【結婚式レポートin静岡県】思い出の神社で。人力車にもこだわりました

境内のキンモクセイが香る秋の一日、三嶋大社で念願の挙式を執り行った新郎・一成さんと新婦・愛さん。心配していた雨もやみ、憧れの人力車で鳥居の前に到着。親族と参道を進み、本殿へ。神前式で粛々と愛を誓い合った。記念撮影の頃には日が差し始め、緊張が解けてリラックスしたふたりを明るく照らした。
札幌と沼津の遠距離恋愛が始まった頃、デートで訪れた三嶋大社。そのとき、人力車に乗った花嫁を見て「絶対に私も」と憧れを募らせた愛さん。結婚式については、まず、和の挙式がありきで、披露宴はその後。じっくり考えて徐々にイメージが固まり、「南フランス風の会場に大好きな人たちを招いて、楽しく行いたいと思うようになりました」。
父と腕を組んで入場した披露宴では、感極まって涙を見せた愛さん。その後は男性も参加OKのブーケプルズやだるまをモチーフにしたウエディングケーキなどの演出で率先して会場を盛り上げ、自分たちも存分に楽しんだ。
挙式は自分たちのスタイルを貫き、披露宴では触れ合いや対話を通じてゲストに感謝を伝えたいと思った。したいことが全てできて、「夢が叶った結婚式でした」。ふたりは満面の笑みを浮かべた。

人力車で披露宴会場から三嶋大社に到着

家族と親族を前に神前式を行った

食品メーカーに勤めるふたり。交際のきっかけとなった肉だんごを婚礼料理に組み込んだところ、ゲストも大盛り上がり

ふたりの前には14名もの大きな卓を用意。日頃世話になっている上司たちを案内した

挙式ではできなかった父との入場を披露宴で行った

すがすがしい境内で父母と記念撮影を。著名な友禅作家の豪華な白無垢も新婦のこだわりの一つ

披露宴にも和のテイストを取り入れたくて、ウエディングケーキのモチーフはだるまに。ふたりで目を入れ、「祈願成就」

新婦の弟から贈られた歌。姉思いの弟に拍手喝采が

お菓子好きな新婦がもてなしの一つとして選んだデザートビュッフェ

男女問わず参加者を募ったブーケプルズ。引いたのは男性！

花嫁の手紙で、最初のひと言から号泣した感受性豊かな新婦を笑顔で励ます新郎

Profile

札幌市・沼津市在住
矢部一成さん（33歳）
愛さん（35歳）

挙式日：2018年9月22日
挙式会場：三嶋大社
披露宴会場：THE MORRIS（ザ･モーリス）
ゲスト人数：90名

新婦が札幌に出張した際、支店の同僚としてアテンドしたのが新郎。遠距離恋愛を実らせ結婚へ。

※ゼクシィ静岡版2019年3月号より転載

• 結婚準備全体
• 結婚式実例
• 静岡県