【結婚式レポートin愛知県】特別な一日だから願いをすべて叶えたい
ゲストの心に残るこだわり尽くしの王道ホテル挙式
ホテルかゲストハウスか……心揺れる千幸さんに、特別感のあるホテルにしよう!と提案したのは寛人さんだった。千幸さんも重厚感あるチャペルが気に入った。そのチャペルでの挙式では、ロングスリーブのドレスと6mのロングベールが映えるよう、大理石のバージンロードに赤い毛氈(もうせん)を千幸さんがリクエスト。海外で目にした、憧れの『ロイヤルチャペルウエディング』を実現させた。
ゲストとの距離が近くなる横長の披露宴会場を選んだ寛人さん。千幸さんがどうしても踊りたかったという再入場時の「ファーストダンス」のスペースや円卓の配置図はもちろん、会場装花の色合いや、千幸さんが持つブーケの絵まで詳細に描き、全体のイメージをプロデュースした。
「一人っ子として育ち、この挙式後、両親はブラジルへの赴任が決まっています。親への感謝はもちろん、すべてのゲストに、結婚式という特別な日にふさわしい、ホテルならではのおもてなしをしたかったんです」と寛人さん。ふたりの思いが会場、料理、衣裳、演出などすべてに感じられ、「こんな結婚式初めて。華やかで気品に溢れ、うっとりしちゃいました」。ゲストの言葉がすべてを語っていた。
「父とバージンロードを歩くのが夢でした。途中から涙が溢れて……」と千幸さん
大小のバラを組み合わせ、凹凸感を出すことで大人っぽさを演出したブーケ。寛人さんがデザイン
挙式前のユニティキャンドルに両家を代表して点火したのは、千幸さんの友人と寛人さんの伯父
天井までのケーキや、各卓の装花にスポットライトを当てることも、寛人さんのこだわり
中座は両家の母と一緒に。千幸さんを実の娘のように可愛がっている寛人さんの母が、感激のあまり号泣。「しばらく会えなくなるので寂しいです」と千幸さん
横長の会場に5卓ずつ横2列に配置し、親族との距離を近くした。「図面を描くのは得意です」とエンジニアの寛人さん
両家の炎を一つに合わせるユニティキャンドルの儀式。祭壇から流れるようなロングベールは、『ロイヤルウエディング』そのもの
ウエルカムボードは、キャンドルを点灯した友人の手作り
親族紹介の後、チャペルまで館内を花嫁行列で移動。「一般のお客様からおめでとうと言ってもらえて、気持ちが高まりました」と千幸さん
愛知県名古屋市在住
出岡寛人さん(27歳)
千幸さん(33歳)
挙式日:2020年1月18日
会場:名古屋観光ホテル
ゲスト数:58名
友人主催の食事会で出会い、2019年4月より交際。共に留学経験があり、国内外への旅行が共通の趣味。
※ゼクシィ東海版2020年10月号より転載
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