「追いかけられると逃げたくなる」のはなぜ?
恋愛において「追いかけられると逃げたくなる」などとよく言いますが、実際にそういう経験をしたことはありますか?私はあります。好意を持っていた男子なのに、こちらに気があるそぶりを見せられた途端、なぜか気持ちが急に冷めてしまって…。自分でもなぜだか分からないんですよね。彼に、憧れている自分が好きだったのかなあ…。
20〜30代の女性にも、「追いかけられると逃げたくなる」という経験をしたことがあるか、アンケートを取ってみたところ、「ある」と答えた人は44%。なぜ、逃げたくなっちゃったの?
●「自分よりも相手の気持ちの方が大きいと感じ、それが重荷になってしまった」(23歳)
●「すっごく好きだったのに、向こうからド直球のラブレターをもらったときにどん引きしてしまった」(27歳)
●「まだ、彼のことが気になる段階で追いかけられたので、引いてしまった。自分の気持ちはそこまでではなかったので、温度差に戸惑った」(25歳)
●「さりげなくアプローチをかけていた人から急に好意を向けられ、何となく別人みたいに感じてしまった」(28歳)
同感!決して相手のことが嫌いなわけではなく、どちらかというと好意を持っていたのに、追いかけられた途端に、なんだか違和感を覚えちゃうんですよね…。心理学博士の伊東明さん、これってなぜなのでしょうか?
「男女に限らず、人間には基本的に『自由でいたい』という心理があり、自由を脅かされると怖さを感じたり、反発したくなります。つまり、好意を持っていた相手から急に追いかけられたり、囲い込まれそうになったら、誰でも多かれ少なかれ心理的な抵抗を感じるものなのです。また人間は、無意識のうちに先々まで考えて行動する性質があり、『好意を持っているレベルであり、まだそこまで好きになっていないこの男性と付き合っても、楽しくないのではないか』などと先読みし、引いてしまうことも多いようです」
なるほど〜!言われてみればすごくしっくりきます。こちらが好意を持っていた段階では、“自由に恋している”状態が心地よかったのですよね〜。でも、追いかけられた途端、この彼で決まっちゃうような気がして、窮屈さを感じたのかも。
…と、ふと気付いたのですが、「追いかけられると逃げたくなるのは男女共通」ということは、気になる男性を不用意に追いかけると、逃げられてしまう恐れがあるということですよね…!?「男性が逃げない“上手な追い方”のコツ」なんて、あるのでしょうか?
「好きな男性を誘う際は、真剣な気持ちをできるだけ抑えて、ごくライトに。“追いかけていない”感をできるだけ出してください。例えば、『今週の土曜日、空いてます?用事があって近くまで行くので、1時間ぐらいランチどうですか?』など、まずは時間を限定した上で、気軽に乗りやすい誘いをかけましょう。できれば、相手の反応を見ながら、『急過ぎましたか?忙しいですよね〜』と、相手が断りやすい言葉を追加すると、本当に断るかどうかは別にして、相手に安心感を与えます。もしも相手が引くような雰囲気があったら、『友達も一緒なんですけど』など、さらに敷居を低くする言葉を付け加えるといいでしょう」
また、伊東さんいわく、「気持ちを抑えながら誘うことに、はじめは物足りなさや焦りを感じるかもしれませんが、相手の気持ちが分からない間は、あふれる思いをぐっとこらえて、ライトな誘いで少しずつ距離を詰めていくのが得策」とのこと。よしっ、いざそういう場面に遭遇したら、“引かれない追い方”を徹底します♪(山崎 はるな)
【取材協力】
伊東 明さん
(株)東京心理コンサルティング代表。ビジネス心理学および男性・女性心理学を専門とし、企業研修やコンサルティング、メディア出演や雑誌連載などで幅広く活躍中。『男は3語であやつれる』(PHP研究所)、『女が結婚するまでに考えておきたいこと』(大和書房)など、70冊以上の著作がある。
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「結婚式マナーや追われると逃げたくなる恋愛心理について」
調査期間/2013/2/8〜2/19
有効回答数/102人(女性)
20〜30代の女性にも、「追いかけられると逃げたくなる」という経験をしたことがあるか、アンケートを取ってみたところ、「ある」と答えた人は44%。なぜ、逃げたくなっちゃったの?
