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安心&安全♪ゲスト40名以下のニューノーマルウエディング実例集

長引くコロナ下ですっかり定着しつつある少人数のウエディング。元から少人数婚志向の花嫁もいれば、意外な事態に「さみしい印象になるんじゃ……」と心配する人も。そこで今回は大満足の少人数婚を実現した卒花さん、4人に聞いてみました。「さみしくならない少人数婚、どうやったらできますか?」

※新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国や地方自治体から新たな方針が発表された際には、準じていただきますようお願いいたします。感染状況等は日々変化していますので、最新の情報をご確認ください。(2021年8月17日)

会場の雰囲気に合わせたテーマ設定で和やかに

テーマは「レトロな洋館でお茶会」

みっちゃん組み写真

【Case01】@michi_wedding2020さん

「私自身、交友関係が狭く深くで……」という新婦。迷った末に家族・親族・友人のみ、お互いの上司もいない、のんびりとした結婚式を目指すことに。「せっかくだから高砂席の目の前に家族席を作りました!」

チャペルでは参列者が1席空け&1列空けで着席。「35名での挙式でしたがスカスカ感がなくなって良かったかも」と結果オーライ。「ブライズメイドのピンクドレスと、ソファのブルー、会場のグリーンが映えてとても奇麗でした」

色彩に敏感な新婦が披露宴のテーマを見いだしたのも親友が見立ててくれた色ドレスから。「最初は晩さん会をイメージしたのですが、昼実施でもあるし、 “気取らないお茶会”に路線変更したんです」。コロナ対策で手作りした貴婦人風の扇子もテーマにぴったり。

コロナの影響で余興を減らしたこともあり、その分、装飾では“映え”を意識。中盤には衣裳チェンジの中座中に装花のお色直しを行うという斬新な演出を取り入れて大いに盛り上がった。

「少人数制はみんなの様子が手に取るようにわかります。みんなに会えてうれしくて、笑いすぎて顔が痛くなったほど幸せでした」と新婦はトレードマークのニコニコ笑顔。オリジナリティー溢れるテーマ設定でゲストとのんびり&ワイワイ楽しい時間を過ごすことができた。

<@michi_wedding2020さんのwedding data>

●挙式日 2021年2月27日挙式
〇挙式スタイル キリスト教式
●ゲスト人数 約40名→35名へ変更
〇顔ぶれ 家族、親族、友人
●司会者 有り 
〇高砂席 有り
●ケーキ 有り(手作りの紙製ケーキ)
〇披露宴中の中座 有り 
●テーブルラウンド 無し(高砂席に招いて撮影)
〇花嫁の手紙 有り

卒花さんに学びたい!
ステキな安心&安全対策

華やかなビジュアルとは裏腹に「元から少人数婚志向だった」という新婦。「さみしくならない少人数婚」のコツは「レトロな洋館でお茶会」という巧みなテーマ設定でした。コロナ下の今、感染対策が注目を集めていますが、新婦はテーマに合わせた飛沫(ひまつ)対策扇子を考案。「仕方なく用意する」のではなく「楽しんでデザインする」という姿勢も見習いたいポイントです。

ふたり主体からゲスト主体へ発想を転換

言葉と行動で一人一人に感謝を伝えた

美咲さん組み写真

【Case02】美咲さん

オシャレな装飾で有名なホテルで華やかな結婚式を予定していたふたり。ところが新型コロナウイルスの影響で延期、そしてキャンセル。

「自分たちは一体、何のために結婚式をするのか?」という本質に立ち返って考えていた時に出会ったのが今の会場だった。

ふたりの答えは「家族との時間を大切にしたい」。それなら職場の人を呼ぶのは遠慮しよう、と話し合ってゲストを70名から20名へ変更した。

再構築したプログラムでパワーを割いたのが「手紙」。通常、花嫁が親へ宛てて書く手紙だが、ふたりは親、お互い、ゲスト全員分を用意。親へはファーストミートで、お互いには挙式で、ゲスト分は事前に専用ポストに入れ、到着したゲストがそれぞれのタイミングで読みふけった。

披露宴中に実施したのは「他己紹介」と「釜飯」。新郎新婦がゲストを一人ずつキャッチフレーズと共にお披露目すると「初めまして」の空気は薄れ、ふたりが振る舞う釜飯に全員で舌鼓を打つ頃にはまるで一つの大きな「家族」のような雰囲気に。

「ゲストと気持ちを通い合わせるには、私たちの場合、20名がマックスだったように思います」と笑顔を見せたふたり。延期やキャンセルで味わった「いつになったら会えるんだろう」という気持ちが手紙の封と同時にぱっと開け放たれ、心からの安堵(あんど)を味わえた一日だった。

<美咲さんのwedding data>

●挙式日 2021年3月21日挙式
〇挙式スタイル 人前式
●ゲスト人数 約70名→20名へ変更
〇顔ぶれ 家族、親族、友人
●司会者 プランナーさんが兼任
〇高砂席 無し
●ケーキ 無し(釜飯がそれに当たる)
〇披露宴中の中座 有り
●テーブルラウンド 無し
〇花嫁の手紙 有り(挙式前に実施)

