ホテルフランクス ●BPグループ
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感謝
更新:2009/7/24 19:39
結婚式って、
家族との絆を、
改めて感じる瞬間ですよね。
ご披露宴の最後には、
花嫁さんから、「ご両親へ感謝のお手紙」
誰もが、楽しみにしているのでは??
今回は、
そんな家族との絆を
大切にしていたお二人の
心温まるエピソードです・・・
初めてのご来館した際、
『大切なご家族に感謝の気持ちを伝えたい。』
と、ご新婦様。
本当に素敵なお気持ちに、
とっても温かい愛情を感じました。
会話の中心は、いつもご新婦様のご家族で、
ご新郎様は、ご自分のご家族について、
あまりお話しませんでした。
そんな、ご新婦様の話を、
ご新郎様は、
いつも笑顔で聞いていらっしゃいました。
ある日、お打ち合わせの際、
ご両親への花束贈呈の話に・・・
ふと、ご新婦様が、
「●●は、自分の親に感謝の気持ちを伝えたことある?」
「う~ん・・・ないね。」
ご新郎様は今まで、
ご両親に『ありがとう』と
お伝えした事が一度もないんです・・・と。
そうですよね。実際照れくさくて
なかなか言えないですよね。
「そしたら、当日、
ご新郎様からも、
感謝のお手紙を読んでみたらいかがですか?」
「絶対に無理です!!」
とご新郎様
あまりの迫力に、
やっぱり無理か・・・と
あきらめていました。
挙式の3日前、
手作りのウェルカムボードを持って、
お二人が最後のお打ち合わせにやってきました。
ウェルカムボードには、
力強い字で、『感謝』
そこには、ご新郎様の家族写真
そして、もう一つの
ウェルカムボードには
かわいらしい文字で『ありがとう』
そこには、ご新婦様の家族写真
初めて拝見する、お二人のご両親
お二人にそっくりで・・・
笑ったお顔が、本当に似ているんです!!
いつも、親御様の話をしてくださるご新婦様、
今日は、なんだかよそよそしい?
どうしたのか、伺うと、
「なかなか、両親への手紙が書けなくて。
親のこと考えると、もうダメなんです。
涙が止まらなくて・・・」
そうですよね。
色々な思い出が、
それこそ、走馬灯のようにめぐり、
気づくと涙が・・・
皆様、本当に大変なようです。
最後のお打ち合わせも無事終わり、
後は、当日を迎えるのみ。
最終チェックもOK!!
すると、
1本のお電話が・・・
それは、ご新郎様からでした。
「当日、僕も親に、感謝の気持ちを伝えたいのですが、
今からでも、間に合いますか??」
もう、びっくりです!!
最初にご提案したときには、
「絶対無理!!!」
と、仰っていたのに。
聞けば、ご新婦様のご家族との思い出話を聞きながら、
思ったんだそうです。
「俺も親には苦労かけたよな。
この機会を逃したら、
きっと一生、『ありがとう』なんて、
言えないな・・・」
ずっとずっと、思ってた
でも、恥ずかしくって
勇気がだせかった
今朝、家を出るとき
親父が
「いよいよだな。」
ぼそっと一言
それを聞いて
「よし!!」と
決断したんだそうです。
「ぜひ、やりましょう!!」
そう言うと、
「当日、楽しみにしていてくださいね!」
と、ご新郎様。
そして、当日。
朝、ご挨拶に伺うと、
そこには・・・
立派な花婿さんと
すでに涙目の花嫁さん
感動的な挙式
笑顔溢れる、和やかなパーティ
美味しい食事と楽しい会話
親御様も嬉しそう!
いよいよ・・・
パーティのクライマックス!!
そう
ご新郎様から親御様へのお手紙です!!
『親父、お袋へ・・・
お袋、
心配ばかりかけてごめん
これからは、ちゃんと親孝行するからな!
そして、親父、
世界一、尊敬してる!!
いつか、親父を越えてみせる!!!
二人とも、
本当に、ありがとう!!!!』
マイクは使わず、
大きな声で、
しっかりと・・・
静まり返った会場
しばらくすると、
パチ・・・パチ・・・
パチパチパチパチ・・・
どこからともなく
拍手がはじまり、
会場全体が、ひとつになった瞬間でした
私も、
ご新婦様も、
会場のゲストの方々も、
涙でいっぱいです。
そして、
ご新婦様からのお手紙・・・
泣きながら、なんとか頑張って、
ご新郎様に支えられながら
読みました。
その後は、ご両親への記念品贈呈
二人が選んだのは、
そう、
受付に飾っていた、ウェルカムボードでした。
『感謝』
『ありがとう』
そう書かれたウェルカムボードは、
無事、ご両家のお父様の手に渡り、
受け取ったお父様は、
それを高々と掲げ
自慢げに
泣きながら笑っていました
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