アンニュイとはどんな意味?言葉の使い方&雰囲気の特徴を解説!
Index
- #01 アンニュイとは
- #02 【例文】アンニュイの使い方
- #03 アンニュイな雰囲気を持つ人の特徴
- #04 アンニュイは褒め言葉!魅力の一つです
「アンニュイな雰囲気」「アンニュイな感じ」とはどんな意味を含んでいるのでしょうか。元々はフランス語ですが、日本では人の雰囲気を表現する言葉として浸透しています。その人の魅力に対する褒め言葉として使われることが多いですが、本来の意味を理解していない人もいるのではないでしょうか。そこで、アンニュイの言葉の意味や使い方、アンニュイな雰囲気を持つ人の特徴などを婚活コンサルタントのミカねえさんに教えていただきました
アンニュイとは、「ennui」というフランス語。言葉の意味は「憂鬱(ゆううつ)」「退屈」「物憂げ」「なんとなく気が進まない」などで、マイナスのイメージで使われます。
しかし日本でアンニュイを使う場合は、対象や場面によってプラスとマイナス両方の意味を持つカタカナ語として使用されています。
人物に対しては「神秘的」「ミステリアスではかなげ」「妖艶」など雰囲気を表す意味となり、「なんとなく雰囲気が良い」「独特な世界観がある」などプラスのイメージ、褒め言葉として使われます。
反対に感情や気分に対しては、元々のフランス語の意味である「憂鬱」「退屈」「物憂げ」などの意味で使われます。
アンニュイは雰囲気やあり方などの目には見えないもの、感情や感覚などの言語化しにくいものの表現に使われているので、人によって捉えるニュアンスが違ったり、TPOや前後の文脈などによって意味が変わったりします。
マイナスな意味に受け止められないように注意して使用しましょう。
日本で使われるアンニュイというカタカナ語が、どんなシーンでどんなニュアンスを含んで使われるか具体的な事例を紹介します。
「あの人はアンニュイな雰囲気があり魅力的だ」
アンニュイな雰囲気とは「神秘的」や「ミステリアスではかなげ」という意味で使われます。男女共に自然体なのになんとなく魅力がある、心惹かれる独特な雰囲気がある人などに褒め言葉として使用されています。
「彼はいつもアンニュイなファッションでおしゃれを楽しんでいる」
アンニュイなファッションとは、自分の好きな服を自分の感覚や感性でこなれた感じに着こなすファッションのこと。流行を追ったり誰かの目を気にしたりしていない、個性的な雰囲気を褒めるときにアンニュイが使われることがあります。
「彼女がアンニュイなメイクをしたら大人っぽくなり驚いた」
張り切りすぎず透明感や抜け感のあるメイクをアンニュイなメイクと表現します。普段あまり化粧気のない女性がこなれた感じのメイクをすると、そのギャップでアンニュイ感が増すこともあります。
「最近人気のアンニュイなヘアスタイルに挑戦してみたい」
ヘアスタイルもメイクと同じように、ワックスやスプレーでキメすぎていない、自然なこなれ感や抜け感のあるスタイルをアンニュイと表現します。
「この部屋から見える景色はとてもアンニュイで気に入っている」
景色に対してアンニュイを使う時は、「神秘的で美しい」「言葉では表現しきれないくらい素晴らしい」などという意味が含まれます。何か心に響く、情緒的な感情を抱いたらアンニュイといっていいでしょう。
「今日の空はどんよりしているのでアンニュイな気分になる」
気分や感情を表す場合は、元々のフランス語の意味「憂鬱」「退屈」「物憂げ」「なんとなく気が進まない」といったマイナスのニュアンスで使われます。
アンニュイな雰囲気を持つ人に多く見られる外見や態度、行動の特徴を解説します。また、20〜30代の男女310人に聞いた、「あなたが思う『アンニュイな雰囲気の人』とはどんな人ですか?」というアンケートの回答も紹介します。
アンニュイな雰囲気な人というと多くの人は、妖艶でミステリアス、色気を感じさせるような人を思い浮かべるようです。
アンケートでも下記のような回答が多く見られました。
