【結婚式レポートin福島県】幸せも相手を思う気持ちも真っすぐ伝えられて幸せ
憧れの教会で大きな愛に包まれ、さらなる愛を誓う
神秘と祝福の光を届けるステンドグラスへ至る深紅のバージンロード。ロングトレーンのドレス姿のNさんを気遣うように、手を取り導くのは、彼女を女手一つで育ててくれた母。「一人親だからと後ろ指をさされないように時に厳しく育ててくれた母とは、数えきれないほどけんかもしました」と彼女。「力強く私たちを育ててくれた母を見ていたから、一人でも十分幸せとも思っていました」。それが「結婚もいいかも」と思ったのは、Yさんとの出会い。そして引かれ合った理由は母からの教えである「“ありがとう”を伝える小さな習慣」があったこと。そんなふたりにとって結婚式は、思いを伝える大切な場となった。
始まりは教会でのファーストミート。対面した瞬間、目を潤ませた新郎に新婦が手紙を渡すと、彼は彼女をギュッとハグ。一方、パーティでは、新郎が内緒で企てたダズンローズセレモニーを行い、「こんなにあなたを愛するとは思いませんでした」という熱い言葉と共に、12本のバラを彼女へ。そしてお姫様抱っこというダブルサプライズもあり、新婦は思わず満面の笑み。思いを伝え合うふたりに、「幸せっていいなあ」とみんなの心にも優しい明かりがともった。
衣裳選びの相談にも乗ってくれた母。挙式の入場は母に手を引かれて
いつか生まれてくる子どもの枕にしたいと思って選んだリングピロー
挙式のヘアは美容師である妹に依頼
ロングトレーンが映える正統派教会の挙式に憧れていた新婦。ステンドグラスと賛美歌が神聖なムードを高めた
ファーストミートで彼女の花嫁姿と手紙に思わず涙する新郎
プロポーズで渡されたガラスの靴をウエルカムスペースに飾って
挙式の後は中庭でゲストみんなとバルーンリリース
会津地方の新郎のために会場が用意してくれたのは、おめでたい席で食される郷土料理「こづゆ」
ケーキの皿にドラジェを仕込んで、ゲストへサンクスバイトとプレゼントのサプライズ
両家祖母と共に会津の地酒の鏡開き。お酒が飲めない人には新婦の地元の銘菓を配った
ダズンローズセレモニー後にお姫様抱っこ
前撮り風景を収めた新郎母作のムービーを上映
家族に、ブルーのイニシャル入りハンカチをお揃いで用意
ゲストとの記念の一枚を
福島県大沼郡在住
Yさん（29歳）
Nさん（27歳）
挙式日：2021年11月6日
会場：オール・セインツ ウェディング
新婦が転勤で彼のいる町へ。職場で出会い、彼のアプローチで３カ月で交際へ。2020年3月にプロポーズ。
※ゼクシィ福島版2022年4月号より転載
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