【結婚式レポートin新潟県】ふたりの一歩は萬代橋に見守られて
小さなゲストも家族も、みんなの笑顔が温かな一日
チャペルの扉が開き、新婦と母が姿を見せた。ベールを下ろした母は娘を見つめ、晴れやかな笑顔で「とってもきれい、おめでとう」。新婦は小さくうなずいて、父の隣へ。「母の言葉に、結婚するんだという実感がこみ上げてきました」。新婦は涙をこらえ、バージンロードを進んでいった。
「状況を考えて、身近で支えてくれた家族と親族だけを招く結婚式にしよう」と決めたふたりが選んだのは老舗のホテル。15階からの美しい眺望、結婚式らしいきちんと感とかしこまらない雰囲気の両方が叶えられること、おいしい料理を味わえることが決め手になった。そのホテル伝統の料理は、味はもちろん、ゲストの目の前でフランベして仕上げるステーキやデザートなどの演出でもゲストを魅了。「料理でこんなに楽しめるなんて」という声が上がった。
イベントや余興は控え、新しく絆を結ぶ人たちがゆっくり話せる時間を設け、ふたりもその輪に加わりおしゃべりを楽しんだ。花を添えたのは小さなゲスト。挙式ではリングボーイ、披露宴入場のピアノ演奏など、新郎のめいやおいが張り切ってふたりを祝福。ほほ笑ましい姿が人々の笑顔を誘い、会場は温かく和やかに盛り上がった。
新潟市内を一望できる夜景もおもてなしの一つ
おもちゃのブロックを使ったカラフルなウエルカムボードとミニチュアのウエディングシーンは、ふたりとおい、めいが一緒に製作。「準備の時間も楽しみながら過ごせました」とふたり
披露宴の入場BGMは、めいの玲美ちゃんが演奏する『結婚行進曲』
ホテル内のチャペルで人前式
レモンの皮に洋酒を含ませてフランベ。そのレモンソースでデザートを仕上げてゲストにサーブ
この日は玲美ちゃんの誕生日。一生懸命練習して演奏してくれたお礼もこめて、ふたりからバースデーケーキをサプライズでプレゼント
フルーツで飾られたかわいいケーキに入刀
「おいが緊張しながらもリングボーイの役割をしっかり果たしてくれ、うれしかったです」と新郎
市内の海岸で、サンセットフォトも
母のベールダウンで始まった式は人前式。「これまで支えてくれた家族に誓うスタイルが、私たちらしいかなと思ったんです。これからも見守ってほしいという思いも込めて式を挙げました」
新潟県新潟市在住
武田 誠さん(34歳)
藍さん(30歳)
挙式日:2021年9月18日
会場:ホテルオークラ新潟(新潟県)
新潟市と南魚沼市の遠距離恋愛を乗り越えて、2021年3月に婚姻届を提出。5月に新潟市で同居スタート。
※ゼクシィ新潟版2022年2月号より転載
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