「恋愛って面倒」から抜け出す方法
2015/2/3 10:30
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友人や同僚から恋愛関係に発展することもありますが、恋愛って大抵は、相手を知るところから始まって、一から人間関係を築いていくものですよね。でも、そういうことを面倒くさいと感じ、ひいては恋愛までも「面倒だなぁ」と感じてしまうことも…。
20〜30代の女性に「『恋愛をするのが面倒』と感じたことはありますか?」と聞いたアンケートでも、58%の人が「ある」と回答。理由としては、「趣味に時間を割けない」(28歳)、「一から人間関係を構築していくのが大変」(29歳)、「望むことをしてあげなきゃいけないと思うのがおっくうなときがあるから」(27歳)といった声が挙がりました。
でも、どうして「恋愛って面倒」と思ってしまうの?セラピストの藤嶋ひじりさん、教えてください!
「恋愛が面倒だと思う理由をひと言でお答えすると“頑張ること”や“我慢(譲歩)すること”が増えてしまうからです。例えば、ひとりのときのように自分の時間やお金を自由に使うことができなくなったり、求められることに応えようとして、頑張ったり、我慢したり。この“頑張ること”や“我慢(譲歩)すること”が多いほど、恋愛は面倒になってしまうのです。
また、自分を良く見せようと頑張って演じている人も、恋愛が面倒だと感じてしまう傾向があります。恋愛は、等身大の自分を少しずつ見せていき、それを相手に受け止めてもらうという面倒な作業が必要になります。周囲から憧れられるような人物になろうと普段から頑張って背伸びしている人は、誰かと深く関わることで、等身大である自分に気付かざるを得なくなるため、自己嫌悪に陥ることも多いはず。
例えば、本当は人付き合いが苦手で自信のない人が、サバサバした姐御肌の明るい女性を演じていたら、恋人と関わる中で、小心者で嫉妬深い自分の一面に気づいてしまうかもしれません。つまり、理想と現実が違うほど、相手に理解してもらえるかという不安だけじゃなく、“自分自身を受け入れる煩わしさ”も感じることになるので、『恋愛って面倒』と疲れてしまうのです」
なるほど。では、恋愛が面倒だと思ってしまうことから、どのようにして抜け出せばよいのでしょうか?
「一番いいきっかけとなるのは、“相手を本当に心から好きになること”、“理想的な相手を見つけること”です。『煩わしくてもこの人とは一緒にいたい!』と思えるほど好きになれる相手なら、自然に抜け出せるでしょうし、お互いの価値観のギャップが少なければ面倒くささも少ないはずです。
誰かと関わるということは、そもそも面倒なもの。いいところ取りをできることではありません。愛されているというプラスの要素を手に入れるということは、それを継続していくための不安や煩わしさというマイナスの要素もひっくるめて受け入れることなのです。そして、“自分を好きになること”、“裏表のない自然体でいること”も大切。でも、実はこれが難しいという方が多いのが現状ではないでしょうか。前述したように、自分を演じている人ほど恋愛を面倒だと感じてしまうものですが、自然体でいれば努力も少なくて済みますよね」
確かに、冒頭のアンケートで「面倒だと感じたことがある」と答えた人のうち、「恋愛は面倒だと思う状況から抜け出せた」と回答した80%の人も、「好きな人を見つけられたから」(31歳)、「自分の意見を素直に言うようになって、素の自分を受け入れてくれる人と出会えたから」(29歳)、「そのままでも好きだと言ってくれる人がいるから」(34歳)と言っていました!
恋愛は、自分を嫌いになったりイライラしたりと確かに面倒だけど、いろんな経験をさせてくれるし、多くのものを私たちに与えてくれます。私も、「恋愛って面倒〜」とか言ってないで、“自然体でいること”と“好きな人を見つけること”を肝に銘じて頑張りたいと思いますっ!(坂田 圭永)
【取材協力】
藤嶋 ひじりさん
セラピスト、インタビューセラピー®プラクディショナー、心理カウンセラー、編集ライター、エッセイスト。保育士から編集者に転身。就職情報誌の編集を経てフリーに。さまざまな雑誌やウェブで取材、執筆を担当。All Aboutの恋愛ガイドとして、恋愛コラムも書いている。
藤嶋 ひじりさんオフィシャルブログ http://ameblo.jp/senses-sentences/
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「恋愛が面倒と感じることや女子からの逆プロポーズについて」
調査期間/2014/12/15〜2015/1/6
有効回答数/206人(女性)
20〜30代の女性に「『恋愛をするのが面倒』と感じたことはありますか?」と聞いたアンケートでも、58%の人が「ある」と回答。理由としては、「趣味に時間を割けない」(28歳)、「一から人間関係を構築していくのが大変」(29歳)、「望むことをしてあげなきゃいけないと思うのがおっくうなときがあるから」(27歳)といった声が挙がりました。
でも、どうして「恋愛って面倒」と思ってしまうの?セラピストの藤嶋ひじりさん、教えてください!
