みなさんの“春”は、もう来ましたか?

どのくらい付き合ったら、“長すぎる春”?

学生時代から付き合って7〜8年。首を長〜くしてプロポーズを待っていたのに、20代後半になって別れちゃった!なんてカップル、意外と多いですよね。俗に言う“長すぎる春”というものなのでしょうが、実際のところ、どのくらい付き合ったら“長すぎる春”と言えるのでしょう?

そこで、20〜30代女性にアンケートを実施。まず、「どのくらい付き合うと、“長すぎる春”だと言えると思う?」と聞いてみると、

1位:5年未満
2位:6年未満
3位:10年以上

という結果に。どうやら少なくても「5、6年付き合うと長すぎる」という認識が一般的なようです。

また、「過去に“長すぎる”と言える期間、付き合った彼はいる?」と聞いてみると、37%が「ある」と回答。「その彼とはどうなった?」とも聞いたところ、「別れた」(52%)、「結婚した」(47%)と、僅差ながら「別れた」人が多いことが判明!

さらに、「“長すぎる春”はいい恋をしていると思いますか?」との質問には、「思う」(48%)、「思わない」(52%)と、こちらも僅差ですが、「思わない」人が多いという結果に。「思わない」人の意見を聞いてみると、

●「人それぞれだとは思うけど、結婚もせずに長く付き合うのは、どうしてもダラダラと関係を続けている印象がある」(27歳)
●「結婚しないと決めているならいいけど、そうでなければ、不安や焦りで老けこみそう」(29歳)

などの声が多数!やっぱり“長すぎる春”はマイナスイメージが強いようです。

では、“長すぎる春”は本当に良くないのでしょうか?心理カウンセラーの織田隼人さんに伺いました。そもそも、“長すぎる春”と言える交際期間ってどのくらいなんですか?

「恋愛のドキドキ感が続くのは、長くても1年半ぐらいだと言われています。ですので、交際期間が1年半を超えたら、“長すぎる春”と言ってもいいのではないでしょうか。皆さんが思っているよりも短いかもしれないですね。また、付き合いが1年半を超えると、マンネリの関係になる可能性が高いです。ただし、ドキドキした関係ではなく、まったりと落ち着いた関係が築けるタイミングでもあるので、一概に悪いとは言えませんが…」

1年半頃が、ふたりの関係の移行期間とも言えるわけですね。とはいえ、この“まったりと落ち着いた関係”も、女性側にはデメリットになることも。

「“長すぎる春”を経験した男性は、すでに好きな女性と長く一緒に過ごしているので、その環境に満足してしまう傾向があります。そうなると、結婚が遅れる可能性は否めません。落ち着いた関係になると、付き合っている状態なのに、デートや記念日などを、男性が頑張らなくなるので、そんな男性に女性が不満を持ってしまうことも。結婚したいのであれば、女性から何かしら働きかける必要がありますね。最も効果的だと思うのが、“引っ越し”。『ふたりの距離が近くなるところに引っ越そう』、『もう少し広いところに住んだ方がいいんじゃない?』などと提案し、新しく住みたい場所をデート感覚で見て回り、彼が引っ越す気になったところで、「だったら、結婚した方が良くない?」と切り出す。“引っ越し+結婚”というパッケージで提案することで、彼の思考に“結婚”という2文字が芽生えるはずです」

なるほど〜。いくら“落ち着いた関係”になるとは言え、そこまで腰を落ち着けなくても(苦笑)。何はともあれ、“長すぎる春”から脱するには女性の努力が必要みたいです…。男性にも、もう少ししっかりしてほしいものですね。(野々山 幸/verb)

【取材脇肋】
織田隼人さん
心理コーディネーターとして活動し、男女の心理の違いを広める。著書に『なぜか愛される女性が使う魔法のシンプルワード』、『メル返待ちの女』など。
織田隼人さん公式ブログhttp://oda999.tea-nifty.com/blog/

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「男女の友情やダメンズについて」
調査期間/2010/3/4〜3/8
有効回答数/228人(女性)