(20〜30代女性対象・回答者数:223)寂しさが限界を超えたら、好きでも別れを選んじゃうかも…

遠距離恋愛を成功させるヒケツとは?

2010/6/4 11:00

遠距離恋愛って長続きしなさそうだし、大変そうっていうイメージありませんか?でも、急に彼の転勤が決まったり、進学して学校が離れたり…と、遠距離恋愛になる可能性は誰にでもあるもの。では、どれくらいの人が遠距離恋愛の経験があるのでしょう?20〜30代の女性にアンケートを実施。「遠距離恋愛をしたことありますか?」と聞いてみたところ、なんと60%もの人が「経験アリ」と回答。意外と多くてビックリです!

でも、「私の家から1時間以上かかるところに住んでいたら、遠距離恋愛!」という人もいるくらい、捉え方は人それぞれだったりしますよね。そもそもどこからが遠距離恋愛なのでしょう?恋愛カウンセリングセンター代表の楠本貴之さんに聞いてみました! 

「物理的に何キロ離れているかではなく、会いたくても簡単に会えない状態の恋愛は、すべて遠距離恋愛。例えば金銭的・時間的に余裕のある人同士なら、東京と大阪で遠く離れていても、頻繁に会うことができる状況なので、寂しさはあまり感じないでしょう。でも、離れている場所が東京と神奈川で、距離的には大阪より近くても、学生など交通費が捻出できない場合は、なかなか会えず、もどかしさを感じるはず。となれば、それは遠距離恋愛と言えます」

「距離がどれくらい離れているか」というより「会うことがどれくらい大変か」がカギなのですね。実際、アンケートでも、「遠距離恋愛で大変だったことは?」の質問に、「会いたい時にすぐ会えなくて寂しい」(28歳)、「会う頻度が少ないから、浮気が心配だった」(33歳)など、「会えない不安」を訴える声が圧倒的。やっぱり、遠距離恋愛の難しさはそこにあるのでしょうか?

「どんな恋愛でも、パートナーの一方が寂しさを感じたら、もう一方がそれを解消する必要があります。でも、遠距離恋愛では、たとえ努力したとしても、すぐにそれを解消させるのは困難。頑張っても解消されないことにジレンマを感じ、次第に面倒になってしまいます。すると、寂しさを感じている方は、『こんなに寂しいって言ってるのに、あの人は何もしてくれない』と不満が募ってしまい、結果、恋愛に温度差が生まれてしまうのです。温度差が原因で、寂しさを感じている方が電話やメールを頻繁に繰り返すなど、過干渉な状態になると、干渉された方は相手との関係自体が苦痛に。そして、ふたりの関係は悪化し、いずれ破局へ…となってしまうのですね」

では、どうすれば遠距離恋愛をうまく継続することができるの?

「電話やメールの頻度だけでなく、『仕事関係の人との飲み会の時は、電話に出られない』、『電話に気付いたら、1時間以内に折り返す』など、細かくルールを決めるのが第一歩。そして、ダイレクトに相手に不満をぶつけすぎないことです。寂しさからくる不安に振り回されないことが一番大事なので、ブログやSNSなどで、ほかの遠距離恋愛中の人と意見交換するのもオススメ。『自分だけが不安で寂しい思いをしているわけじゃない』ということがわかり、気持ちもラクになると思いますよ」

また、楠本さん曰く「遠距離恋愛のマイナス点にばかり目を向けず、離れているからこそ、冷静にお互いを見つめられるいいチャンスだと思いましょう」とのこと。たしかに、離れたことで相手の良さが身にしみる、ということはありそう!「相手に自分の良さを実感させるチャンス!」と思うくらいの心の余裕が、遠距離恋愛を成功させるヒケツなのかもしれませんね♪(大高 志帆/verb)

【取材協力】
楠本貴之さん
恋愛カウンセリングセンター代表。恋愛相談から夫婦問題まで、日々多くの人々の悩みに応える恋愛コーチングプロアドバイザーとして活躍中。
楠本貴之さんの恋愛相談BLOG「恋愛駆け込み寺」


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「結婚について」
調査期間/2010/5/6〜5/10
有効回答数/369人(女性)

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