
神聖な式にふさわしい厳かな雰囲気、感謝とおもてなしを伝える温かさ、そしてふたりらしさが感じられる個性と斬新さ…それらを自分らしく取り入れた、センスあふれる海外の大人ウエディングをご紹介します。
ブレット・カー・ボイエットさん(38歳)
ステイシー・リー・ボイエットさん(36歳)
ロサンゼルスで映画・テレビの音楽に従事するミュージシャン同士として出会ったふたり。新郎ブレットさんは作曲家、新婦ステイシーさんはビジネス・サイドで音楽に携わりながら、現在はウエディング・プランナーとして活躍中だ。「自分の結婚式もしっかりプランニングし、当日のコーディネートのみ、ビジネスパートナーに任せました」とステイシーさん。会場は、LA初のアールデコ調の建物であるオヴィアット・ペントハウス。内部はミュージアムのような造りで、外のバルコニーからはダウンタウンの夜景が見渡せる魅惑のスポットだ。「ふたりとも歴史に興味があり、特に私は古き良きハリウッドのデザインやグラマラスさが好き。州外からのゲストも楽しめるよう、“典型的なLA”を感じられる場所にしました」。ともにショービズのプロであるだけに、クリエーティブかつオリジナルな演出が満載。誕生から出会い、現在までの紹介映像として、写真にグラフィックやサウンド効果をあしらい、音楽とシンクロさせたラブストーリー映画を製作したという。
セレモニーではふたりがコラボレーションしたカスタム曲を、ファーストダンスには、ブレットさんが数年前に書いた思い出の曲をチョイスした。新婦と父のダンスには嬉しいサプライズもあったよう。「私が幼いころによく歌っていたバラードを選んだのですが、途中で生バンドが登場し、父が大好きだったアップビートな曲を演奏してくれたのです」。もちろん、ジャスティン・ティンバーレイクの『セクシー・バック』やビヨンセ&ジェイZの『クレイジー・イン・ラブ』などの定番曲も欠かさない。レセプションでは、有名ミュージシャンたちが一晩限りのオールスター・バンドを結成してくれたという。「自分たちが選んだ曲を、師と仰ぐ人たちや友人が生演奏してくれるなんて、夢のようでした」。それは、ゲストにとっても忘れられない一夜となった。


photographs: Next Exit Photography
text & composition: Yuki Machida