好きな人を落とす方法12選!相手への効果的なアプローチって?

好きな人を落とす方法があったらなぁ……と考えたこと、ありませんか?現在好きな相手がいる人にも、好きな人を探している人にもぜひ知っておいてほしい、LINEのタイミングやデートの誘い方などの恋愛テクニックをご紹介します!教えてくれたのは、MBAと心理カウンセラーの資格を持ち、科学的根拠(エビデンス)と経営学に基づく戦略的な婚活をデザインする吉野麻衣子さん。女性と男性共通の方法と、女性と男性別の心理の違いに合わせた方法も解説していただきました!

好きな人を落とすには?



好きな人を落とすには?

好きな人ができたら「振り向いてほしい」「両思いになりたい」と思い、あの手この手を考えますよね。両思いになる可能性を高めるため、ぜひ専門家のアドバイスを参考にアプローチを進めてみてください!

大まかな流れは以下のイメージです。
1.自分の気持ちを伝える前に、好きな人の気持ちをこちらに向ける。

2.適度な距離感を保ちながら、好きな人の状況や周りを取り巻く環境を観察する。

3.好きな人のことをある程度理解できたら、心の距離感を縮めていく。

4.自分はあなたの味方だということを認識させながら、好感度を上げていく。

5.デートにお誘いする。

それぞれのステップの詳細は次でご説明します。


【男女共通編】好きな人を落とす6つのステップ



【男女共通編】好きな人を落とす6つのステップ

好きな人を振り向かせるためのアプローチ方法を心理的な観点から具体的な行動まで解説します。自分の気持ちがどんなに盛り上がっていても、一方的に推し進めるのではなく、相手を知ること、相手の気持ちを重視することがポイントです。

1.相手に興味を持ってもらう


好きになったからといって、いきなり「好きです」と告白するのではなく、まずは「あなたと一緒にいると緊張しちゃう」「君のそういうところ、いいよね」「一緒にいると楽しいな」などという言葉で、「あれ?自分に興味があるのかな?」と思わせるようにします。

人は心理的に「この人は自分に興味がないんだ」もしくは逆に「この人は自分のことが好きなんだ」と確信すると、相手への興味がなくなってしまいます。そのため、「好きかどうか分からない」といった微妙なじらしラインが、一番相手の気持ちを自分に向けることができます。

2.相手の状況を観察する


初めのうちは連絡を取りつつも適度な距離感を保ち、相手の状況を観察します。脈アリか脈ナシかは、相手に意中の人がいるか、周りにどんな異性がいるかなどの環境によって変わります。

特に、相手が仕事で失敗したり失恋したりと自己肯定感が一気に下がる出来事が起きたらチャンスです。本来なら「タイプじゃないから好きにならない、付き合わない」という相手であっても、自信喪失しているときに好意を示されると「こんな自分を認めてくれるなんて!」と、好きになったり交際を受け入れたり、想定外の結論を出すことがあります。

また、好きな人の周囲に魅力的な人が多ければ自分は脈ナシとなり、魅力的な人が少なく比較対象で自分がその周囲の人たちより魅力的であれば脈アリに変わります。イチかバチかで一気に距離を縮めるのではなく、連絡頻度を程よく保ち、相手の周辺環境をチェックすることが大切です。

万が一、周囲に魅力的な人がいたり素敵な出会いが多そうなタイミングであれば、程よい間隔で連絡を取り、何でも話せる関係性を保ちます。このとき「友人」という立場にはならないように注意してください!完全なる友人となると、心理学的に「関係性固定」となり、友人から恋人への昇格の確率は一気に下がってしまいます。

距離感を保ち、相手が自信を失ったタイミングや魅力的な人が周囲から減ったと見込んだら、ジワジワと近寄り一気に相手と心の距離を縮めると、信頼から「好き」に変わる可能性が高まります。

3.連絡は相手のリズムに合わせる


連絡のやりとりは、相手の生活リズムに合わせます。例えば、LINEは相手が気軽に返信しやすい時間帯に短文で送り、送信頻度は相手と同じ間隔を心掛けましょう。

スマホの画面をスクロールしなければ読めない長さのメッセージは要点がつかめず、読む方に時間と集中力を使わせて疲れる上、「しっかり返信しないといけない」というプレッシャーを与えてしまいます。逆に、2〜3行以内の短文は気楽に読め、その気楽な感覚のまま返信してもらえます。