「独特な雰囲気がある人」(35歳/女性)
「存在しているだけで色気を放っているような人」(36歳/女性)
「不思議な魅力がある人」(37歳/男性)
あまり多くのことを語らず物静かという点もアンニュイな人の特徴です。質問されたことや必要なことにのみ発言し、自分からはあまり話さず自己主張もしませんが、独特な存在感がありミステリアスとも捉えられます。
多くを語らないが自分をしっかり持ち、内に秘めた強さがあるので魅力的に見えます。
アンケートでも無口なだけでなく何か雰囲気のある人という回答が目立ちました。
「物静かだけど個性が光る人」(35歳/女性)
「あまりしゃべらず、自分の世界観を持っている人」(32歳/女性)
「不思議な雰囲気を醸し出す、口数の少ない人」(37歳/男性)
アンニュイな人は自分を偽らず、いつも自然体です。人の目を気にしたり誰かに好かれようとしたりはしません。
自分を偽らないので、他人のマイナス部分も受け入れることができます。曖昧さを受け入れ、自分にも他人にも程よいゆるさがあります。
アンケートでは下記のような意見も多くありました。自然体でゆるい雰囲気が気だるそうに見えたり、こびない姿勢が凛とした印象に捉えられているようです。
「気だるそうな雰囲気」(37歳/女性)
「物憂げな感じの人」(34歳/男性)
「凛として周りからの評価を気にしない人」(30歳/女性)
自分の感情や意見をあまり表に出さないため、どこにいても控えめな態度を取ることが多いです。自己主張は少ないのに、質問されるとしっかり自分の意見を持っているという魅力もあります。
また、感情のコントロールができるので、誰かを否定したり攻撃したりすることもありません。常に感情が安定しているので一緒にいて安心感があり、癒やし系といわれることもあるでしょう。
アンケートでは、冷静な印象に見えるという意見もありました。
「いつも冷静な感じの人」(38歳/男性)
「物静かだけど、シャイではなくて、客観的に物事を見ている」(36歳/女性)
「感情の起伏が少ない人」(33歳/男性)
自分らしさや自分のペースを大切にしているため、集団行動を好みません。人に流されず、「自分はこう考えて行動する」といった信念を持ち、常に人との距離を保っています。
そのため、近寄り難いと思われることもありますが、アンケートに寄せられた声をみるとプラスのイメージで見られることの方が多いようです。
「何を考えているかわからないが不思議な魅力のある人」(25歳/女性)
「他人と絶妙な距離感を保ちつつ、独特の空気感を放つ人」(38歳/男性)
アンニュイな人はかっちりとキメたファッションではなく、自分の好みのものを自分の感性や感覚でゆるっと着こなすイメージです。また、新しいものや流行のものにはあまり興味がなく、自分の好みやセンスに合ったものを選びます。
ヘアスタイルも同様で、かっちりとキメたスタイルではなく、手グシでササッと整えた感じのさりげなさや抜け感があるのが特徴です。手入れがされていないボサボサ感とは違い、自然にキマっている感じが絶妙なアンニュイ感です。
ファッションもヘアスタイルも自分の価値観のスタイルなので、独特の存在感があります。アンケートでも、ファッションスタイルでアンニュイさを感じるという意見もありました。
「個性的でおしゃれな人」(28歳/女性)
「独特のおしゃれの雰囲気がある人」(34歳/女性)
アンニュイには「憂鬱」「物憂げ」というフランス語本来の意味もありますが、日本でカタカナ語として人の雰囲気を表現するときに使われる場合は、「神秘的」「ミステリアス」「妖艶」などプラスの意味合いを持つことがほとんどです。独特な個性を褒めている言葉として受け止めてよいでしょう。
男女問わず、アンニュイな人はそのミステリアスな雰囲気から「気になる」「もっと知りたい」などと興味を持たれやすいので、モテるともいえそうです。たまにはアンニュイな雰囲気を出してみるのもいいかもしれませんよ!
