「メールでお別れ」はイマドキ「アリ」？
2011/10/12 13:00
突然ですが、最近の若者はメールで彼や彼女に別れを告げるのが当たり前って聞いたのですが、本当ですか？知り合いの女子大生にも聞いたところ、「全然フツーですよ。私の周りでも、彼と直接会って話したくないから…ってメールでお別れする人、結構いますよ〜」とあっけらかん。ええー！？お互いに好きになって付き合ったのに、最後はアッサリと“メールでお別れ”なんて、何だか誠意がない気がするのですが…。こんなふうに思うのは私だけ！？
そこで、20〜30代の女性に、「交際相手にメールで別れを告げるのはアリ？ナシ？」と聞いたところ、「アリ」と答えた人は25％、「ナシ」は75％という結果に。私と同じ感覚のお仲間が多くてよかった…（笑）。皆さん、そう思う理由も教えてください！
＜“メールでお別れ”アリ派＞
●「会って話してもめんどくさいし泥沼化するだけなので、メールで済むならその方がいい」（31歳）
●「一度は好きになった相手なので、会ってしまうと情がわき、うまく別れられない」（26歳）
●「付き合いの程度・期間にもよると思うけど、面と向かってよりちゃんと言えるかも」（35歳）
●「会ってしまうと引きとめてしまいそうな気がするし、めちゃくちゃ泣いて困らせると思う。実際に別れのメールをもらってみて、メールで別れを切り出される方が諦めがつくと思いました」（32歳）
＜“メールでお別れ”ナシ派＞
●「メールで別れ話なんて幻滅する。付き合っていた相手なら、いくら別れるにせよ誠意をもって話すべき。もし相手にそんなことされたら、そんな人と付き合っていた自分にがっかりする」（23歳）
●「顔を見ないとちゃんと気持ちは伝わらないので、別れも不完全に終わりそう」（24歳）
●「別れる側の都合だけを押し付けて、相手のことを考えていない。ちゃんと相手に納得してもらって、次へ進めるようにすることが最後の優しさだと思う」（26歳）
●「不誠実。終わりよければすべてよし、というように最後まできっちりとするべき」（25歳）
なるほど〜。個人的には“ナシ派”だけど、アリ派の「会ってしまうと情がわくから」はすごく分かる気がします！アンケートでは“ナシ派”が多かったものの、実際のところメールで別れを告げる人って、本当に増えているのでしょうか？カップル・コンサルタントの西郷理恵子さん、教えてください！
「愛の告白や別れを告げる手段の一つとして、ひと昔前は電話や手紙がありましたが、今はその大部分が“メール”に代わっています。メールで恋愛が始まったり、逆に交際が終わったりするのは、今では決して珍しいことではないですね」
やっぱり！でも、もし私が付き合っている彼からメールで別れを切り出されたら、相手に対してすごく不快感と不信感を抱いてしまうのですが…。
「確かに感覚的には、恋人からメールで別れを告げられることを快く思わない人は多いでしょう。でも、個別の事情に配慮すれば、十分許容されるケースもありますよ。例えば、『遠距離恋愛で会うことが物理的に難しい場合』、『お互いの関係がすでに大きく破たんしていることを双方が自覚している場合』、『別れ話をすると別れたくない相手が逆上して、暴力をふるったりヒステリックになる場合』…などが挙げられます。確かに、お互いに納得がいくまで面と向かって話し合うことが“理想的な別れ方”かもしれませんが、別れの際にお互い冷静に話せる状況にあるか？となると、難しい場合もあるでしょう」
なるほど。「怒るとすぐ手をあげる彼と別れたい」という場合は、会って別れを告げるのは危険が伴いそうですね…。でも、一部の例をのぞいては、“ナシ派”の皆さんが言うようにやはり「会って十分に話し合うのがマナー」のような気がします。メールでお別れなんて、最後の最後でコミュニケーション的にずいぶん軽んじられていると思うのですが…。
「そうでしょうか？別れを告げる方法がメールだからと言って、コミュニケーションを浅く済まそうとしているとは、単純には言い切れないと思いますよ。たとえ会って別れを告げたとしても、その理由や相手へのケアの言葉もないままの一方的な“通達”では、別れを告げられた側は『一体今までの関係は何だったのか？』と感じるでしょう。逆にメールであっても、別れに至る詳しい理由や説明があり、これまでの感謝の意が十分に表現されていれば、受け入れがたい別れも納得できるかもしれません。つまりは、誠意があるかどうかは、メールでも、手紙でも、電話でも、面と向かってでも、あまり変わらないと思います」
メールにせよ、会って話すにせよ、お互いの心にわだかまりを残さないように相手の気持ちを考えて言葉を選ぶのが、お互いのため…ってことですね。別れる時こそ、その人の人間性が出るのかも。別れの間際まで、コミュニケーションは大切にした方がよさそうですよ。（山崎はるな）
【取材協力】
西郷理恵子さん
カップル・コンサルタント、(株)ライフパートナーズ代表取締役。総合情報サイトAll About恋愛ガイドとして恋愛・結婚・性に関するコラムを執筆。男女間のパートナーシップを考える講演も行う。日本性科学会会員。
西郷理恵子さんがガイドを務めるオールアバウト
http://allabout.co.jp/gm/gp/764/