仕事中や忙しいタイミングにLINEを送ってしまうと、相手はそのメッセージを見ないばかりか「この人とは生活リズムや感覚が合わない」となり、気持ちが離れてしまいがちです。相手の生活リズムをしっかりリサーチし、ベストなタイミングで送れたら、相手も落ち着いた気持ちでメッセージを読み、返信もしやすくなります。

相手の生活リズムが分からないうちは、相手と同じテンポの返信頻度に合わせます。やりとりを重ね、相手のリラックスタイムにチャットのようにテンポよくリアルタイムでやりとりができるようになったら、「この人と自分は気が合う」と錯覚し、一気に心の距離が縮まります。

4.ポジティブな言葉で「好意の刷り込み」


好きな人と距離が近くなったら、「好意の刷り込み」という心理術を活用しましょう。「好意の刷り込み」とは、相手にポジティブな言葉を使い続けると相手がその人に好意を持ち始める、という効果です。

アメリカの大学で80組のカップルを対象に10日間行った実験では、女性から男性にポジティブな印象の言葉を使い続けた40組と、ネガティブな印象の言葉を使い続けた40組では明確な違いが出ています。ポジティブな言葉を使い続けたカップルは健康でやる気がみなぎりパートナーとの関係性も良好になりましたが、ネガティブな言葉を使い続けたカップルはパートナーに対して大きなストレスを抱え13組のカップルに別れの危機が訪れました。

このような研究結果から心理学的には、相手に対して自分は絶対的な味方であり好意があるとしっかり認識させることが、自分にも好意を向けてもらう大切なポイントとされています。具体的には「あなたならできる」「頼りになる」「君がいてくれてよかった」「本当に優しいよね」などという言葉をさりげなく頻繁に使うとよいでしょう。

5.論理的な会話で好感度を上げる


心理学的には学歴に関係なく、IQ120の人が一番モテるといわれています。IQ120とは普通より賢い数値ですが、実際にIQ120でなくても会話や行動で賢さをアピールすることも可能です。

例えば、論理的思考で会話をしたり根拠を持って説明したりなど、伝えたいことや結論を分かりやすく話すと頭の回転が早いと思われ、男女ともに好感度が上がります。「CREC法」という以下のフレームで会話をすると効果的です。

1.最初に結論を伝える

2.結論に対する理由を述べる

3.理由の根拠を示す

4.再度、結論でまとめる

例えば、自分の趣味や好きなことの話をするときも、次のように意識してみてください。

「私はキャンプが好きなんですが、キャンプはとてもおすすめです(結論)。大自然の中で過ごすことで、心身ともにリフレッシュできます(理由)。仕事や日常から離れて、山や川など静かで美しい景色の中に身を置き好きなように過ごすと、とても深くリラックスできて気持ちや頭を切り替えることができるんです(根拠)。だから、キャンプはおすすめです!(結論)」

感情的に話すよりも、分かりやすく短く論理的に話すことで、伝えたいことがちゃんと相手に伝わります。

6.断られないデートの誘い方をする


好きな人との距離感を縮め、好感度も上げたら、いよいよデートにお誘いしましょう!ポイントは、相手の希望を叶えつつ、断られない誘い方をすることです。

好きな人の好きな食べ物や興味のあるものをリサーチしておき、3つほどお店や行く場所の候補を出して「どれがいい?」と選んでもらいます。決して「行く?行かない?」と誘ってはいけません!それをすると、相手の頭の中では行くか行かないかの選択となり、「断る」という思考が出てきてしまいます。

「どれがいい?」となると、行く前提でどれを選ぶかという思考になります。さらに候補を3つにして相手に選んでもらうことで、相手に「自分がここにすると決めた」という意識が生まれます。

人は自分が決めたという認識があると、自ら断らなくなる心理があるのでデートが可能となる上、万が一お店を外したとしても責められにくいのです。しかも、提案先が自分の好きなものや興味があるものであれば「この人は自分のことを理解してくれている」と好意を持ってくれます。

人は、本当の自分を知ってくれていると思うと心を開いて相手をよく見ようとする心理が働くので、好きになってもらいやすくなります!


