上司とのうまい付き合い方ないかなぁ

合わない上司とうまく付き合う方法教えて!

どんな職場にも合わない人っていますよね?ましてやそれが上司ともなると、部下や同僚とは違って付き合い方にもテクニックが必要だと思います。

ということで、緊急アンケート!20〜30代の女性に、「職場に合わない上司が、現在または過去にいたことがありますか?」と質問したところ、87%の人が「ある」と回答。そのうち、「合わない上司と仕事をするために工夫していることがある」と答えた85%の人に、具体的な方法も聞いてみると、「仕事上の必要最低限の付き合いのみに徹底しました」(28歳)、「どういうことがその人の地雷なのかを経験上振り返り、傾向と対策を考えた」(34歳)、「上司の期待していることをくみ取って動くようにした」(29歳)とのことでした。

4つのタイプ別に苦手な上司のタイプと対処法を紹介!



皆さん、自分なりに対策を考えて行動しているんですね。合わない上司とうまく付き合うにはどうしたらいいのでしょうか?マネジメントコンサルタントの濱田秀彦さんにお聞きしたところ、「人にはタイプがあります。それぞれツボが違うので、タイプ別に苦手な上司のタイプと対処法を紹介します。」とのこと。「直感と行動タイプ」、「成果と効率タイプ」、「いい人タイプ」、「考える人タイプ」の4つのタイプから、自分に近いものを見つけてみてください。あなたの苦手な上司のタイプと対処法が書かれています。

<直感と行動タイプ…理屈より直感、考えるより行動という人>
「“考える人”タイプの上司が苦手です。このタイプの上司は、即答することが苦手なので、相談する前に予告したり、考える時間を設けたりすると、ストレスが軽減されるかもしれません。また、口頭よりも文書を好むので、依頼するときはメモやメールでするとよいでしょう」

<成果と効率タイプ…効率の悪さを嫌い、成果が明確に表れる仕事を好む人>
「“いい人”タイプの上司とは合いません。このタイプの上司は、優柔不断で頼りなく見えるもの。決めなければならないものは、『こうしたいのですが、どうですか』と自分の案を持って相談するとスムーズにいくでしょう」

<いい人タイプ…ルールを守り、上司の指示に素直に従う人>
「“成果と効率”タイプの上司がダメです。このタイプの上司には、選択肢を示し、判断を仰ぐのが理想です。『決めるのは私だ』という姿勢にこちらが合わせれば、仕事は進んでいきそうです」

<考える人タイプ…慎重で時間をかけて考える人>
「“直感と行動”タイプの上司が苦手。そんな上司に対しては、何事にも『すぐにひと言で』言うのがコツです。分厚い資料は苦手なので、大きなグラフや写真一枚のような、わかりやすいもので説得するとよいでしょう」

合わない上司とは仕事上ではゴールデンコンビ!?



自分のタイプによって、合う上司、合わない上司がありますよね。でも、男女の性別によっても対処の仕方は違うと思うのですが…。

「上司の性別はあまり重要ではありません。それよりも上司のタイプをしっかりと見極めることの方が大切。そして、対応力を身に付ければうまく付き合っていけるでしょう。ちなみに、合わない上司の多くは自分と正反対のタイプの人です。実はこれは、お互いの弱みを補充し合えるゴールデンコンビにもなりうる存在。お互いを認め合い、生かし合える関係を築くことができればベストです」

なるほど、タイプは正反対で全く合わないけれど、仕事をする上ではお互いの弱点を補ってくれる最高のコンビということですね。最後に、濱田さんから、合わない上司がいたら心掛けるべき三カ条を頂きました。

1.上司のタイプを理解する
2.正反対のタイプを教材と考える
3.タイプに合わせて対処する

濱田さん、ありがとうございます!これで明日からは、合わない上司とも、少し距離が縮まるかもしれませんね♪(坂田 圭永)


【取材協力】
濱田 秀彦さん
株式会社ヒューマンテック代表取締役。マネジメントコンサルタント。公開セミナーや個別企業の研修など、これまで指導したビジネスパーソンは2万人を超え、課長クラス、主任、係長クラス、中堅社員層を対象に、年間150日以上講演をしている。主な著書に、『「上司に話が通じない」と思ったときに読む本』(かんき出版)、『あなたが部下から求められているシリアスな50のこと』『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』(共に実務教育出版)、『ビジネス快話力』(主婦と生活社)などがある。


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「うざいと思った男性や恋人はいらないと思った瞬間について」
調査期間:2015/10/30〜11/12
有効回答数:133人(女性)