【結婚式レポートin東京都】この空間の中でみんなが喜ぶ姿を見られて幸せ!
記憶に残る式にそのきっかけは家族への気持ち
フェアで見た瞬間、心奪われた照明作家による光の装飾。ふたりは「自分たちの結婚式でみんなに見せたい」と思った。式当日、行きつけの花店に依頼した装花は、光を浴びて鮮やかに、さらに影となって会場を彩る。一曲一曲選んだ音楽が加わり、「花・光・音」が調和した空間が完成。ふたりは、「想像より100倍いい!」と瞳をキラキラさせた。
注目を浴びるのが苦手で、当初挙式に消極的だったふたり。結婚式を挙げようと決めたのは、「結婚式が楽しみ」という家族からの声がきっかけだった。以前、新婦父が病で倒れたことや新郎祖母の他界で、家族の大切さが身に染みていたことも後押しになった。アーティストと共に形にした結婚式は大満足なものだったけれど、家族が望む「王道の結婚式」とは違っているのが少し気掛かりだった。でも完成された会場を見ると、親族一同感激の様子。少し誇らしげでさえあった。「式を通して伝えたかったのは『家族LOVE』」と考えたふたりは、父母のファーストバイトなど家族へスポットを当てる演出もたくさん用意した。だから、「おしゃれ!」という歓声も嬉しかったけれど「愛に溢れた式だった」というゲストからの声は、最高の褒め言葉になった。
クリスタルのリングピローに載ったリングを慎重に運ぶ新郎おい
ヘッドドレスやアクセサリーはゴールドで統一
ゲストに書いてもらった10年後のふたりへのメッセージを詰めた瓶。人前式では、お互いへの手紙を収めるセレモニーを行った
人前式のバージンロードは色とりどりのラグをラフに並べて
何度もゲストの元へ。各卓には種類も色もさまざまな花が飾られ、星のようにきらめく電球と共に、あらゆる瞬間を彩った
お色直しではヘアカットして登場した新婦に「かわいい~!」の歓声が
ケーキも空間や衣裳に合うように、ゴールドのシンプルな装飾のみ。両家父母のお手本バイトも行った
ファーストミートはふたりが「一番感動した」瞬間。ベールアップでも横顔に幸せが溢れた
木とその陰影に彩られたメイン席
名前を印字したプラ板にリボンを付けた席札
大胆なアレンジと配色がお気に入りのブーケ
新郎新婦から家族へ手紙を。ふたりの思いに感激したゲストが、退場する父母たちを盛大な拍手で見送った
東京都目黒区
山坂安明さん(28歳)
奈々さん(28歳)
挙式日:2019年12月7日
会場:CLASKA
招待客:90名
WEB通販会社の同期として出会う。1年半の友人期間を経て交際へ。共通の趣味は旅行とキャンプ。
※ゼクシィ首都圏版2020年5月号より転載
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