【結婚式レポートin岐阜県】家族も友人も同僚もみんなが一つになってほしくて
次々と繰り出すワクワク続きのゲスト参加型演出
懐かしいチャイムの音が響くと「はい!皆さん! これからテストを行います。答案用紙に答えを書いてくださいね」と慣れた口調のYさん。共に小学校の教員らしい演出に、会場が沸いた。赤ちゃんの写真、カラードレスの色、プロポーズのエピソードなど全7問。最終問題は、YさんとHさんの父の腕相撲での勝者を予想するというもの。家族と料理が大好きというHさんの父は、週末の夕食担当。肉まんやピザを父と一緒に作ったことが、何よりの思い出とHさんは語る。特に皮から作る父の餃子(ぎょうざ)は絶品。いつも家族みんなで包んだ愛情たっぷりの父自慢の餃子で、定年退職後は念願だった餃子店を開店。普段はおとなしく、この日も感情を表すことなく淡々としていた父が、花婿との勝負は真剣そのもの。父としての複雑な想いが溢れ出てしまったようだった。
その他の演出もゲスト想いのものばかり。ゲスト同士が繋がってほしいと開いたウエルカムパーティでは、ゲームコーナーを設けたり、1月らしい宝くじを使ったプレゼントなど、盛りだくさん。「とにかく楽しくにぎやかに。特別な一日ですから」。ゲストの笑顔からも、ふたりの想いは伝わっていたはずだ。
リングボーイはYさんのおいっ子。ふたりにはサプライズで親族がSP役で登場し、会場が沸いた
チャペル内部のデザインとドラマチックな照明が会場の決め手に。ウエディングキスはシルエットで
おちゃめなYさんは、いつでもムードメーカー
テストの答案用紙。さすが本職が作ると本格的!
出張が多くほとんど家にいなかった父。「久々に帰宅した時は、近所のスーパー銭湯で語り合うのが楽しみでした」とYさん。ジャケットセレモニーでは大好きな父と思わずハグ
和やかな雰囲気のファミリーミート
ウエルカムパーティでは多種のドリンクを用意し、会場スタッフがゲストに声をかけ、ボードゲームやお手玉などを一緒に楽しんだ。会場に入った瞬間からパーティ気分を味わってほしいというふたりのおもてなし
退場時、飛び上がって祝福するYさんの父
宝くじを配りながらのフォトラウンド
宝くじに当選したキッズゲスト。賞品はHさんの父の店の餃子定食券
校長先生らも参列。ふたりの門出を祝った
岐阜県在住
Y・Iさん(25歳)
Hさん(25歳)
挙式日:2024年1月6日
挙式披露宴会場:
エグゼクス・スウィーツ
招待客:52名
中学の同級生だが、初めて話したのは成人式で。同じ教員志望で連絡を取り合うようになり交際へ発展した。
※ゼクシィ東海版2024年5月号より転載
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