「おいり」とは・・・？

みなさまこんにちは

先日ご結婚式をあげられたお客様のお話を少し

花嫁さんが香川のご出身の方だったのですが、

香川のお父様が前日
「おいり」というお菓子をお持ちになりました。

香川では、嫁入りのときに
「おいり」を配る風習があるそうなのです

私もひとついただいたのですが

とっても可愛い～

紅白のおめでたい箱に、金色で「寿」の文字

中身は、色とりどりのまんまるのお菓子がたくさん

食べてみると、ほんのり甘く
ふわっと口のなかで溶けてしまいます

珍しいので、少し調べてみました

「おいり」の歴史はとても古く
始まりは400年以上前の天正時代

お姫様の嫁入りが決まった際、そのお祝いに、と

お百姓さんが5色の煎りあられを献上したところ

大変お気に召されたそうです。

それ以来、「おめでたいお煎りもの」
略して「おいり」として

広く一般に知れ渡り
400年以上経った今でも

絶対に欠かさない嫁入り道具のひとつとなっているそうです

「おいりを持って他家に嫁ぎ、家族の一員としてお入りになります。」

「心を丸くもって、まめまめしく働きますので、よろしくお願いいたします。」

という意味も込められているとか

とっても素敵な風習を知ることができ、嬉しく思いながら、

おいりを口にする手が止まらなくなっている、宮崎でした