【結婚式レポートin宮崎県】東京にいるからこそ、地元のつながりを大切に
故郷の人々と、心通わせて涙した宮崎ウエディング
共に宮崎出身で今は東京で暮らすふたり。同じく東京で単身赴任中の新婦父に妊娠を打ち明けると、「俺が全力で守る」と心強い味方になってくれた。
結婚式も新婦父が後押し。「出産後でも結婚式は挙げた方がいい」と言われて、ふたりは祖父母も出席しやすい宮崎での結婚式を選んだ。同郷の両家父母4人は同い年で共通の知人もいると分かり意気投合。全員和装で出席して、お祝いムードに華を添えることに。
こうして迎えた当日。挙式は、幼少の頃からなじみのある宮崎神宮で。ナギの木々と白木の灯籠が続く参道を参進して、本殿へ。新婦のこだわりで身に着けた色打ち掛けがひときわ映える厳かな儀式となった。
まな娘の依歩希ちゃんお披露目の場ともなった披露宴は新婦母の祝舞で幕開け。「これまでお世話になってきた親族、これからも深いお付き合いをしていきたい友人たちと親密に楽しめる式にしたい」というふたりの希望通り、歓談の時間を長く持つことができた。
こうして訪れたフィナーレ。新婦は花嫁の手紙で「お母さん、祝舞をありがとう」と真っ先にお礼を。続いて大きな花束を渡すと、新婦父はこらえきれずに涙。新婦兄の発声による万歳三唱が東京で暮らすふたりへの心温まるエールとなった。
手水舎（てみずや）で、新郎が新婦の手に水を。さりげない仲むつまじさが感じられた
巫女の衣裳も秋めいて見える木造本殿での厳かな神前式。「身が引き締まる思いでした」と、ふたりは感激
プチギフトのラベルには、依歩希ちゃんの写真をプリント
折り上げ格天井（ごうてんじょう）や金屏風がまばゆい会場。新婦母による見事な祝舞をふたりも間近で見守った
新婦の叔父が勤めている酒造メーカーの焼酎で鏡開き
親子揃って涙した花束贈呈
新婦の衣裳とリンクさせた色合いの花々で会場を装飾
参進を前に、参列者全員が祓所（はらいどころ）へ
披露宴には幼なじみや学友たちも。懐かしい顔触れに、友人同士も和気あいあい
「超」が付くほどイクメンの新郎。テーブルラウンドでもドレス姿の新婦を気遣い、率先して長女を抱っこ
娘がゲストから祝福を受ける姿に新婦母もうれしそうだった
東京都江東区在住
大山智也さん（28歳）
縁さん（30歳）
挙式日：2019年10月19日
挙式場所：宮崎神宮
披露宴会場：神宮会館
招待客数：65名
ふたりは東京で出会い、意気投合。2018年夏に婚姻届を提出。2019年春に長女、依歩希ちゃんが誕生した。
※ゼクシィ宮崎・鹿児島版2020年3月号より転載
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