タイ ペッチャブリーのウェディング ～ケーキ～

しかし、屋外で行う披露宴では、どうしても「高い気温」「虫が集まる」などの問題から本物の
ウェディングケーキを用意するという事は滅多にありません。

また、今回披露宴を行った会場の近くには、ケーキ屋が存在しませんでした。 離れた町のケーキ屋で
頼むという手段を取ったとしても、運搬する道の道路事情も悪いので運ぶ事も出来なかったそうです。

そこで、記念撮影用にこのようなプラスチック製の模造品が用意されました。
ケーキ入刀もプラスチック製の為、切るふりでしかありませんが会場はおおいに盛り上がります。

ちなみに、ケーキ入刀は「新郎新婦最初の共同作業」という意味も含まれていますが、
タイでは、「二人でご飯をよそう」という最初の共同作業があります。

結婚式で読経して頂いた僧侶に御礼を込めて、新郎新婦二人が手を取り合ってご飯をよそい
僧侶たちに捧げるのです。これは、仏教の国ならではの独特な慣習です。

世界を見てみると、ウェディングケーキもの手配も容易ではないという事情もあるのですね。
それでも、ウェディングケーキもコーディネートの一部として、飾り用のものを用意するなど
こだわりの強さが感じられますね。

次回はゲストの服装についてお伝えします！