男女の認識のズレの原因は脳にアリ!?
2012/9/6 11:00
男性と話をしていると、「なんて鈍感なんだろう」とか、「なんで分かってくれないの?」って思うこと、ありませんか?そういう気持ちを味わうたびにイライラしてしまうのですが、これって私の心が狭いからなの?そもそも、「男と女は全く違う生き物」とよく言われるけど、考え方や気持ちも違うのかしら…。男女関係学について多くの著書を持つ、感性アナリストの黒川伊保子さん、教えて!
「男女間の認識のズレは、脳の構造の違いが関係していることもあります。男と女の脳は、基本的に構造が違うため、物の見方も感じ方もずいぶん異なります。そのせいで、相手に良かれと思ってしたことの多くは裏目に出ているし、男の誠意が女を傷つけたり、女の親切が男をうんざりさせたり、なんてことは日常茶飯事。笑えるくらいにすれ違っています」
やっぱり!?男性の言動や行動が理解できないのは、脳の構造の違いが原因なのね。では、具体的に男女の脳はどう違うの?
「決定的な違いは、脳梁(のうりょう)と呼ばれる右脳と左脳を結ぶ場所が、男性より女性の方が太いことです。女性の皆さんなら、こんな経験ありませんか?例えば、『バターどこ?』という男性に対して、『冷蔵庫の中にあるよ』と女性が言う。このとき、たいていの男性は冷蔵庫をあけて『ないよ〜』と言うはずです。そして、その声に反応して冷蔵庫まで来た女性が『ここにあるじゃない!』と目の前に置いてあるバターを指さして、イラッとする(苦笑)。これは、脳梁の太さが原因で起こるイライラエピソードなのです」
はい!このやりとり、何度もあります!でも、どうして脳梁の太さが原因なんですか?
「私たちは物事を、目を通して脳で見ています。二つの目で見た二つの映像が連合野というところで一つになって、私たちが日頃見ている映像ができあがるのですが、このとき、脳梁の細い男性脳は右脳と左脳の連携が悪いがために、脳内では二つの目で見た二つの映像の違いがくっきりと際立ちます。この二つの映像の差異から奥行きを算出しているので、生まれつき、物の奥行きに強い脳といえます。逆に女性脳は脳梁が太いがために、奥行きには鈍く、目の前の世界を写真のような二次元面でなめるように見ているんですね。だから、女性は冷蔵庫の中にあるバターを見逃さないけど、奥行きを見てしまっている男性は、目の前にあるバターを探し出せないというわけです」
なるほど。男性が探し物を見つけられないのは、脳梁が細いからなんですね。他にも、脳梁の太さの違いによる男女の認識のズレってありますか?
「美人の認識も男女で違います。物を二次元的に見る女性脳は、目が大きいとか、肌が美しいとか、そういう“部分”をしっかり観察していますが、男性は美人も空間で認識します。たたずまいの美しさのようなもので、“キレイ”を判断しているのですね。だから、ツヤのある髪と、ふっくらした唇と、すっきりした歩き方の三点観測くらいで、その女性を『大変な美女』と思い込んでしまうのです。つまり、男性を意識して美人を装うのであれば、凝ったアイメイクもこてこてのアクセサリーもいりません。メイクも服装も立ち居振る舞いも、存在する空間にすっきりと納まって、全体的にバランスが良ければ、それが美人なのです」
なんとも“目からウロコ”な情報!まだまだ脳の違いからくる男女のすれ違いってたくさんありそうですね。男性脳を少しでも理解できたら、彼との関係性もずっと改善されるかも!?女性の皆さん!恋愛本はたくさんあるけれど、男性を知るには、まず男女脳の違いを学ぶべき!ですよ。(坂田 圭永)
【取材協力】
黒川伊保子さん
株式会社感性リサーチ代表取締役、感性アナリスト、随筆家、倉敷芸術科学大学 非常勤講師、日本感性工学会評議員。日本テレビ『世界一受けたい授業』やNHK教育テレビ『日本語なるほど塾』などに出演。著書に『恋愛脳』(新潮文庫)、『しあわせ脳に育てよう』(講談社) 、『いい男は「や行」でねぎらう、いい女は「は行」で癒す』(宝島新書)などがある。
黒川伊保子さんオフィシャルサイト http://www.ihoko.com/f_profi-i.html
「男女間の認識のズレは、脳の構造の違いが関係していることもあります。男と女の脳は、基本的に構造が違うため、物の見方も感じ方もずいぶん異なります。そのせいで、相手に良かれと思ってしたことの多くは裏目に出ているし、男の誠意が女を傷つけたり、女の親切が男をうんざりさせたり、なんてことは日常茶飯事。笑えるくらいにすれ違っています」
やっぱり!?男性の言動や行動が理解できないのは、脳の構造の違いが原因なのね。では、具体的に男女の脳はどう違うの?