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元は大人数婚志向だった新婦。それでもさみしくならなかった理由は「一人一人と気持ちを通い合わせることができたから」。20人を力いっぱいもてなせば2時間半の披露宴はシンプルな進行でも和気あいあい。高砂席は設けず、装花の一部としてさりげなく飾られた飛沫対策パネルが野の花のように並ぶ長いテーブルで、マウスシールドを付けて語らいの時を過ごしました。

コロナ下のソーシャルディスタンスを確保

大阪城を望む会場を優雅に広々と使う

舞さん組み写真

【Case03】@um_327___さん

神社での挙式を予定していたふたりが探していた披露宴会場は「和婚ができて、緑が美しく、光がたくさん入るバンケット」

3つの条件を満たした運命の会場は、「ゲスト人数に対してバンケットが広すぎること」だけが玉にきず……。「100人入る会場にゲストが30人ってさみしくないかな……」と新婦もちょっぴり不安そう。

ところがその後、新型コロナウイルスがまん延。「ディスタンス」が叫ばれるようになると、会場の広さはさみしいどころかぴったりに。

コロナ対策として、神社婚からガーデン人前式に切り替えたのも功を奏した。車椅子に乗った新婦祖父が新婦母と一緒に登場すると、結婚式はのっけから温かな雰囲気に。

鮮やかなチェリーピンクのドレスにお色直しした後はガーデンでブーケプルズや全員集合写真も楽しんだふたり。定番の花嫁の手紙に加え、新郎も手紙を読んで、会場を感動で包み込む……天高くそびえる大阪城を背景に祝福の拍手が青空にこだましていた。

<@um_327___さんのwedding data>

●挙式日 2021年3月27日挙式
〇挙式スタイル 庭園での人前式(和婚スタイル)
●ゲスト人数 約36名→30名へ変更
〇顔ぶれ 家族、親族、友人
●司会者 有り
〇高砂席 有り
●ケーキ 有り
〇披露宴中の中座 有り
●テーブルラウンド 無し
〇花嫁の手紙 有り

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少人数婚志向だったのにも関わらず100名収容できるバンケットを予約した新婦。「空間がさみしいかな?」という懸念をコロナが吹き飛ばしてくれました。「スカスカな感じはなく、テーブルごとの距離が取れていて、密にもならず、ゲストは安心だったと思います」。大阪城を望む緑のガーデンでの挙式やブーケプルズ演出など、換気の工夫を上手に組み合わせた過ごし方もぜひ、見習って。

リアル参加とオンライン参加を併用

オンラインゲストとも画面越しに会話ができた!

くーさん組み写真

【Case04】くーさん

たくさんの友人に囲まれてワイワイした結婚式を夢見ていた新婦。「少人数婚を決めた時はさみしい思いもありました」

そんな新婦を救ったのがリアル&オンライン併用型の結婚式。「普段から涙もろい方ではありますが、オンラインで友人がスピーチしてくれて、感動のあまり超序盤で泣きました……」。中継とはいえ画面越しに会話する時間はたっぷり。

さらに、いざやってみた親族婚はとても居心地の良いもの。「自席から高砂席にしゃべりかけてくる祖母の姿に、普段と変わらないなぁって。緊張せずのびのび過ごすことができました」。リアル参加の親族とは一人一人のんびりと写真撮影できたのが予想外の収穫だった。「友人ゲストがいれば、家族も親族も遠慮したのかもしれません。特に母がうれしそうで……」と新婦はにっこり。

手先が器用で、新婦と一緒に結婚式のアクセサリー作りも楽しんだ新婦母。まな娘の晴れ姿を誰よりも熱心に撮影していた。

<くーさんのwedding data>

●挙式日 2020年10月11日挙式
〇挙式スタイル キリスト教式
●ゲスト人数 約90名→21名へ変更(※別途、オンライン参加50名)
〇顔ぶれ 家族、親族
●司会者 有り
〇高砂席 有り
●ケーキ 有り
〇披露宴中の中座 有り
●テーブルラウンド 有り(フォトラウンド)
〇花嫁の手紙 有り

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ステキな安心&安全対策

本来は大人数婚志向だった新婦。心理的な「さみしさ」をコロナ下ならではのオンライン併用スタイルで解消しました。「プロに頼んでテロップも入れてもらったら『分かりやすい!』と大好評でした」。悔いなく臨んだリアルゲストとの語らいは、普段通りの自分でいられる、のんびりくつろいだパーティとなっています。

From 編集部

大切な人たちだけで過ごす少人数婚が今の気分♪

「さみしくならない少人数婚、どうやったらできますか?」。その答えは4組それぞれ。テーマ設定、プログラムの再構築、ディスタンス、オンライン併用……さみしくならないどころか感染対策にもなる一挙両得のヒントがそれぞれにありました。

共通しているのは「やってみたら人数なんて関係なかった」という声。

「大きい結婚式が立派な結婚式」だなんて一体いつ誰が決めたのでしょうか。withコロナ時代になってみて、「本当はこういう結婚式がしたかった」と気づいたカップルも多かったように思います。

構成・文/水野康子 D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2021年8月時点のものです。

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