ゲストが“ちょいワクッ♪”定番演出のアレンジで楽しくおもてなし!
最近の演出のキーワードは「ゲストファースト」。斬新なアイデアを一から考えるのは大変だけれど、おなじみの演出も目先を変えるだけでぐっと新鮮になります。定番演出のアップデートを叶えた先輩たちに、ゲストをワクッとさせるコツを教えてもらいました。
先輩花嫁が「ゲストファースト」を重視する理由は……?
withコロナの状況下で参列してくれるゲストに、感謝の気持ちを込めて楽しい一日をプレゼントしたかった、オリジナルの演出でゲストの記憶に残るような式を作り上げたかったという声が多いよう。
せっかく出席してくれるのだから、ゲストも気分転換できて楽しめる一日にしたかった。
こんな時期だからこそ、みんなに笑顔になってもらえるような式を目指しました!
30代になってからの式だったので、参列経験豊富なゲストにも、あまり見たことのない演出で楽しんでもらいたいと思った。
ゲストが『参加できる』“ちょいワクッ♪”な演出
アートが生まれる瞬間を体験!「ウエディングキャンバス」
【一筆入れるだけで一体感が生まれる】
承認ツリーやピースをはめるものは、自分がゲストとして経験したので、みんなが初めての演出にしたいなと思って。結婚式全体は落ち着いたテーマカラーにしたので、この絵の具は原色をセレクト。ケーキも筆で塗ったようなデザインにして、入刀時に絵を飾ってもらいました。(Fukaさん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
初めての体験でしたが、意外と簡単で楽しい!後でウエディングケーキと同じカラーだったんだと気付いて興奮しました。(新婦友人)
あったかサプライズ!「新郎母とバージンロード入場」
【新郎母にも感謝を込めて息子と手をつなぐ機会を】
バージンロードは、生まれてから今までの人生を表す道。そう司会者さんに教えてもらって、最初は嫌がっていた新郎も、泣きながら「やろう」とノリノリに。お義母さんには直前まで完全サプライズ。ゲストにも意図がしっかり伝わるよう、アナウンスしてもらいました。(YUINAさん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
突然の指名にびっくりして、少し早足になっていたみたい。緊張したけれど、手を繋ぐのなんて久しぶりだったのでとても幸せでした。(新郎母)
新郎親子がバージンロードを歩く演出は初めて見たので新鮮でした。緊張しながらも幸せそうなふたりの様子に完全に涙腺崩壊でした。(新婦友人)
家族にも挙式前のドキドキを!「ファミリーミート」
【親子だけで素直に過ごす時間を設けられた】
ファーストミートでふたりの時間を過ごした後、夫婦が揃った姿を、両家の親にも見てもらいたくて。親たちにはサプライズで、「チャペルに早く来て」としか伝えなかったので、何があるのかとソワソワしたそう。父に手作りのブートニアを贈り、親子水入らずで写真も撮れました。(花嫁みっちゃんさん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
照れくさくて仕方がなかったですが、他のゲストがいない両家親子だけの時間を楽しむことができ感謝しています。(新婦父)
パッと参加できる”気楽さ”が大切
サプライズで参加してもらう演出が、ゲストの負担になってしまってはもったいない。絵心が問われたり文章を考える必要がなく、小さな子も年配者も参加できる難易度が大切といえそう。
『見ているだけ』で“ちょいワクッ♪”な演出
署名の瞬間もお披露目!「オープンスタイルの結婚証明書」
【サインしている様子もパフォーマンスに】
紙にサインしている時間は、ゲストが置いてけぼりになってしまうのではと感じ、パフォーマンスとしてみんなに楽しんでもらおうとアクリル板の証明書を作りました。写真にも表情がしっかり残り、SNSでまねしたいと言ってくださる方も多くてうれしかったです。(Honaさん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
サイン中のおふたりの表情が、アクリル越しにばっちり見えました。周りのゲストからも笑い声が溢れていました。(新郎友人)
まるで海外みたい!「野外でプロフィール映像を上映」
【夜の映画館の気分でゆったりと鑑賞】
