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お金・常識
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コロナ下のゲスト選び、どう声掛けした?予定より何人減った?

イラスト

結婚式にゲストを呼んでもいいのか、列席のお願いや見合わせをどう伝えればいいのか……。コロナ下にある先輩花嫁の多くが悩みながら答えを探って結婚式を実現させてきました。ゲストが決まるまでの流れや、そこから得たホンネの気付きを紹介します。

ゲスト数は?誰を招いた?
コロナ下のリアルデータをチェック!

ゲスト数は縮小、顔触れは“家族と親しい友人”の式が多数

コロナ下前後でゲスト数が減った割合はほぼ75%、平均ゲスト数は挙式では49人が31人に、披露宴は56人が32人に。出席者は家族は9割、親族は6~7割、特に親しい友人はほぼ6割。職場関係者は3割弱。

新型コロナウイルスの影響でゲスト数が減ったという割合が多く、コロナ下以前に花嫁さんが考えていた予定数と実際の出席人数の平均にも大きな差が。とはいえ、挙式参加人数のボリュームゾーンは20人以内のケースが最多だったものの、披露宴は20人まで、21~40人まで、41~60人までそれぞれ20%前後存在しています。

またゲストの顔触れは、家族を基本に親族と親しい友人を招くケースが多いものの、職場関係者を招くケースも30%近い値に。規模縮小がありつつも、新郎新婦がそれぞれに最善を探って決断しているようです。

これから紹介する先輩花嫁たちのゲスト決めの流れを参考に、自分にとってのベストを考えてみてくださいね。

※2020年3月以降に結婚式を実施した女性206人を対象に「コロナ前に予定していたゲスト人数」「コロナ下で実際に出席したゲスト人数」「出席したゲストの顔触れ」について、2021年5月に実施したマクロミル調査より

家族・親族メインの結婚式を実施

【40→24人】2度の日程変更後、家族での結婚式を決断(青い雪さん)

ダミー

●岩手県/神社/2020年11月挙式

もともとの予定は、家族、親族、友人、職場関係を招いての神社挙式+披露宴プラン。規模は変えず2度の日程変更をするも、夏になっても先行きは不明。年内実施を希望する親の意向や高齢の親族の存在から、新郎と親との相談を経て家族のみ婚への切り替えを決定した。

当初の予約はフォトプランへと変更し、神前式と会食を新たに神社で予約。招待は県内在住の親族を基本とし、ほか医療従事者など個々の事情もあるため出欠判断は相手に委ねたそう。会場へ最終人数を伝えた後、式1週間前に発出された宣言により1人の欠席が出るも、席次表や料理などの数量はそのままに無事実施。

家族のみ婚への路線変更について「後悔するかも」と不安もあった花嫁。「実施してみればアットホームで、親も気負わず過ごせたようで笑顔が多かったです。決断に迷うことが数多くありますが、何を優先すべきかを固めると良いと思います」(青い雪さん)

プレ花嫁へのアドバイス

顔写真

【家族のみ婚をベースに臨機応変に】

結婚式の列席者として中心になるのは、やはり家族や親族です。多人数の出席が困難な時期はまずは家族のみ婚をベースに実施を考えると良いのではと思います。どうしても列席してほしい友人は数名にとどめて。また親族の招待は親にアドバイスを求めると良いと思います。(青い雪さん)

気になること、聞きました!

【ゲストへの伝え方は?】
「親に任せた親族への連絡以外は主にSNSで。特に、家族のみ婚への切り替えで案内を見送ったゲストへの連絡は文例やテンプレートがなくて大変。考えた文章を保存して再考、送信という手順で進めました。また呼ぶ予定だった元職場の皆には、職場の催事に顔を出し『家族のみ婚に切り替えた』と直接報告。『こういう時期だから仕方ないよね』との反応でした」

【招待できなかったゲストへのフォローは?】
「結婚報告を兼ねて、2021年の年賀状を送りました。まだ伝えられていない旧友グループもありますが、何かの機会に報告できればと思います」

家族・親族・友人メインの結婚式を実施

【75→62人】丁寧なやりとりを重ね、温かな結婚式を(Lioさん)

