結婚式の二次会、押さえておきたいマナーは?服装や会費など
2011/1/26 11:00
Index
- #01 「服装」はデザインよりも素材が大事
- #02 「アクセサリー」は色が付いてないものを
- #03 「会費」は財布からそのまま出してOK
- #04 会場での立ち振る舞いで気を付けること
- #05 新郎新婦への挨拶
- #06 その場に応じたマナーを心がけよう
結婚式よりもお呼ばれする機会の多い「二次会」。式よりもちょっとカジュアルなイメージがあるだけに、なんとなく出席する側の気持ちも緩んでしまったり、さらに「あまりキメすぎて浮いちゃうのもイヤだし」なんて考えて、ついカジュアル寄りの服装になっちゃうことも…。でも、できればちゃんと失礼のないようにしたいし、新郎新婦を不快にさせちゃうようなマナー違反は絶対に避けたいところ!
そこで、今回は二次会からの出席でも押さえておきたい基本的なマナーについて、マナー研究家の住友淑恵さんに聞いてみました。
二次会に出席する際、押さえておきたい服装のマナーを教えてもらいました。
二次会の服装の基本は、セミフォーマル。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、女性なら華やかさのあるワンピースやパンツスーツなどと考えればまず間違いありません。その際、大事なのはデザインよりも素材です。シルクやベルベットなど、自分で簡単には洗濯できないような素材であれば大丈夫。もし自分で判断するのが心配な場合は、失礼のないように、よりフォーマルに近いものを選びましょう。
一般的に昼・夜のパーティの境目は18:00で、昼に行われるものより夜のパーティの方が格が高くなります。昼の時間帯であれば露出を控えややカジュアルに、夜の場合はデコルテ部分などの露出を増やし、エレガントな装いを意識するといいですね。
白い服、ティアラ、ブーツ、網タイツ、素足、大きなバッグなどですから、気をつけてください。男性については、会社用のもので構いませんので、スーツを着るのが一番。男性でたまに見かけますが、上着はジャケットを着ていても、ズボンがジーンズではNGです!
女性の場合は最低限、パーティ用のワンピースと小さめのパーティバッグをそろえておくのがよさそう。男性はいつものスーツにポケットチーフやベストなどをプラスして、普段との違いを出すことがポイントみたい。
アクセサリーも迷うことが多いのですが、何をつけて行くのがいいのですか?
「アクセサリーについては、基本的にパールやダイヤモンド、スワロフスキークリスタルのような色のついていないものなら昼・夜いつ身につけてもOK。ちなみに、ヘアメイクはとにかく手をかけているのが伝わるようにすることが大切です。髪をアップにしたり、メイクにラメなどを使ったりして、いつもより華やかにするといいでしょう」
なるほど、これで今度から服装は迷わずに済みそうです!
意外にもたついてしまうのが、受付での振る舞い。二次会での受付の際の注意点ってありますか?
「よく丁寧に二次会の会費をふくさなどで包んで来る人がいますが、受付の人の手間になってしまうので、その場で財布からそのまま出すのがマナー的には正解。また、二次会中の入退場についてですが、立食の場合は基本的に会場の出入りは自由なので、途中から参加したり、途中で帰るなどしても大丈夫。ただ、予定が分かっている場合は、事前に幹事に来る時間や帰る時間を伝えておいたり、受付に一声かけるとよいでしょう。逆に、二次会の場合でも、着席であれば遅刻や途中退場はできませんので、気をつけて」
立食の場合は入退場自由なんですね!
会場での立ち居振る舞いのマナーも気になるところですが、気を付けるべき点はどんなところですか?
「新郎新婦を祝う場ですから、あいさつをしている人がいればきちんと聞く、ゲームが用意されていれば積極的に参加するなど、会を盛り上げることを心がけて。仲間内だけで騒いだり、名刺交換に熱中するなど勝手な行動はNGです。またやってしまいがちな失敗ですが、立食パーティで会場内に用意されたイスに座ってはいけません。高齢の方や妊婦さんなどのために用意されている席と覚えておきましょう。」
歓談時間には新郎新婦にあいさつに行き、必ずお祝いの言葉をかけること。小さくて荷物にならないようなプレゼントなら当日持参してもいいですが、そうでなければメッセージカードを添えて新居へ送るようにしましょう。
「二次会で一番大事なのは、主催者がどういう二次会にしたいのかを考えること。例えば、飾らない感じのレストランでの立食パーティで、開催時間帯が昼間なら、カジュアルな二次会にしたいということが分かりますし、逆に開催時間帯が夜で、ちょっと落ち着いた雰囲気のレストランの中、着席で行われるものならフォーマル寄りの二次会にしたいということです。それに相応しい服装や振る舞いを心がけるようにしましょう。マナーはその場に応じようとする“想像力”なので、あまり形式にこだわり過ぎないように注意してくださいね。」
まずは出席する二次会がどのようなものなのかをリサーチし、主催者側が望むのはどんな感じの二次会なのかを想像してみることが一番大切なんですね。
これらの基本マナーを参考に、とりあえず最低限のことを押さえたら、あとは新郎新婦にお祝いの気持ちを伝えられるかどうかが大事。ぜひ、新郎新婦に「呼んでよかったな」と思ってもらえるように、服装や立ち居振る舞いに気をつけながら、新郎新婦を楽しくお祝いできたらいいですね!(石橋 夏江/verb)
【取材協力】
住友淑恵さん
セレブスタイル代表。マナー研究家。サロンでのレッスンや講演、トークショー、TV、雑誌に出演し、マナーや自分磨きについてのアドバイザーとして活躍。著書に『一生使える!冠婚葬祭のマナー』『美人はカタチでつくられる』などがある。
住友淑恵さんオフィシャルブログ:http://ameblo.jp/celebstyle/
【データ出典】
株式会社リクルート ブライダルカンパニー ブライダル総研
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2010[首都圏版]」
そこで、今回は二次会からの出席でも押さえておきたい基本的なマナーについて、マナー研究家の住友淑恵さんに聞いてみました。
「服装」はデザインよりも素材が大事
二次会に出席する際、押さえておきたい服装のマナーを教えてもらいました。
基本は、セミフォーマル
二次会の服装の基本は、セミフォーマル。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、女性なら華やかさのあるワンピースやパンツスーツなどと考えればまず間違いありません。その際、大事なのはデザインよりも素材です。シルクやベルベットなど、自分で簡単には洗濯できないような素材であれば大丈夫。もし自分で判断するのが心配な場合は、失礼のないように、よりフォーマルに近いものを選びましょう。
時間帯による違い
一般的に昼・夜のパーティの境目は18:00で、昼に行われるものより夜のパーティの方が格が高くなります。昼の時間帯であれば露出を控えややカジュアルに、夜の場合はデコルテ部分などの露出を増やし、エレガントな装いを意識するといいですね。
NGな服装
白い服、ティアラ、ブーツ、網タイツ、素足、大きなバッグなどですから、気をつけてください。男性については、会社用のもので構いませんので、スーツを着るのが一番。男性でたまに見かけますが、上着はジャケットを着ていても、ズボンがジーンズではNGです!