取材・文/仲西なほ子
【監修】
ミカねえ
こじらせ女子婚活サポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。「ときめかない」「思っていることが言えない」「相思相愛になれない」などのお悩みを、生い立ちからヒアリング。恋愛感情と恋愛思考のパターンからその悩みを解決し成婚へと導く。恋活イベント「恋なび」、幸せなパートナーシップを築く「パーソナルLOVEレッスン」「婚活プランニング」などを主宰。結婚相談所での婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラム(@mika.nesan)で婚活女子への応援メッセージを発信している。
公式サイト:https://www.cariocastyle.net
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/2/16〜2024/2/19
有効回答数:310人(男性155人、女性155人)
(インターネットによる20〜30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)
アンニュイとは
アンニュイとは、「ennui」というフランス語。言葉の意味は「憂鬱(ゆううつ)」「退屈」「物憂げ」「なんとなく気が進まない」などで、マイナスのイメージで使われます。
しかし日本でアンニュイを使う場合は、対象や場面によってプラスとマイナス両方の意味を持つカタカナ語として使用されています。
人物に対しては「神秘的」「ミステリアスではかなげ」「妖艶」など雰囲気を表す意味となり、「なんとなく雰囲気が良い」「独特な世界観がある」などプラスのイメージ、褒め言葉として使われます。
反対に感情や気分に対しては、元々のフランス語の意味である「憂鬱」「退屈」「物憂げ」などの意味で使われます。
アンニュイは雰囲気やあり方などの目には見えないもの、感情や感覚などの言語化しにくいものの表現に使われているので、人によって捉えるニュアンスが違ったり、TPOや前後の文脈などによって意味が変わったりします。
マイナスな意味に受け止められないように注意して使用しましょう。
【例文】アンニュイの使い方
日本で使われるアンニュイというカタカナ語が、どんなシーンでどんなニュアンスを含んで使われるか具体的な事例を紹介します。
アンニュイな雰囲気の人
「あの人はアンニュイな雰囲気があり魅力的だ」
アンニュイな雰囲気とは「神秘的」や「ミステリアスではかなげ」という意味で使われます。男女共に自然体なのになんとなく魅力がある、心惹かれる独特な雰囲気がある人などに褒め言葉として使用されています。
アンニュイなファッション
「彼はいつもアンニュイなファッションでおしゃれを楽しんでいる」
アンニュイなファッションとは、自分の好きな服を自分の感覚や感性でこなれた感じに着こなすファッションのこと。流行を追ったり誰かの目を気にしたりしていない、個性的な雰囲気を褒めるときにアンニュイが使われることがあります。
アンニュイなメイクや髪型
「彼女がアンニュイなメイクをしたら大人っぽくなり驚いた」
張り切りすぎず透明感や抜け感のあるメイクをアンニュイなメイクと表現します。普段あまり化粧気のない女性がこなれた感じのメイクをすると、そのギャップでアンニュイ感が増すこともあります。
「最近人気のアンニュイなヘアスタイルに挑戦してみたい」
ヘアスタイルもメイクと同じように、ワックスやスプレーでキメすぎていない、自然なこなれ感や抜け感のあるスタイルをアンニュイと表現します。
アンニュイな景色
「この部屋から見える景色はとてもアンニュイで気に入っている」
景色に対してアンニュイを使う時は、「神秘的で美しい」「言葉では表現しきれないくらい素晴らしい」などという意味が含まれます。何か心に響く、情緒的な感情を抱いたらアンニュイといっていいでしょう。
アンニュイな気分
「今日の空はどんよりしているのでアンニュイな気分になる」
気分や感情を表す場合は、元々のフランス語の意味「憂鬱」「退屈」「物憂げ」「なんとなく気が進まない」といったマイナスのニュアンスで使われます。
アンニュイな雰囲気を持つ人の特徴
アンニュイな雰囲気を持つ人に多く見られる外見や態度、行動の特徴を解説します。また、20〜30代の男女310人に聞いた、「あなたが思う『アンニュイな雰囲気の人』とはどんな人ですか?」というアンケートの回答も紹介します。
妖艶でミステリアス
アンニュイな雰囲気な人というと多くの人は、妖艶でミステリアス、色気を感じさせるような人を思い浮かべるようです。
アンケートでも下記のような回答が多く見られました。
「独特な雰囲気がある人」(35歳/女性)
「存在しているだけで色気を放っているような人」(36歳/女性)
「不思議な魅力がある人」(37歳/男性)
多くを語らず物静か
あまり多くのことを語らず物静かという点もアンニュイな人の特徴です。質問されたことや必要なことにのみ発言し、自分からはあまり話さず自己主張もしませんが、独特な存在感がありミステリアスとも捉えられます。