「決定的な違いは、脳梁(のうりょう)と呼ばれる右脳と左脳を結ぶ場所が、男性より女性の方が太いことです。女性の皆さんなら、こんな経験ありませんか?例えば、『バターどこ?』という男性に対して、『冷蔵庫の中にあるよ』と女性が言う。このとき、たいていの男性は冷蔵庫をあけて『ないよ〜』と言うはずです。そして、その声に反応して冷蔵庫まで来た女性が『ここにあるじゃない!』と目の前に置いてあるバターを指さして、イラッとする(苦笑)。これは、脳梁の太さが原因で起こるイライラエピソードなのです」
はい!このやりとり、何度もあります!でも、どうして脳梁の太さが原因なんですか?
「私たちは物事を、目を通して脳で見ています。二つの目で見た二つの映像が連合野というところで一つになって、私たちが日頃見ている映像ができあがるのですが、このとき、脳梁の細い男性脳は右脳と左脳の連携が悪いがために、脳内では二つの目で見た二つの映像の違いがくっきりと際立ちます。この二つの映像の差異から奥行きを算出しているので、生まれつき、物の奥行きに強い脳といえます。逆に女性脳は脳梁が太いがために、奥行きには鈍く、目の前の世界を写真のような二次元面でなめるように見ているんですね。だから、女性は冷蔵庫の中にあるバターを見逃さないけど、奥行きを見てしまっている男性は、目の前にあるバターを探し出せないというわけです」
なるほど。男性が探し物を見つけられないのは、脳梁が細いからなんですね。他にも、脳梁の太さの違いによる男女の認識のズレってありますか?
「美人の認識も男女で違います。物を二次元的に見る女性脳は、目が大きいとか、肌が美しいとか、そういう“部分”をしっかり観察していますが、男性は美人も空間で認識します。たたずまいの美しさのようなもので、“キレイ”を判断しているのですね。だから、ツヤのある髪と、ふっくらした唇と、すっきりした歩き方の三点観測くらいで、その女性を『大変な美女』と思い込んでしまうのです。つまり、男性を意識して美人を装うのであれば、凝ったアイメイクもこてこてのアクセサリーもいりません。メイクも服装も立ち居振る舞いも、存在する空間にすっきりと納まって、全体的にバランスが良ければ、それが美人なのです」
なんとも“目からウロコ”な情報!まだまだ脳の違いからくる男女のすれ違いってたくさんありそうですね。男性脳を少しでも理解できたら、彼との関係性もずっと改善されるかも!?女性の皆さん!恋愛本はたくさんあるけれど、男性を知るには、まず男女脳の違いを学ぶべき!ですよ。(坂田 圭永)
【取材協力】
黒川伊保子さん
株式会社感性リサーチ代表取締役、感性アナリスト、随筆家、倉敷芸術科学大学 非常勤講師、日本感性工学会評議員。日本テレビ『世界一受けたい授業』やNHK教育テレビ『日本語なるほど塾』などに出演。著書に『恋愛脳』(新潮文庫)、『しあわせ脳に育てよう』(講談社) 、『いい男は「や行」でねぎらう、いい女は「は行」で癒す』(宝島新書)などがある。
黒川伊保子さんオフィシャルサイト http://www.ihoko.com/f_profi-i.html