面倒と思う理由は、“頑張ること”や“我慢(譲歩)すること”が増えるから
「恋愛が面倒だと思う理由をひと言でお答えすると“頑張ること”や“我慢(譲歩)すること”が増えてしまうからです。例えば、ひとりのときのように自分の時間やお金を自由に使うことができなくなったり、求められることに応えようとして、頑張ったり、我慢したり。この“頑張ること”や“我慢(譲歩)すること”が多いほど、恋愛は面倒になってしまうのです。
また、自分を良く見せようと頑張って演じている人も、恋愛が面倒だと感じてしまう傾向があります。恋愛は、等身大の自分を少しずつ見せていき、それを相手に受け止めてもらうという面倒な作業が必要になります。周囲から憧れられるような人物になろうと普段から頑張って背伸びしている人は、誰かと深く関わることで、等身大である自分に気付かざるを得なくなるため、自己嫌悪に陥ることも多いはず。
例えば、本当は人付き合いが苦手で自信のない人が、サバサバした姐御肌の明るい女性を演じていたら、恋人と関わる中で、小心者で嫉妬深い自分の一面に気づいてしまうかもしれません。つまり、理想と現実が違うほど、相手に理解してもらえるかという不安だけじゃなく、“自分自身を受け入れる煩わしさ”も感じることになるので、『恋愛って面倒』と疲れてしまうのです」
なるほど。では、恋愛が面倒だと思ってしまうことから、どのようにして抜け出せばよいのでしょうか?
“相手を本当に心から好きになること”、“理想的な相手を見つけること”が大事!
「一番いいきっかけとなるのは、“相手を本当に心から好きになること”、“理想的な相手を見つけること”です。『煩わしくてもこの人とは一緒にいたい!』と思えるほど好きになれる相手なら、自然に抜け出せるでしょうし、お互いの価値観のギャップが少なければ面倒くささも少ないはずです。
“自分を好きになること”“裏表のない自然体でいること”も大切
誰かと関わるということは、そもそも面倒なもの。いいところ取りをできることではありません。愛されているというプラスの要素を手に入れるということは、それを継続していくための不安や煩わしさというマイナスの要素もひっくるめて受け入れることなのです。そして、“自分を好きになること”、“裏表のない自然体でいること”も大切。でも、実はこれが難しいという方が多いのが現状ではないでしょうか。前述したように、自分を演じている人ほど恋愛を面倒だと感じてしまうものですが、自然体でいれば努力も少なくて済みますよね」
確かに、冒頭のアンケートで「面倒だと感じたことがある」と答えた人のうち、「恋愛は面倒だと思う状況から抜け出せた」と回答した80%の人も、「好きな人を見つけられたから」(31歳)、「自分の意見を素直に言うようになって、素の自分を受け入れてくれる人と出会えたから」(29歳)、「そのままでも好きだと言ってくれる人がいるから」(34歳)と言っていました!
恋愛は、自分を嫌いになったりイライラしたりと確かに面倒だけど、いろんな経験をさせてくれるし、多くのものを私たちに与えてくれます。私も、「恋愛って面倒〜」とか言ってないで、“自然体でいること”と“好きな人を見つけること”を肝に銘じて頑張りたいと思いますっ!(坂田 圭永)
【取材協力】
藤嶋 ひじりさん
セラピスト、インタビューセラピー®プラクディショナー、心理カウンセラー、編集ライター、エッセイスト。保育士から編集者に転身。就職情報誌の編集を経てフリーに。さまざまな雑誌やウェブで取材、執筆を担当。All Aboutの恋愛ガイドとして、恋愛コラムも書いている。
藤嶋 ひじりさんオフィシャルブログ http://ameblo.jp/senses-sentences/
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「恋愛が面倒と感じることや女子からの逆プロポーズについて」
調査期間/2014/12/15〜2015/1/6
有効回答数/206人(女性)