ダミー

●大分県/ゲストハウス/2020年10月挙式

実施について悩んでいたが、式実施に動き出す花嫁をSNSで見掛けるようになり「やってもいいのかな」という気持ちに。予定通りに行う際の招待状発送時期が近づいた7月に実施を決断した。

高校の同級生同士の新郎新婦ということで、親族以外は高校時代の友人を中心にすることで規模を縮小。招待予定の友人には「そろそろ送ります」と広報、親族へは列席のお願いと会場側の感染防止対策を直接伝えた上で招待状を送った。欠席の返事が届いたのは数人だが、その中にスピーチをお願いしたかった親友が。相手の考えもある一方で立ち会ってほしい気持ちも強く、最終的にはリモートでのスピーチが叶った。

出欠返信締め切り後も式2週間前には医療従事のゲストなどに最終確認を行ったものの変更はなく、無事結婚式を実施。「気持ちを伝えつつ相手の負担にならない言葉選びやタイミングに配慮しました。個別のやりとりも多かったですが丁寧に対応できたことはかえって良かったなと思います」(Lioさん)

プレ花嫁へのアドバイス

花嫁プロフィール写真

【本人に判断を委ねて】

この状況下では、来てもらえることにありがたさと幸せを強く感じられるはず。けれど最優先すべきはゲストの気持ちです。本人に判断を委ねる姿勢を保ちながら、最終出欠確認まで丁寧に対応していくことが大切だと思います。(Lioさん)

気になること、聞きました!

【ゲストへの伝え方は?】
「招待できない方への連絡は特に悩みましたが『規模縮小となったので』『同席予定の方も参加できず一切知り合いがいなくなるので申し訳ない』とそのまま伝えました。また式2週間前の最終確認時は『来てもらっても大丈夫かな』と連絡。こういったやりとりの文章を考えるのに一苦労でした」

【招待できなかったゲストへのフォローは?】
「この状況が落ち着いたら、個別に会って食事に行こうと話しています」

【89→70人】予定通りの二部制で、各回を小規模で実施(酒井友美さん)

人数が決まる流れ

●東京都/ホテル/2020年12月挙式

6月に予定していた結婚式の招待状を発送というタイミングで延期を決断。会場には3月下旬から相談し4月上旬に延期日を決めた。親族中心と友人中心とで分けた二部制は変えず、各人数が少ないためゲストを絞ることもなし。延期連絡はできるだけ電話で、会える人には直接延期決定とその日時、招待状発送打診のほか自分の気持ちを丁寧に伝え、1部に招待予定の友人が2部への列席も希望するなどして人数が固まった。

打診時は全員が発送OKだったが招待状作成・発送数把握の必要から各時点で出欠を聞く中で、遠方や育児中といった理由での辞退者も。その過程を経て1部のゲストには封書で、2部のゲストにはWEB招待状を発送。親族に欠席はなく、2部は予定より減って38人の会となった。

「欠席者よりも来てくれた方に思いを向けて。この状況でなくてもそうだと思いますが、来てくださったことに強い感謝を感じました。この気持ちをゲストにお返ししていきたいです」(酒井さん)

プレ花嫁へのアドバイス

花嫁プロフィール写真

【欠席者にちょっとした確認を】

コロナ下を理由に欠席する人には、その情報をほかのゲストに伝えていいか確認すると良いかも。仲の良い人の出欠を知りたいゲストもいるからです。とはいえ、聞かれたままに教えていいのか悩むはず。この状況に関する判断は個人で異なるデリケートなことですから。その都度確認するのも大変なので、タイミングが合うときに聞いておくと良いと思います。(酒井さん)

【64→46人】近隣在住の親族、友人、同僚との結婚式(大林輝美さん)

流れ

●千葉県/ゲストハウス/2020年9月挙式

招待状を発送済みだったところ、宣言発出により延期を決定。ゲストにも速やかに、延期することと新たな挙式日時が近づいたら連絡する旨を伝えた。招待の打診は新たに設定した式の3カ月前に開始。「出欠はゲストに任せる」とし全招待予定者に声を掛けた。

「誰も来なかったら……」と不安を抱えての招待に対し、県を越えた移動が禁止となった同僚たちや遠方の方、高齢者と同居している方、体調不良の方が欠席に。一方で、延期したからこそ出席が叶ったゲストも3人!また欠席となったゲストの呼び掛けで作られた映像が上映されるという温かなサプライズも。