●「自分よりも相手の気持ちの方が大きいと感じ、それが重荷になってしまった」(23歳)
●「すっごく好きだったのに、向こうからド直球のラブレターをもらったときにどん引きしてしまった」(27歳)
●「まだ、彼のことが気になる段階で追いかけられたので、引いてしまった。自分の気持ちはそこまでではなかったので、温度差に戸惑った」(25歳)
●「さりげなくアプローチをかけていた人から急に好意を向けられ、何となく別人みたいに感じてしまった」(28歳)
同感!決して相手のことが嫌いなわけではなく、どちらかというと好意を持っていたのに、追いかけられた途端に、なんだか違和感を覚えちゃうんですよね…。心理学博士の伊東明さん、これってなぜなのでしょうか?
「男女に限らず、人間には基本的に『自由でいたい』という心理があり、自由を脅かされると怖さを感じたり、反発したくなります。つまり、好意を持っていた相手から急に追いかけられたり、囲い込まれそうになったら、誰でも多かれ少なかれ心理的な抵抗を感じるものなのです。また人間は、無意識のうちに先々まで考えて行動する性質があり、『好意を持っているレベルであり、まだそこまで好きになっていないこの男性と付き合っても、楽しくないのではないか』などと先読みし、引いてしまうことも多いようです」
なるほど〜!言われてみればすごくしっくりきます。こちらが好意を持っていた段階では、“自由に恋している”状態が心地よかったのですよね〜。でも、追いかけられた途端、この彼で決まっちゃうような気がして、窮屈さを感じたのかも。
…と、ふと気付いたのですが、「追いかけられると逃げたくなるのは男女共通」ということは、気になる男性を不用意に追いかけると、逃げられてしまう恐れがあるということですよね…!?「男性が逃げない“上手な追い方”のコツ」なんて、あるのでしょうか?
「好きな男性を誘う際は、真剣な気持ちをできるだけ抑えて、ごくライトに。“追いかけていない”感をできるだけ出してください。例えば、『今週の土曜日、空いてます?用事があって近くまで行くので、1時間ぐらいランチどうですか?』など、まずは時間を限定した上で、気軽に乗りやすい誘いをかけましょう。できれば、相手の反応を見ながら、『急過ぎましたか?忙しいですよね〜』と、相手が断りやすい言葉を追加すると、本当に断るかどうかは別にして、相手に安心感を与えます。もしも相手が引くような雰囲気があったら、『友達も一緒なんですけど』など、さらに敷居を低くする言葉を付け加えるといいでしょう」
また、伊東さんいわく、「気持ちを抑えながら誘うことに、はじめは物足りなさや焦りを感じるかもしれませんが、相手の気持ちが分からない間は、あふれる思いをぐっとこらえて、ライトな誘いで少しずつ距離を詰めていくのが得策」とのこと。よしっ、いざそういう場面に遭遇したら、“引かれない追い方”を徹底します♪(山崎 はるな)
【取材協力】
伊東 明さん
(株)東京心理コンサルティング代表。ビジネス心理学および男性・女性心理学を専門とし、企業研修やコンサルティング、メディア出演や雑誌連載などで幅広く活躍中。『男は3語であやつれる』(PHP研究所)、『女が結婚するまでに考えておきたいこと』(大和書房)など、70冊以上の著作がある。
【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「結婚式マナーや追われると逃げたくなる恋愛心理について」
調査期間/2013/2/8〜2/19
有効回答数/102人(女性)