［47の県民性プロポーズ］第46話“熊本カップル”はタイミングの波に乗って！？
甘いの、意外なの、あいまいなの……カップルの数だけ巻き起こるプロポーズ。ところで人の性格や行動って、47都道府県の「県民性」によっても違うって知ってた？県民性について研究するディグラム・ラボ「県民性研究会」が、全国約３万人に行った調査結果をお伺い。そのデータを基に、「こんなプロポーズ、ありそう～！」を一緒に導き出してみました。第46話は「しょうゆは甘口で！」な熊本県のプロポーズストーリーをお届け！
第46話～熊本県編～
登場人物（県民性からの想像）
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クールに向上心を燃やす隠れ野心家。自分で決断し行動するのが得意で、仕事面でも“指示する側”が性に合い、人に頼られる場面がうれしい。でも心はデリケートで、突然コミュニケーション能力が低下したり、涙を流したりすることも。彼女と過ごす穏やかで平和な日常を愛している。
【熊本県男性の特徴】
出世したい１位
人の話をよく聞く方だ１位
和食より洋食が好き１位
人の世話をするのが好きだ２位
感動して泣くことが多い２位
言い訳をする人が嫌いだ３位
よく「～しなければいけない」「～すべきだ」と言う３位
楽天的で豪快。義理堅く、困っている人には積極的に手を差し伸べる慈悲深さもある。明るく優しく振る舞い、バランス感覚に優れているけれど、自分にはとことん厳格という二面性もあり、時に疲れを感じてしまうことも。恋愛は一本気。不器用な彼にとことん尽くす。
【熊本県女性の特徴】
世話になったらお返しをする方だ１位
感動して泣くことが多い２位
目標は達成しなければならない４位
自分の性格は大人４位
疑問な点は放っておけない４位
約束・ルール・締め切りは守る７位
熊本県民って、こんなところ“あるある～”！
・思いやりの気持ちが強い（男性10位／女性１位）
・お金は借りる方である（男性１位／女性４位）
・ポイントカードのポイントはすぐ使う方だ（男性３位／女性８位）
・一人の人を長く愛せる４位
・非常に故郷が好き／やや故郷が好き８位
・お酒はよく飲む方だ８位
いざ、プロポーズへ……！
物腰柔らかく人情味に溢れた熊本県民。男性は内側に絶えず野心を燃やしながらも、もろく傷つきやすい。女性はストレートな気風だけれど、頑固な面も抱えていたりと、男女ともにハートは繊細。
彼の福岡勤務が続いてプチ遠距離のふたりは、週末に行ったり来たりが恒例。街に出掛けて、彼の好きな洋食や買い物を楽しんで、日曜の夜にはお別れ。
でも今週は、彼から大きなサプライズ報告あり。転勤から戻ってくる……それだけでもうれしいのに、日曜の別れ際、もうすぐ新幹線が出る時間に、さらなるビッグサプライズが！うれしい、けれどとっさのことで言葉を失ってしまった彼女。そこから１週間、じっくり考えしっかりと心の整理ができたから、今度は自分から彼の元へ。
熊本県民は、どちらも頑固なのが玉にきず。とことんいちずに愛し抜く女性と、理屈っぽさが出がちな男性とでしばしば衝突も！？心を許せる間柄だからこそ、一歩引いたコミュニケーションを心掛けると夫婦も長続きするでしょう。
＊この漫画はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません
次はあなたの都道府県のプロポーズかも！？
乞うご期待！
熊本県花嫁さんのリアル、教えて！
【ころりんさんのプロポーズSTORY】
熊本県出身の私は、アクティブな性格。山登りが趣味ですが、上京後はなかなか行けずにいたところ、友人が登山をする静岡県出身の彼を紹介してくれて。初めて一緒に登ったときとにかく楽しくて、私からお付き合いしたいと伝えました。
交際から２年が過ぎたころ、私が職場の寮を出る時期が迫り、同居の話が持ち上がって。一緒に暮らすならきちんとしたいと、その前に両家へあいさつに行きました。
同居をし始めて迎えた私の誕生日。彼がグランピングを用意してくれました。おいしいディナーを食べて、寝る直前に「これからもずっと一緒にいようね」と言ってくれた彼。うれしかったけれど「（ん？……これは、プロポーズなのか？）」と疑問に思い、翌朝尋ねるとそのつもりだったとのこと。シャイな彼らしい、少々分かりにくいプロポーズでした(笑)。
その後のふたりは……
彼はおっとり穏やか、マイペースな性格なので、家事などはどうしても私の方が先に動いてしまいがちですが、できるだけ声を掛けて一緒にやるようにしています。言われたらすぐやってくれる彼なので助かっています。
From 編集部
熊本県民のプロポーズは、節目のタイミングを逃さずに
男女ともに厳格さを持つ熊本県民。プロポーズにおいても、気持ちのけじめをつけたいという思いがありそう。大きな仕事が成功した後で、昇進する時、家の更新に合わせてなど、ふたりのライフスタイルの節目に乗って、大きな決断となることが多いようです。
木原誠太郎さん ディグラム・ラボ「県民性研究会」所長
企業でマーケティングコンサルティングに携わったのち、ディグラム・ラボ株式会社を設立。心理学×統計学で人間の本音を分析、カウンセリングする「ディグラム」の研究を進めている。京都芸術大学客員教授。『47都道府県ランキング発表！ ケンミンまるごと大調査』（文藝春秋）ほか著書多数。
取材・文／伊藤佳代子 イラスト／みかん 方言監修／ころりん 構成／松隈草子（編集部）
※記事内のデータや県民性についての情報は、木原誠太郎・ディグラム・ラボ県民性研究会著『47都道府県ランキング発表！ ケンミンまるごと大調査』（文藝春秋）、および木原誠太郎著『47都道府県格差』（幻冬舎）の調査によるものです
※掲載されている情報は2021年５月時点のものです
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