結婚前に同棲ってアリ?ナシ?
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お付き合いしている彼と、同棲することを選ぶ方は少なくないようです。ラブラブな彼とずっと一緒にいられるのは、嬉しいものですよね♪ただその後、ちゃんと「結婚」にまで至れるものなのでしょうか?
20代、30代の女性に、「今までにお付き合いしている彼と同棲したことはある?」と聞いたところ、48%の方が「ある」と回答。そのうち、「結婚した」もしくは「結婚予定」という方は77%と、多くの方が同棲から結婚に至っているものの、20%の方は「同棲はしたものの別れた」とのこと。
経験者にとっては、同棲はメリットばかりではなく、きっとデメリットに感じた部分もあったはず。そこで、同棲経験者に「同棲のメリット・デメリット」を併せて聞いてみたところ、以下のような声が挙がりました。
<メリット>
●「家での生活の様子がわかるので、結婚後のことがいろいろと判断ができる。会える日が多いと仕事が頑張れる」(28歳)
●「お互いの生活リズムやこだわり、食の好みがわかるので、結婚後のイメージが湧く。また、生活費の節約になり貯金しやすい」(27歳)
●「一緒にいて自然でいられるか、ストレスを感じないか判断できる結婚後のイメーシ゛がつきやすい」(33歳)
●「結婚した後の生活を実際に体験できる。どれくらい部屋が汚れたら気になるのか、食生活など、普通に付き合っているだけではわからないことも知れたのが良かった」(25歳)
<デメリット>
●「婚約期間であるとか結婚前提の人としないとデメリットだらけな気がします。何カ月後に入籍!と決めてからじゃないと男性側がうやむやになっていつまでもその状態が続きそう…。」(28歳)
●「家事をしてくれない彼にイライラしてしまう。家デートが多くなり、外出が減った」(24歳)
●「私生活全てが丸見えで嫌なところがたくさん見えてしまう」(22歳)
●「結婚を決めてからでないとズルズルいってしまいそう。元々お互いが実家だったとしたら、生活費などが発生するので貯金しづらくなる」(27歳)
●「自分と彼との生活スタイルの違いを知り、幻滅してしまう。我慢できること、できないことを知り、結婚に踏み切れなくなる」(31歳)
メリットは「結婚生活の予行演習ができる」「相手の生活リズムがわかるので合う、合わないが判断できる」、デメリットは「結婚のタイミングがつかみづらい」「相手の嫌なところが見えてしまう」といった声が多く聞かれました。
それでは専門家にも同棲のメリット、デメリットを伺ってみましょう。恋愛カウンセラーであり、東邦大学医学部医学科の客員講師である西郷理恵子さん、ご意見をお聞かせください!
「同棲のメリットは、結婚より簡単にふたりの生活が始められることです。同棲は、入籍をしない結婚、つまり事実婚のようなもの。結婚で得られる『社会的な承認』や『ふたりをつなぐ縛り』こそありませんが、結婚と同じように共同生活を送ることができます。それに万が一関係がダメになった場合、結婚に比べれば簡単に関係を解消できます。たとえ相手の同意がなくても自分の意思だけで、家族や親族の手を煩わらせることなく別れることができるでしょう」
「同棲のデメリットとして、『結婚のタイミングを逃す』という声が挙がっていましたが、結婚をゴールと考えている人は、そう否定的に捉えるかもしれませんね。ただ同棲を“結婚のお試し期間”として生かすことができれば、意味のある同棲になるはずです。そして、『相手の嫌なところが見えてしまう』という意見は、逆にメリットだと考えています。同棲期間に相手の本性をつかめれば、“いつか離婚に至ってしまう結婚”をせずに済むからです」
なるほど!結婚後に「なんかこの人、生活リズムが合わない」「予想に反して全然家事を手伝ってくれない」などと気付いても、そう簡単に別れられないですものね…。皆さんが捉えていたデメリットも、見方を変えればメリットと捉えることができそうです。
なお、西郷さんによると、「厚生労働省の人口動態調査によると、結婚から離婚するまでの期間で最も多いのが『結婚から5年未満』です。このデータから考えても、“お試し期間”として同棲を選ぶのは有意義」とのこと。
「生活のパートナーとして相性が良いかを判断するには、相手に遠慮し過ぎず、我慢もせずに、自然体の自分で居心地が良く暮らせるか検証することです。家事の分担についても、実際に暮らした方がいい配分がつかめるでしょう」
確かに、離婚には相手の同意も必要ですし、別れる際に親や親せき、友人など当事者以外の人々を巻き込んでしまう恐れもあります。結婚後の生活が不安な人は、西郷さんのアドバイスのように、同棲で「お試し」してみた方がいいのかも?
有意義な同棲生活を送るためにも、“長い春”にしないためにも、勢いで同棲するのではなく、彼と「同棲を結婚のお試し期間にしよう」としっかり話し合った上で同棲を始めたいですね♪(山崎はるな)
【取材協力】
西郷理恵子さん
東邦大学医学部医学科客員講師。日本性機能学会会員、日本性科学会会員。
2006年から現在までに2000件以上の恋愛や結婚、性に関する対面・電話・メール相談を行うほか、企業や地方自治体向けに研修・講演会を実施している。All About恋愛ガイド、エキサイトお悩み電話相談室カウンセラー、恋愛ユニバーシティ電話相談カウンセラー。
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「結婚式の準備、恋人と距離を置くこと、同棲、自撮り」について
調査期間:2017/8/10〜8/31
有効回答数:221人(女性)
20代、30代の女性に、「今までにお付き合いしている彼と同棲したことはある?」と聞いたところ、48%の方が「ある」と回答。そのうち、「結婚した」もしくは「結婚予定」という方は77%と、多くの方が同棲から結婚に至っているものの、20%の方は「同棲はしたものの別れた」とのこと。
経験者にとっては、同棲はメリットばかりではなく、きっとデメリットに感じた部分もあったはず。そこで、同棲経験者に「同棲のメリット・デメリット」を併せて聞いてみたところ、以下のような声が挙がりました。
メリットは「結婚後のイメージが湧く」、デメリットは「結婚のタイミングを逃す」?