女性の場合は最低限、パーティ用のワンピースと小さめのパーティバッグをそろえておくのがよさそう。男性はいつものスーツにポケットチーフやベストなどをプラスして、普段との違いを出すことがポイントみたい。
「アクセサリー」は色が付いてないものを
アクセサリーも迷うことが多いのですが、何をつけて行くのがいいのですか?
「アクセサリーについては、基本的にパールやダイヤモンド、スワロフスキークリスタルのような色のついていないものなら昼・夜いつ身につけてもOK。ちなみに、ヘアメイクはとにかく手をかけているのが伝わるようにすることが大切です。髪をアップにしたり、メイクにラメなどを使ったりして、いつもより華やかにするといいでしょう」
なるほど、これで今度から服装は迷わずに済みそうです!
「会費」は財布からそのまま出してOK
意外にもたついてしまうのが、受付での振る舞い。二次会での受付の際の注意点ってありますか?
「よく丁寧に二次会の会費をふくさなどで包んで来る人がいますが、受付の人の手間になってしまうので、その場で財布からそのまま出すのがマナー的には正解。また、二次会中の入退場についてですが、立食の場合は基本的に会場の出入りは自由なので、途中から参加したり、途中で帰るなどしても大丈夫。ただ、予定が分かっている場合は、事前に幹事に来る時間や帰る時間を伝えておいたり、受付に一声かけるとよいでしょう。逆に、二次会の場合でも、着席であれば遅刻や途中退場はできませんので、気をつけて」
立食の場合は入退場自由なんですね!
会場での立ち振る舞いで気を付けること
会場での立ち居振る舞いのマナーも気になるところですが、気を付けるべき点はどんなところですか?
「新郎新婦を祝う場ですから、あいさつをしている人がいればきちんと聞く、ゲームが用意されていれば積極的に参加するなど、会を盛り上げることを心がけて。仲間内だけで騒いだり、名刺交換に熱中するなど勝手な行動はNGです。またやってしまいがちな失敗ですが、立食パーティで会場内に用意されたイスに座ってはいけません。高齢の方や妊婦さんなどのために用意されている席と覚えておきましょう。」
新郎新婦への挨拶
歓談時間には新郎新婦にあいさつに行き、必ずお祝いの言葉をかけること。小さくて荷物にならないようなプレゼントなら当日持参してもいいですが、そうでなければメッセージカードを添えて新居へ送るようにしましょう。
その場に応じたマナーを心がけよう
「二次会で一番大事なのは、主催者がどういう二次会にしたいのかを考えること。例えば、飾らない感じのレストランでの立食パーティで、開催時間帯が昼間なら、カジュアルな二次会にしたいということが分かりますし、逆に開催時間帯が夜で、ちょっと落ち着いた雰囲気のレストランの中、着席で行われるものならフォーマル寄りの二次会にしたいということです。それに相応しい服装や振る舞いを心がけるようにしましょう。マナーはその場に応じようとする“想像力”なので、あまり形式にこだわり過ぎないように注意してくださいね。」
まずは出席する二次会がどのようなものなのかをリサーチし、主催者側が望むのはどんな感じの二次会なのかを想像してみることが一番大切なんですね。
これらの基本マナーを参考に、とりあえず最低限のことを押さえたら、あとは新郎新婦にお祝いの気持ちを伝えられるかどうかが大事。ぜひ、新郎新婦に「呼んでよかったな」と思ってもらえるように、服装や立ち居振る舞いに気をつけながら、新郎新婦を楽しくお祝いできたらいいですね!(石橋 夏江/verb)
【取材協力】
住友淑恵さん
セレブスタイル代表。マナー研究家。サロンでのレッスンや講演、トークショー、TV、雑誌に出演し、マナーや自分磨きについてのアドバイザーとして活躍。著書に『一生使える!冠婚葬祭のマナー』『美人はカタチでつくられる』などがある。
住友淑恵さんオフィシャルブログ:http://ameblo.jp/celebstyle/
【データ出典】
株式会社リクルート ブライダルカンパニー ブライダル総研
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2010[首都圏版]」