【女性編】好きな人を落とす方法3選



【女性編】好きな人を落とす方法3選

ここからは、男女別のアプローチ方法をご紹介します!まずは、女性が好きな男性を振り向かせたいときに効果的なテクニックの解説です。

1.体温を上げた状態で会う


好きな人に会う前に、体を動かしたり暖かくしたりして、少し体温を上げておきましょう。体温が上がると血流や血色もよくなり、健康的な印象を刷り込むことができます。

男性は女性に対して本能的に「健康的で元気な子孫を残し、家庭を守れるか」をジャッジするため、肌に血色を持たせることは大切です。メイクでチークを入れるよりも自然な血色のよさが効果的なため、血流をよくすることを心掛けてください。

2.実現可能なお願いをする


人は自分の存在意義や存在価値を感じると、それを感じさせてくれる相手に気持ちを向けやすくなります。特に男性の場合は、その気持ちが心理的に女性より強い傾向があるため「自分がいることで彼女は幸せになれている」と思わせることが大切です。

そこで、相手が叶えることのできるレベルのお願いをして、叶えてもらったら「わー!どうもありがとう。やっぱり●●君って頼りになるね!」と、しっかり笑顔で喜びを表現しましょう。これを繰り返すことで相手は「可愛い女性だ」「自分がいないとダメだな」と思い、こちらに気持ちが向いてきます。

ただし注意点として、難しい内容や手のかかるお願いは嫌がられます。そして、あまりしつこいと面倒くさがられたり気持ち悪がられるため、相手の様子をうかがいながら適度なレベル感を見いだしましょう。

うまくお願いができたら、この流れで「●●に付き合ってくれたら嬉しいな♪」という言葉とともにデートに誘います。「付き合う」という言葉から無意識に交際を連想させることができ、自然に付き合う流れに向かうことが可能です。

3.駆け引きせずに気持ちを伝える


恋愛で駆け引きをすると、男性から「軽い女性」「誠実に向き合わない女性」というレッテルを貼られ、本命の対象から外されてしまいます。特に、相手のスペックが高くモテるタイプだと言い寄ってくる女性も多いので、なおさら下手な駆け引きはしないことです。

自分の気持ちをしっかり言語化して相手に伝えると、他の女性と比較されたとき一線を画して本命になりやすくなります。女性は感情が先に出てしまい、会話をしながら自分の考えや気持ちを整理する傾向があるため、話を聞く男性にとっては内容がつかみにくくストレスになる場合が多いのです。

しかも、男性は結論や目的から伝えるコミュニケーションを求める傾向が強いため、話の内容が伝わりにくい人に対してはイラッとしてしまい避けるようになります。しっかりと整理した気持ちを言語化できる女性は、非常に魅力的で好感度が上がります。


【男性編】好きな人を落とす方法3選



【男性編】好きな人を落とす方法3選

次に、男性が好きな女性を落としたいときの心理的なテクニックや行動をご紹介します。

1.相手の気持ちを理解した会話をする


「自分の気持ちを理解し、共感してくれている」「自分の味方だ」と女性に思わせることができたら、相手の心を開き恋に落としやすくなります。しかし、相手に対しての気持ちや状況など分かったつもり、理解している気になっている人も多いので要注意です。

自分が知っている世界が全てだと認識してしまい、自分の経験値にないことや相手の視点について理解できないと「相手が間違っている」と否定してしまう人もいます。さらに「自分は女性を理解できていない」と気付いても、プライドが邪魔して気付かないふりをしている人も多く存在します。

それほど男性が女性のことを理解するのは難しく、気持ちに寄り添った会話をしている男性は少ないといえます。「自分だったらこう考える」ではなく、相手の状況や立場を丸ごと受け入れ理解した会話をすると、女性の心をグッとつかめるでしょう。

2.どんなことも楽しい思い出に変える


女性は男性に対して、生き抜く力を心理的に求める傾向があります。何かトラブルがあっても、それを笑顔や柔軟な発想力で引っ張ってくれ、一緒に乗り越えてくれる男性に惹かれます。

アメリカの大学で、彼氏と別れた女性181人を集めて行った研究では、相手への気持ちを清算して忘れるまでに2年以上かかった女性に共通することは「元彼はユーモアのセンスがあった」ということでした。さらにその大半は、新しいパートナーがいても「ユーモアのある元彼が人生で最高の男性だった」とまで言っていたそうです。

ユーモアのある男性は、女性にとって忘れられない大切な存在に成り得るのです。ささいなことやハプニング、困難までも楽しい出来事や思い出に変える、ユーモアや柔軟性を身に付けるとよいですね。

3.親切に振る舞う


親切というのは、女性を安心させるためにとても重要な指標の一つです。生物学的進化の過程で形成されてきたとする進化心理学の観点からも、女性は「この男性は自分のことを本当に大切にしてくれるか」ということについて重視しているといわれています。

親切とは、相手の身になって、その人のために思いやりを持って尽くすこと。ここでも相手の立場や気持ちを理解することが求められています。ただの「いい人」ではなく「親切」を目指して頑張ってみてください!