<メリット>
●「家での生活の様子がわかるので、結婚後のことがいろいろと判断ができる。会える日が多いと仕事が頑張れる」(28歳)
●「お互いの生活リズムやこだわり、食の好みがわかるので、結婚後のイメージが湧く。また、生活費の節約になり貯金しやすい」(27歳)
●「一緒にいて自然でいられるか、ストレスを感じないか判断できる結婚後のイメーシ゛がつきやすい」(33歳)
●「結婚した後の生活を実際に体験できる。どれくらい部屋が汚れたら気になるのか、食生活など、普通に付き合っているだけではわからないことも知れたのが良かった」(25歳)
<デメリット>
●「婚約期間であるとか結婚前提の人としないとデメリットだらけな気がします。何カ月後に入籍!と決めてからじゃないと男性側がうやむやになっていつまでもその状態が続きそう…。」(28歳)
●「家事をしてくれない彼にイライラしてしまう。家デートが多くなり、外出が減った」(24歳)
●「私生活全てが丸見えで嫌なところがたくさん見えてしまう」(22歳)
●「結婚を決めてからでないとズルズルいってしまいそう。元々お互いが実家だったとしたら、生活費などが発生するので貯金しづらくなる」(27歳)
●「自分と彼との生活スタイルの違いを知り、幻滅してしまう。我慢できること、できないことを知り、結婚に踏み切れなくなる」(31歳)
メリットは「結婚生活の予行演習ができる」「相手の生活リズムがわかるので合う、合わないが判断できる」、デメリットは「結婚のタイミングがつかみづらい」「相手の嫌なところが見えてしまう」といった声が多く聞かれました。
同棲で相手の嫌なところが見えれば、「離婚に至る結婚」を回避できる
それでは専門家にも同棲のメリット、デメリットを伺ってみましょう。恋愛カウンセラーであり、東邦大学医学部医学科の客員講師である西郷理恵子さん、ご意見をお聞かせください!
「同棲のメリットは、結婚より簡単にふたりの生活が始められることです。同棲は、入籍をしない結婚、つまり事実婚のようなもの。結婚で得られる『社会的な承認』や『ふたりをつなぐ縛り』こそありませんが、結婚と同じように共同生活を送ることができます。それに万が一関係がダメになった場合、結婚に比べれば簡単に関係を解消できます。たとえ相手の同意がなくても自分の意思だけで、家族や親族の手を煩わらせることなく別れることができるでしょう」
「同棲のデメリットとして、『結婚のタイミングを逃す』という声が挙がっていましたが、結婚をゴールと考えている人は、そう否定的に捉えるかもしれませんね。ただ同棲を“結婚のお試し期間”として生かすことができれば、意味のある同棲になるはずです。そして、『相手の嫌なところが見えてしまう』という意見は、逆にメリットだと考えています。同棲期間に相手の本性をつかめれば、“いつか離婚に至ってしまう結婚”をせずに済むからです」
なるほど!結婚後に「なんかこの人、生活リズムが合わない」「予想に反して全然家事を手伝ってくれない」などと気付いても、そう簡単に別れられないですものね…。皆さんが捉えていたデメリットも、見方を変えればメリットと捉えることができそうです。
同棲を「結婚のお試し期間」と捉え、彼とその考えを共有しよう
なお、西郷さんによると、「厚生労働省の人口動態調査によると、結婚から離婚するまでの期間で最も多いのが『結婚から5年未満』です。このデータから考えても、“お試し期間”として同棲を選ぶのは有意義」とのこと。
「生活のパートナーとして相性が良いかを判断するには、相手に遠慮し過ぎず、我慢もせずに、自然体の自分で居心地が良く暮らせるか検証することです。家事の分担についても、実際に暮らした方がいい配分がつかめるでしょう」
確かに、離婚には相手の同意も必要ですし、別れる際に親や親せき、友人など当事者以外の人々を巻き込んでしまう恐れもあります。結婚後の生活が不安な人は、西郷さんのアドバイスのように、同棲で「お試し」してみた方がいいのかも?
有意義な同棲生活を送るためにも、“長い春”にしないためにも、勢いで同棲するのではなく、彼と「同棲を結婚のお試し期間にしよう」としっかり話し合った上で同棲を始めたいですね♪(山崎はるな)
【取材協力】
西郷理恵子さん
東邦大学医学部医学科客員講師。日本性機能学会会員、日本性科学会会員。
2006年から現在までに2000件以上の恋愛や結婚、性に関する対面・電話・メール相談を行うほか、企業や地方自治体向けに研修・講演会を実施している。All About恋愛ガイド、エキサイトお悩み電話相談室カウンセラー、恋愛ユニバーシティ電話相談カウンセラー。
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「結婚式の準備、恋人と距離を置くこと、同棲、自撮り」について
調査期間:2017/8/10〜8/31
有効回答数:221人(女性)