「Cinema in the Garden」が結婚式のテーマ。邸宅を1日貸し切っていたので、休日に映画館を訪れたような雰囲気を味わっていただくのにぴったりでした。映像は彼が作成。前撮りの際ヘアメイクさんにスマホで撮ってもらった動画が大活躍しました。(sumika_skさん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
ライトアップされた夜のガーデンに流れるふたりのプロフィール映像。とてもロマンチックで素敵な時間でした。(新婦友人)
ダイナミックな登場にびっくり!「自転車で再入場」
【再入場ドレスに合わせてイベント性を満喫】
再入場はゲストが写真を撮りたくなる楽しい仕掛けが欲しくて、会場探しのときから選択肢が豊富な所を探しました。自転車とイエローのドレスに合わせて、BGMは80年代アイドルの懐メロに。普通の入場よりも緊張感も少なく、ゲストが驚いたり喜んでいる顔が見られて大満足です。(@yukinko_wedding2020さん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
まさかの自転車で、ゲスト席の間をノリノリで走っていくので、みんな大盛り上がり!懐メロも合っていました。(新郎友人)
”ライブ感ある動き”を取り入れるのがカギ
長時間のパーティの中でゲストの目を楽しませるのは、予測できない動き。新郎新婦がダイナミックに近づいたり、ゲストが移動するだけでも、目線が変わって新鮮に演出を楽しめる。
『式後』も“ちょいワクッ♪”が続く演出
童心に帰ってお持ち帰り!「自動シャボン玉シャワー」
【マスクをしたまま安心して楽しめる自動型のシャボン玉機】
参列経験から、フラワーシャワーは一瞬で終わってしまうと思い、写真にもしっかり残せてゲストも楽しいシャボン玉シャワーを選びました。置き型のシャボン玉機の他に、電動ハンディー型を用意。式後自由に持ち帰ってもらったところ、全てなくなりました。(ひよりさん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
シャボン玉なんて久しぶり。子どもの頃の楽しい記憶がよみがえって、ついついはしゃぎすぎてしまいました。(新婦友人)
日常で使ってもらえるのがうれしい!「ミラー席札」
【可愛いだけでなく実用性も◎】
定番の席札からひと工夫して、ゲストが手にしてワクワクするようなアイテムをと考え、式後も手鏡として使えるミラーにしました。テーブルコーディネートと合わせたシンプルなデザインで作成。当日、席札を手に写真を撮り合っている様子がうれしくて、こだわってよかったと感じました。(piiさん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
紙の席札と比べて特別感があり、ちょっとしたメイク直しに使えるので大変うれしいギフトになりました。(新婦友人)
何が撮れてた?「キッズ&ゲスト卓インスタントカメラ」
【カメラカバーをDIYして子どものワクワクUP】
小さい子は飽きてしまうと思い、使い捨てカメラにオリジナルカバーを付けて配り”子どもカメラマン”として活躍してもらうことに。子ども目線でどんな写真が撮れているか、友人も親子で楽しみにしてくれていました。写真はデータ化し、SNSで共有しました。(Riiさん)
ここにワクッ♪ fromゲスト
娘はすぐに使い方を覚えて会場内を自由に撮影。「もっと撮りたい」と楽しかったようです。後日届いた写真も喜んでいました。(新婦友人)
”後日につながる非日常”を持ち帰ってもらう
席札やプチギフトに普段使いできるアイテムを採用すると、ふとした瞬間にパーティの楽しい時間を思い出してもらえそう。写真や映像などを後日共有する形も、ワクワクが長続きする。
どんな演出を取り入れようか迷っているなら、こちらもチェック!
From 編集部
”ちょいワクっ♪”演出があれば、準備期間もモチベUP
定番演出をどう目先を変えてアレンジするか、ふたりで話し合ったりプランナーと相談したり、SNSで検索する時間も楽しいもの。「これがやりたかった!」とひらめいたときの快感は、演出をお披露目する自信にもなる。準備期間にも“ちょいワクッ♪”をたくさん見つけて、ゲストのおもてなしにつなげよう。
取材・文/伊藤佳代子 D/mashroom design 構成/柳 清香(編集部)
※記事内のコメントは2021年3月に実施した「ゼクシィ花嫁会」のメンバー58人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年5月時点のものです
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