている。主な著書に、『縁結び 恋愛宝地図ノート』(ポプラ社)、『幸せライフデザインの創り方』(サンクチュアリ出版)、「LIFE IS THE JOURNEY 〜きっと、すべてはつながる!」(トーキングロック)などがある。
久野浩司さんオフィシャルブログ「恋するバンクーバー」