アプローチで気を付けたい!NG行動3つ



アプローチで気を付けたい!NG行動3つ

ここまでは好きな人を落とすためのテクニックをご紹介しましたが、逆に、好きな人を落とすためにやってはいけない行動、逆効果行動もあるんです!ここでは、アプローチの中で避けたいNG行動や注意点を解説します。

1.映画に誘ってはいけない


デートの定番といえば映画ですが、交際を始める前やアプローチの段階で映画に誘うのはNGです。お互いの思考が理解できる前に映画を見て意見が擦れ違うと、「この人は自分と合わない」という誤解をしてしまいます。

面白いと感じるポイントは人それぞれ違って当たり前なのですが、お互いを理解する前なので「意見が合わない」「感性が違う」という解釈になってしまいます。また、同じ感じ方をしたとしても、言葉やコミュニケーションの癖を理解できていないと、真意が伝わらず「合わない」となり、関係性をつくりにくくなります。

逆に、長く付き合いお互いを理解し合えているカップルの映画デートはおすすめです!映画は交際後のお楽しみにしてください。

2.ライバルをけなしてはいけない


好きな人が気になっている人、好きな人の彼氏や彼女、元彼や元彼女をけなしたり否定したりしてはいけません。自分にとってライバルである相手をけなす行為は絶対にNGです。

人は相手から何かに対して反対されると「そんなことはない」と無意識のうちに反論します。その上、人は自分が発した言葉を無意識のうちに自分に思い込ませる心理があります。

例えば、好きな女性がある男性を否定したからといって一緒になって悪口を言うと、「あなた、本当の彼のことが分かっていないのに何を言っているの」と女性は反論し始め、そのうち「彼はとても素敵な人だ。あなたは分かっていない」とその女性は反論した自分の言葉を無意識に刷り込ませてしまいます。

そうなると、自分に対して気持ちを向けてもらえなくなり、さらにはライバル男性のことを「私はこの人が好きだ」と確信させてしまい、こちらは完全に脈ナシとなります。

一番いい方法は、逆に褒めることです。好きな人の恋愛相談に乗り、ライバルを褒め、好きな人がそれに対して反論しどんどんネガティブな発言をするようなコミュニケーションが取れるとベストです。

また、通常の相談より恋愛相談は心の奥深くまで何でも話してくれるようになるので、より親密なコミュニケーションを取ることができます。好きになった人に他に好きな人がいた場合、ぜひライバルを褒めてみてください!

3.外見を褒めてはいけない


知り合ったばかりや親しくなっていないときに相手の外見を褒めると、自分に対しての好感度と幸福度が低下するという研究結果があります。逆に、付き合い始めてから16カ月以上経過し性格を理解している状態で外見を褒めると、幸福度が上がったという結果になっています。

親しくない間柄のときは、相手の考え方や中身を褒めることです。どうしても外見を褒めたいなら、その外見に向き合う中身を褒めてください。

例えば「優しさが溢れている素敵な笑顔だね」など、内面の上に成り立つ外見を褒めるといいですね。


好きな人を落として両思いを目指そう!



好きな人を落として両思いを目指そう!

好きな人を落とす方法、やってはいけないNG行動、いかがでしたでしょうか?

好きな人を振り向かせるプロセスも、恋愛の醍醐味(だいごみ)の一つ!好きな人ができたら燃え上がる気持ちを抑え切れず「今すぐ気持ちをぶつけたい!」という人もいると思いますが、両思いを成就させるため、冷静に計画を立ててみませんか?

取材・文/仲西なほ子


【監修】
吉野麻衣子さん
「SMART BRIDAL」代表。MBA婚活心理カウンセラー。モデル。「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた、科学的根拠(エビデンス)に基づいた、戦略的婚活の可能な結婚相談所を経営。43歳で14歳年下ハイスぺ男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格を持ち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導した経験と、多くの婚活&キャリア指導の経験を生かし、多くの独身男女の婚活を支援中。
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