
withコロナ相談室~大人数と何が違う?少人数結婚式の流れを教えて!~
本当はたくさんの人たちを招待して結婚式をしたかったけれど、コロナ下なので家族や親族が中心の少人数結婚式にするという人は、多いのではないでしょうか。少人数結婚式のイメージが湧かない、進行がわからないと戸惑っている花嫁さんのために、ウエディングナビゲーターの清水恩さんに少人数結婚式の流れや演出についてお伺いしました。
少人数結婚式は自由度が高いのが魅力!
少人数結婚式にはこのようにしなくてはならないという決まりはありません。少人数だとゲストの好みを式の内容にダイレクトに反映できるし、臨機応変に対応できるので、大人数結婚式よりも自由度は高いといえるでしょう。
「演出を控えめにするケースが多い少人数結婚式では、間が持てないのでは?と心配する人も多いのですが、そんなことは全くありません。人数が少ない分、新郎新婦がゲストと会話する時間がたっぷり取れるし、ゲストも料理や周りの人との会話をゆったりと楽しむことができ、結婚式のひとときを十分に堪能することができます」と清水さん。
プログラムは最初と最後だけをピシッと締めれば問題なし。冒頭はふたりからのウエルカムスピーチや乾杯で幕開け。最後は再び新郎新婦や両家代表からのあいさつなどで締めくくります。
司会は式をどのような雰囲気にしたいかによって考えるのがお勧め。少人数結婚式とはいえ、少し改まった雰囲気にしたいのであれば、プロの司会者にお願いするのがいいでしょうし、ごくカジュアルにというのであれば、新郎新婦が行っても問題ありません。
なお、進行についてはふたりだけで決めてしまわずに、考えたプログラムが実行可能なのかどうか、会場側とも相談しながら進めることをお勧めします。
少人数結婚式の流れ
【冒頭】
新郎新婦がゲストをお出迎え
新郎新婦のウエルカムスピーチ
乾杯(親が行ってもいい)
【中盤】
会食開始
・ウエディングケーキ入刀
・新郎新婦からゲスト一人一人へ
感謝の気持ちを伝える
・お色直し
・プロフィール映像上映※
・花嫁の手紙 など
ゲストの顔触れに合わせた演出を
【締め】
新郎新婦から謝辞
(冒頭で親があいさつしていない場合は、
ここでひと言もらっても)
※会場によって手作り映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう。
少人数結婚式の演出を考える際のヒント
演出はやってもやらなくても、どちらでもOK。ふたりの希望や出席するゲストの顔触れを見て、どんな演出を取り入れるのかを考えるといいでしょう。
「例えば、少人数結婚式だとドレス1着で通すケースもあるのですが、お色直しをするのが夢だという人は、遠慮せずに衣裳チェンジを。ご年輩のゲストが多い場合は、ケーキ入刀や花嫁の手紙などなじみのある演出を取り入れた方が、喜ばれることも多いですよ」(清水さん)
また、ゲスト一人一人に対して、丁寧な対応ができるのも少人数結婚式の魅力です。テーブルラウンドの際にじっくりと会話をしたり、一人一人に宛ててメッセージカードを用意するなど、大人数では少し難しい演出も行いやすくなります。
また、大人数結婚式では家族はもてなす側に回ってしまいますが、少人数結婚式では家族も招待客として楽しんでもらいやすいのも嬉しいところ。家族への感謝の気持ちをみんなの前で伝えたり、家族にフォーカスを当てた演出をするのもお勧めです。
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From 編集部
少人数のメリットを生かしてふたりらしい結婚式を!
せっかく少人数で行うのですから、そのメリットを生かした結婚式にしてはいかが?ゲスト一人一人の顔を思い浮かべ、どうしたら喜んでもらえるか、どうしたら楽しいひとときが過ごせるかを考えると、おのずとどんな演出や進行にすればいいのか見えてくるはず。プランナーさんとも相談して、素敵な少人数結婚式をつくり上げてくださいね。

清水 恩 ウエディングナビゲーター
専門式場やプロデュース会社でウエディングプロデュースの経験を積み、2004年に独立。フリーウエディングプランナーの先駆けとして活動を始め、「自分にちょうどいい結婚式」をモットーにプロデュースやアドバイスを行っている。結婚式の専門家として、『All About』のオフィシャル・ガイドなどメディアでの執筆や監修も多数。
プリーマ ウェディング
URL:https://prima-wedding.com
取材・文/粂 美奈子 イラスト/Ricco. 監修/清水 恩
※掲載されている情報は2021年5月時点のものです
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