「この状況で、46人もよく来てくださいました」と振り返る大林さん。大変だったことを聞くと「通常とは異なる作業やタイミングでの準備が発生したことよりも、おめでたいことなのに『ごめんなさい』と言わなければならないことが、つらかったです」とのこと。「必要以上に思い詰めないで」とのアドバイスをくれました。

プレ花嫁へのアドバイス

花嫁顔写真

【義理の招待は再検討を】

「この先もずっと関係を続けたい」と思えるかどうかを考えて。欠席になるのは仕方のないことですが、その返信に誠意を感じられない人もいました。本当に自分たちを祝ってくれる人なのか、を考えるきっかけになるかもしれません。(大林さん)

家族、親族、友人、職場関係者を招いた結婚式を実施

【80→75人】「欠席の返事も優しさ」と考え、全員に声掛けを(fさん)

2020年3月は予定人数80人→2021年7月下旬挙式では75名が出席

●東京都/専門式場/2020年7月挙式

結婚式の目的は、お世話になった人たちを親に紹介すること。当初予定の結婚式に向けた招待状発送当日に延期決定するも、規模縮小は避けてゲストに出欠の判断を委ねることに。

日程を約2カ月後に変更し、全ゲストへ広報。別途招待状を送ることも伝えた。招待状発送時は「大半が欠席の返事かも」との思いもあったが、欠席は数人程度。加えて、返信締め切り後も、会場打ち合わせでまとまった感染防止対策を伝えつつ最終的な出欠確認を行った。式直前まで職場ルールによるNGや体調不良などから3人が欠席となるも、当日は希望とほぼ変わらない人数に。

「この状況での実例が少なく、ゲストの立場を考えながらのやりとりは大変でしたが、結果として皆さんと一生の思い出をつくれたことは、幸せなこと。これまでの関係性があったからとも思えて、報われた気持ちになりました」(fさん)

プレ花嫁へのアドバイス

花嫁顔写真

【ゲストに判断を委ねてもいい】

この状況において新郎新婦の心情を分かってくれる人は多数。日頃から誠実に向き合う存在であれば、式実施へのクレームはないのでは。招待しないことを後悔するなら、少しだけゲストを信じてみてもいいかもしれません。(fさん)

気になること、聞きました!

【ゲストへの伝え方は?】
「招待状発送を伝えた際に頂いたのは、『ふたりの判断が正解だよ』といった励ましや温かな言葉でした。招待状には実施へのおわびの気持ちのほか、遠慮なく出欠を決めてほしいとの案内文を入れました」

【招待できなかったゲストへのフォローは?】
「来られなかったゲスト5人にも席札やプロフィールなどを用意していたので、それら一式と引菓子をセットにして送りました」

【75→66人】皆の励ましも得て、広い顔触れの式を(かなこさん)

2020年3月時点で、4月予定の結婚式の招待状が戻っていたが、感染拡大につき再度出欠の意向確認。しかし3月末に延期決定。9月中旬挙式では66名が出席

●東京都/ホテル/2020年9月挙式

もともと予定していた結婚式について既に出欠の返信が出揃っていたところで感染が拡大。事態を踏まえて再度の出欠確認を済ませていたが、延期を決断。その時点で人数変更は考えておらず、延期日時が決まった際は全ゲストに新日程と招待状発送の打診を。多くのやりとりの中には式を楽しみにする声や応援も多く、欠席希望もなし。

その後、式2カ月前に招待状を発送。「少しでも不安があれば欠席で構わないし、欠席でも今後の関係性は一切変わらない」と添え、また返信はギリギリの返事や変更に対応できるようにWEBフォームを利用したそう。出欠状況は遠方住まい、年齢、同居家族の体調などを理由に欠席者が出る一方で、日程変更で出席が叶ったゲストも。

式実施に負い目を感じ、なかなかもらえない返事への催促が心苦しいこともあったそうだが、家族、親族、友人、職場関係と多くの人が顔を揃えて結婚式を無事実施。「とても嬉しかったです。もともと大事に思う方だけに声を掛けていましたが、この状況で深まったご縁は一生大切にしようと強く思いました」(かなこさん)

