ただのお食事?それともデート!?

ふたりきりで食事…どこからデートなの!?

2012/4/2 11:00

先日、男女数人で話していたところ、男友だちの「よく食事に誘っていた女の子がいたんだけど、彼女、実は彼氏いたらしくて…。俺はデートだと思っていたのに!」という嘆きから、「食事とデートの境界はどこか?」という話題に。すると、別の女友だちも「何回もふたりきりで食事しているのに、告白してこない男ってなんなの!?」と、最近同じようなことで困惑中とのこと。確かに、「ご飯行こうよ」と誘われた場合、“ただの食事”なのか“デートのお誘い”なのかは、なかなか区別がつきにくいかも…。明確な定義があるわけでもないし、2人の話にもあった通り、男女の間で誤解のもとになってしまう場合も多いですよね。

そこでデートと“ただの食事”の違いについて、男女の恋愛に詳しい恋愛コラムニストの潮凪洋介さんに疑問をぶつけてきました!

異性とふたりきりでの食事はデートではない



「異性とふたりきりで食事をしたとしても、それを安易にデートだとは考えない方がいいですね。基本的には“付き合うことになった恋人同士がするのがデート”と考えましょう。そうすれば、勘違いして傷ついたり、関係がこじれてしまうことはありませんから。それに好意を寄せている相手から食事に誘われて『デートに誘われた!』と思い込んでしまうと、あまりうまくいかないケースが多いんです」

え!デートだと思ってオシャレして意気込んでいくのは、ダメなんですか!?

「本命候補であればあるほど、一番いい自分を見せるためには、デートだと思わない方がいいと思います。デートだと思って相手を意識し過ぎると、どうしても前のめりになってガツガツしてしまいがちに…。また、そんな状態に相手も息苦しさを感じ、引いてしまいます。さらに言えば、話を一生懸命聞こうとして、真顔で相手を正面から見るばかりでは、ふたりの関係をそれ以上に進展させることは難しいでしょう」

相手をずっと正面から見るのは、ふたりの仲を深めるのに逆効果だったなんて意外です!目を見つめるのは、恋テクの一つだと思っていたのですが…?

「目の前の相手を正面から見つめ過ぎると、まるでふたりの関係が『恋愛するか、しないか』の二者択一であるかのような重い空気をつくってしまいます。また、相手に対する視野も狭くなり、彼の一部しか見ることができなくなります。そうならないためには、“上手に横顔を見せること”がポイント。“横顔を見せる”とは、変に構えず自然な自分を見せるということ。例えば、店員さんを呼ぶ、遠くにあるものを取ってあげるなど、友だちといる時などに普通にしていることを、いつも通りにすればOK。肩に力が入り過ぎると、相手に集中するあまり、そんな普通のことができなくなってしまっていることが多いんです。上手に横顔を見せることができれば、相手もリラックスして自然といろいろな面を見せてくれると思いますよ」

なるほど!では、“ただの食事”から“デート”に進展させるためにはどうすれば?

異性との関係を恋人にしたければリラックスして自然に接して



「古典的かもしれませんが、笑顔がポイントです。相手を異性としてあまり意識し過ぎず、その場を楽しむことに集中すれば、自然と一番いい笑顔やキレイな横顔になります。自然体でいられれば、一人の人間として客観的に相手の話を聞くことができますし、自分の自虐ネタや失敗話も話せるようになります。そうしてお互いのさまざまな面を見せ合えるようになれば、ふたりの距離も自然に縮まっていきますよ」

ほどよく肩の力を抜くことが大事なんですね。確かに私も大好きな人から『ご飯行こうよ』と誘われた時、舞い上がって新しくワンピース買ったり、勇み足でエステに申し込んでしまったり、デート当日は美容院に行って結局遅刻したり…とテンヤワンヤだった経験があります。さらにデート本番でも、メイクやヘアスタイルが気になるあまり、何度もお化粧室に立ち「落ち着かない人だね」とあきれたように言われ、次回のお誘いがかかることはありませんでした…(涙)。

「本命だからこそ“リラックスして友だちモード”が鉄則。自然体でお互いの話ができるようになったら、意識して相手のひと言を掘り下げ、経験や思い出話をより多く聞くようにするといいですよ。“お互いの思い出を共有する”ことで、ふたりの関係は“恋人”へと近づいていくものですから!」

お互いの思い出を共有することって、確かに恋人同士っぽいかも!私も本命候補から食事に誘われたら、笑顔の“横顔見せ”を肝に銘じます!(鮓谷 裕美子/verb)

【取材協力】
潮凪洋介さん
恋愛コラムニスト。雑誌やWebをはじめ、多数執筆あり。リアル恋愛エッセイの著作は国内外30冊にのぼる。2010年発行の『もう「いい人」になるのはやめなさい!』が20刷突破。
潮凪洋介さん公式サイトhttp://www.hl-inc.jp/

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