【結婚式レポートin東京都】遠い国にお嫁に行くけど私は大丈夫、安心してね
人柄と互いの国のことが伝わってプチ国際交流に
ダニエルさんとの結婚を機に、ルクセンブルクに移住することになった敦子さん。彼の人柄や互いの国のことを理解してもらえれば、遠く離れても周囲は安心するはず。そう考えて、これまでのふたりを紹介した約30分ものプロフィール映像を日英併記の字幕付きで作ったり、演出に和をちりばめたり、幾つかのアイテムにルクセンブルクの国旗の色を使ったりした。司会の横には同時通訳者の姿があって、日本語の他に英語とドイツ語でも進行をアナウンス。どの国から来たゲストにも新郎新婦のことが伝わり、リラックスできるように心掛けた。
会場が沸いたのはお色直し後の再入場。和傘にふたりのシルエットが浮かび上がると歓声が上がり、テンションも最高潮に。その後のブーケプルズではつまみ細工のボールブーケを参加者全員にプレゼント。それは新婦が結婚準備の合間に手作りしたもの。「母も手伝ってくれたので、結婚前、そして海外移住前の親子の共同作業だな、と思って感慨深かったです」と敦子さん。
日本を離れるけど私は大丈夫、これからもよろしくね。そんな敦子さんの気持ちが周囲に伝わり、ゲストがルクセンブルクを身近に感じ始めた温かなパーティとなった。
和装色当てクイズでは正解者にルクセンブルクで購入したマグカップを贈呈
おそろいの着物を着た和のブライズメイドは新婦の元同僚。女子会や旅行を共にする仲良したち
新婦お手製のボールブーケをプレゼントされゲストも笑顔に
新郎の姉は伝統的な着物と髪型に大喜び
ルクセンブルクと日本のことがよく分かる日英併記のプロフィールブック
体調の関係で欠席した新郎父母の「結婚式が美しくありますように」という言葉に祝福の想いが表れる
「よいしょ」の掛け声とともにミニだるを開くと中にはおみくじが
普段は気丈なのに、新婦の海外移住を当初「寂しい」と言っていた母。「心配しないでね、ダニエルは愛情深い人だから」と伝えた新婦を当日は笑顔でエスコートしてくれた
和傘から和装姿のふたりが登場、歓声が上がった
ルクセンブルクから駆け付けた親日家の友人に感謝のハグを
わさびを別添えにするなど外国人にも配慮したすしバー
ウエディングケーキはルクセンブルクの国旗の色に
ルクセンブルク
ガリオン・ダニエルさん(43歳)
敦子さん(38歳)
挙式日:2019年4月13日
会場:クラシカ表参道
招待客:103名
国際交流コミュニティーで出会ったふたり。新郎の告白に気付かなかった新婦、交際開始は3カ月後だったそう。
※ゼクシィ首都圏版2019年11月号より転載
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