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「男の恋愛マニュアルやメールで別れることについて」
調査期間／2011/9/8〜9/12
有効回答数／122人（女性）
そこで、20〜30代の女性に、「交際相手にメールで別れを告げるのはアリ？ナシ？」と聞いたところ、「アリ」と答えた人は25％、「ナシ」は75％という結果に。私と同じ感覚のお仲間が多くてよかった…（笑）。皆さん、そう思う理由も教えてください！
＜“メールでお別れ”アリ派＞
●「会って話してもめんどくさいし泥沼化するだけなので、メールで済むならその方がいい」（31歳）
●「一度は好きになった相手なので、会ってしまうと情がわき、うまく別れられない」（26歳）
●「付き合いの程度・期間にもよると思うけど、面と向かってよりちゃんと言えるかも」（35歳）
●「会ってしまうと引きとめてしまいそうな気がするし、めちゃくちゃ泣いて困らせると思う。実際に別れのメールをもらってみて、メールで別れを切り出される方が諦めがつくと思いました」（32歳）
＜“メールでお別れ”ナシ派＞
●「メールで別れ話なんて幻滅する。付き合っていた相手なら、いくら別れるにせよ誠意をもって話すべき。もし相手にそんなことされたら、そんな人と付き合っていた自分にがっかりする」（23歳）
●「顔を見ないとちゃんと気持ちは伝わらないので、別れも不完全に終わりそう」（24歳）
●「別れる側の都合だけを押し付けて、相手のことを考えていない。ちゃんと相手に納得してもらって、次へ進めるようにすることが最後の優しさだと思う」（26歳）
●「不誠実。終わりよければすべてよし、というように最後まできっちりとするべき」（25歳）
なるほど〜。個人的には“ナシ派”だけど、アリ派の「会ってしまうと情がわくから」はすごく分かる気がします！アンケートでは“ナシ派”が多かったものの、実際のところメールで別れを告げる人って、本当に増えているのでしょうか？カップル・コンサルタントの西郷理恵子さん、教えてください！
「愛の告白や別れを告げる手段の一つとして、ひと昔前は電話や手紙がありましたが、今はその大部分が“メール”に代わっています。メールで恋愛が始まったり、逆に交際が終わったりするのは、今では決して珍しいことではないですね」
やっぱり！でも、もし私が付き合っている彼からメールで別れを切り出されたら、相手に対してすごく不快感と不信感を抱いてしまうのですが…。
「確かに感覚的には、恋人からメールで別れを告げられることを快く思わない人は多いでしょう。でも、個別の事情に配慮すれば、十分許容されるケースもありますよ。例えば、『遠距離恋愛で会うことが物理的に難しい場合』、『お互いの関係がすでに大きく破たんしていることを双方が自覚している場合』、『別れ話をすると別れたくない相手が逆上して、暴力をふるったりヒステリックになる場合』…などが挙げられます。確かに、お互いに納得がいくまで面と向かって話し合うことが“理想的な別れ方”かもしれませんが、別れの際にお互い冷静に話せる状況にあるか？となると、難しい場合もあるでしょう」
なるほど。「怒るとすぐ手をあげる彼と別れたい」という場合は、会って別れを告げるのは危険が伴いそうですね…。でも、一部の例をのぞいては、“ナシ派”の皆さんが言うようにやはり「会って十分に話し合うのがマナー」のような気がします。メールでお別れなんて、最後の最後でコミュニケーション的にずいぶん軽んじられていると思うのですが…。
「そうでしょうか？別れを告げる方法がメールだからと言って、コミュニケーションを浅く済まそうとしているとは、単純には言い切れないと思いますよ。たとえ会って別れを告げたとしても、その理由や相手へのケアの言葉もないままの一方的な“通達”では、別れを告げられた側は『一体今までの関係は何だったのか？』と感じるでしょう。逆にメールであっても、別れに至る詳しい理由や説明があり、これまでの感謝の意が十分に表現されていれば、受け入れがたい別れも納得できるかもしれません。つまりは、誠意があるかどうかは、メールでも、手紙でも、電話でも、面と向かってでも、あまり変わらないと思います」
メールにせよ、会って話すにせよ、お互いの心にわだかまりを残さないように相手の気持ちを考えて言葉を選ぶのが、お互いのため…ってことですね。別れる時こそ、その人の人間性が出るのかも。別れの間際まで、コミュニケーションは大切にした方がよさそうですよ。（山崎はるな）
【取材協力】
西郷理恵子さん
カップル・コンサルタント、(株)ライフパートナーズ代表取締役。総合情報サイトAll About恋愛ガイドとして恋愛・結婚・性に関するコラムを執筆。男女間のパートナーシップを考える講演も行う。日本性科学会会員。
西郷理恵子さんがガイドを務めるオールアバウト
http://allabout.co.jp/gm/gp/764/
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「男の恋愛マニュアルやメールで別れることについて」
調査期間／2011/9/8〜9/12
有効回答数／122人（女性）