多くを語らないが自分をしっかり持ち、内に秘めた強さがあるので魅力的に見えます。
アンケートでも無口なだけでなく何か雰囲気のある人という回答が目立ちました。
「物静かだけど個性が光る人」(35歳/女性)
「あまりしゃべらず、自分の世界観を持っている人」(32歳/女性)
「不思議な雰囲気を醸し出す、口数の少ない人」(37歳/男性)
人にこびず、自然体
アンニュイな人は自分を偽らず、いつも自然体です。人の目を気にしたり誰かに好かれようとしたりはしません。
自分を偽らないので、他人のマイナス部分も受け入れることができます。曖昧さを受け入れ、自分にも他人にも程よいゆるさがあります。
アンケートでは下記のような意見も多くありました。自然体でゆるい雰囲気が気だるそうに見えたり、こびない姿勢が凛とした印象に捉えられているようです。
「気だるそうな雰囲気」(37歳/女性)
「物憂げな感じの人」(34歳/男性)
「凛として周りからの評価を気にしない人」(30歳/女性)
控えめで感情のコントロールができる
自分の感情や意見をあまり表に出さないため、どこにいても控えめな態度を取ることが多いです。自己主張は少ないのに、質問されるとしっかり自分の意見を持っているという魅力もあります。
また、感情のコントロールができるので、誰かを否定したり攻撃したりすることもありません。常に感情が安定しているので一緒にいて安心感があり、癒やし系といわれることもあるでしょう。
アンケートでは、冷静な印象に見えるという意見もありました。
「いつも冷静な感じの人」(38歳/男性)
「物静かだけど、シャイではなくて、客観的に物事を見ている」(36歳/女性)
「感情の起伏が少ない人」(33歳/男性)
人に流されずマイペース
自分らしさや自分のペースを大切にしているため、集団行動を好みません。人に流されず、「自分はこう考えて行動する」といった信念を持ち、常に人との距離を保っています。
そのため、近寄り難いと思われることもありますが、アンケートに寄せられた声をみるとプラスのイメージで見られることの方が多いようです。
「何を考えているかわからないが不思議な魅力のある人」(25歳/女性)
「他人と絶妙な距離感を保ちつつ、独特の空気感を放つ人」(38歳/男性)
個性的なファッションや持ち物
アンニュイな人はかっちりとキメたファッションではなく、自分の好みのものを自分の感性や感覚でゆるっと着こなすイメージです。また、新しいものや流行のものにはあまり興味がなく、自分の好みやセンスに合ったものを選びます。
ヘアスタイルも同様で、かっちりとキメたスタイルではなく、手グシでササッと整えた感じのさりげなさや抜け感があるのが特徴です。手入れがされていないボサボサ感とは違い、自然にキマっている感じが絶妙なアンニュイ感です。
ファッションもヘアスタイルも自分の価値観のスタイルなので、独特の存在感があります。アンケートでも、ファッションスタイルでアンニュイさを感じるという意見もありました。
「個性的でおしゃれな人」(28歳/女性)
「独特のおしゃれの雰囲気がある人」(34歳/女性)
アンニュイは褒め言葉!魅力の一つです
アンニュイには「憂鬱」「物憂げ」というフランス語本来の意味もありますが、日本でカタカナ語として人の雰囲気を表現するときに使われる場合は、「神秘的」「ミステリアス」「妖艶」などプラスの意味合いを持つことがほとんどです。独特な個性を褒めている言葉として受け止めてよいでしょう。
男女問わず、アンニュイな人はそのミステリアスな雰囲気から「気になる」「もっと知りたい」などと興味を持たれやすいので、モテるともいえそうです。たまにはアンニュイな雰囲気を出してみるのもいいかもしれませんよ!
取材・文/仲西なほ子
【監修】
ミカねえ
こじらせ女子婚活サポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。「ときめかない」「思っていることが言えない」「相思相愛になれない」などのお悩みを、生い立ちからヒアリング。恋愛感情と恋愛思考のパターンからその悩みを解決し成婚へと導く。恋活イベント「恋なび」、幸せなパートナーシップを築く「パーソナルLOVEレッスン」「婚活プランニング」などを主宰。結婚相談所での婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラム(@mika.nesan)で婚活女子への応援メッセージを発信している。
公式サイト:https://www.cariocastyle.net
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/2/16〜2024/2/19
有効回答数:310人(男性155人、女性155人)
(インターネットによる20〜30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)