【結婚式レポートin静岡県】お父さん、ありがとう。彼と、支え合って生きていくね
おもてなしの場は空に近いホテルの高層階レストラン
新郎の圭史さんが待つアトリウムチャペルに、らせん階段をゆっくり下りて登場した新婦の綾乃さんと父。ドレス姿の娘が歩きやすいように踊り場では立ち止まり、階段では慎重に手を取って歩く父に「これまでもそうでしたが、一緒にいて安心できました」と話す綾乃さん。圭史さんはそんな２人を見て、この日一番の感動を覚えた。
パーティを行った地上130メートルにあるレストランは、料理の味はもちろん、眺めもごちそう。台風一過のこの日は晴天に恵まれた。熊本から駆け付けた圭史さんの親や親族にも浜松市街を見渡せる景観でもてなすことができ、「富士山まで見えて、お祝いされているみたいでした」と、ふたりは笑顔になった。
綾乃さんが「会わせたい人がいる」といって圭史さんを紹介したとき、「お父さんたちは先にいなくなるから、これからふたりで尊敬し合い、支え合って生きていきなさい」と、結婚を認めてくれた父。そのエピソードが花嫁の手紙で披露されると、会場内に静かな感動が広がった。パーティの最初に「皆さまとアットホームな会ができれば」と話した圭史さんの言葉通り、その場にいた皆に、温かく親密な空気が生まれた時間となった。
祭壇の前で新婦と父を待っていた新郎は、近づいてくる２人を見て緊張が解け、心が落ち着いたそう
挙式を終えてゲストの祝福を受けた。「これからふたりで幸せになる！という気持ちでした」と笑顔に
音楽の街・浜松らしく、五線譜に見立てた楽しい前菜からコース料理がスタート
お色直しの中座は仲良しの４人姉妹で。「姉が笑わせて緊張をほぐしてくれました」と新婦。笑わせるだけでなく、「すごくきれい」と心からの褒め言葉も
精緻な刺しゅうのウエルカムボードは新婦の手作り
ウエディングケーキにパッションフルーツのソースをドリップ
リングボーイは新婦の親戚の子どもたちにお願いした
会場内でカービングされた牛肉は「おいしい」と大好評
大きな窓から青空と浜松の街を眺めるゲストたち
磐田市在住
岡本圭史さん（34歳）
綾乃さん（30歳）
挙式日：2019年10月13日
会場：オークラアクトシティホテル浜松
ゲスト人数：60名
同僚として出会い、上司の研究や学会発表の手伝いをするうちに仲良くなり、約３年の交際を経て結婚へ。
※ゼクシィ静岡版2020年3月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 静岡県