プレ花嫁へのアドバイス

花嫁プロフィール写真

【状況に合わせた配慮と気持ちの切り替えを】

コロナ下の状況は変化するため、一度出席と返事をくれたゲストにも再確認するなどの配慮も必要。大変に思うことも多いですが、それでも来てくださる方には当日存分におもてなしをして楽しんでもらえるように、気持ちの切り替えを!(かなこさん)

【50→30人】それぞれの考え方を尊重。招待し判断を委ねて(ゆきさん)

2019年5月に、2020年10月挙式を50人規模で予約→2020年10月中旬予定通り挙式実施。ゲスト数は30人に

●千葉県/ホテル/2020年10月挙式

予定通りに式を実施したゆきさん。体調や職場からの要請で新郎兄弟の不参加が分かっていたが、延期するにも見通しが立たず、新婦親が式後の婚姻届の提出を希望していたため新郎が結婚式の優先を決定。

招待打診は、まず4月に友人に向けSNSで日程連絡、7月に新郎職場関係者に声を掛け、返事をもらった人へ招待状を発送。会場の感染防止対策が載った招待状には式を予定通りに行うことに決めた経緯、遠慮なく出欠を判断してほしい旨を記載したカードを同封したそう。

「求める対策の程度や集まることへの本音はさまざまで、単刀直入に確認できる雰囲気でないことに悩み、出欠の判断は任せることに」(ゆきさん)。ゲストを悩ませてしまったという反省はあるものの、ねぎらいの言葉も届いたそう。「欠席も多かったですが、来てほしいという気持ちを伝えられて良かったです」(ゆきさん)。当日はゲスト一人一人との時間がしっかり取れた式になったそう。

プレ花嫁へのアドバイス

花嫁顔アイコン

【本音を言いやすい環境を】

この状況に関する考え方は人それぞれ。欠席したい気持ちもあると思うので、それを言い出しやすい環境を整えた上で、来てほしい方を招待したらいいと思います。(ゆきさん)

【55→48人】友人、職場関係も含めアットホームな結婚式(なゆさん)

2020年7~8月に、11月に予定していた結婚式について招待打診や招待を。声を掛けたのは55人。11月初旬の結婚式では48名が出席

●大阪府/ゲストハウス/2020年11月挙式

結婚式の予定は2020年11月。感染拡大時から予定日までは時間があったため収束を見込んで延期は考えず、ゲスト数もそのまま。とはいえ、無事実施できるかドキドキしながら過ごす。

招待状発送の打診については友人や職場関係者には会場予約時に済ませていたが再度確認を、親族には花嫁自ら電話で招待の連絡を。「会いたいけれど、こんな時期だから無理をしないで」と伝えた。

出欠返信時は5人が体調不良などの理由で、さらに返信締め切り後に職場NGが出た2人が欠席に。また出欠に迷う友人には人数確定最終締め切りまで返事を待つとし、最終的には出席が叶った。

結婚式当日はとても幸せなひとときだった、と花嫁。「通常時でさえ集まっていただくことは貴重。ハードルの高い時期にこれだけの方が来てくれて、より強いありがたみを実感しました」(なゆさん)

プレ花嫁へのアドバイス

花嫁顔写真

【来てほしい気持ちは伝えて】

人数を絞る・絞らないにかかわらず、来てほしいという気持ちがあることを相手に知っておいてもらうと良いと思います。そこまで伝えて出席がNGであれば仕方ありません。最後は、なるようになります!(なゆさん)

From 編集部

ゲストとの関係性を考えて選んだ手法が、ふたりにとってのベスト!

招待を取り下げたケースと出欠を委ねたケースの両方の実例を紹介しましたが、どちらにも新郎新婦とゲスト間の素直な気持ちのやりとりがありました。どのような決め方を選ぶにせよ、ゲストを思っての決断ならばそれが最善策であるはず。自分たちの気持ちを整理して家族やプランナーに相談しながら、自信を持って進めて大丈夫です。ゲストへの思いも伝えて、より深い絆を結んでくださいね。

構成・文/弘中栄美 イラスト/田中麻里子 D/mashroom design
※記事内のコメントおよびデータは、2021年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー50人が回答したアンケートと、2020年3月以降に挙式・披露宴を実施した女性206人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2021年7月時点のものです

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