ときめきも、お手頃感も♪卒花さんに聞いた“婚約指輪”の選び方３

こんな指輪を選びました♪

ダイヤはあまり大きくありませんが、エクセレントカットの輝きで実際のカラット数より大きく見える指輪を選びました。ダイヤの周りがツイストしていて、ちりばめられたダイヤがとても可愛いデザインで気に入っています♪（SAORIさん）

１粒ダイヤの指輪が似合わなかったので、台座にメレダイヤ（小粒ダイヤ）が付いたデザインの指輪にしました。メレダイヤがあることによってカラット数は小さくても全然気になりません。指輪の横顔が可愛くてお気に入りです。（Naruruさん）

小さなダイヤが３つ並んだ婚約指輪を選んだのですが、ダイヤを留める爪の部分がキラキラとしていたので実際のカラット数よりかなり豪華に見えて満足しています。（302さん）

婚約指輪の価格を左右する大きな要素の１つが、ダイヤのカラット数。例えば、小さいカラット数のセンターダイヤの周りを小粒ダイヤが囲んでいるデザインなら、華やかに見えて、一つ一つのダイヤのカラット数が小さいので価格も抑えられます。他にも、カラット数は大きくなくても、ダイヤのカッティングにこだわった指輪を手に入れたり、アームや爪部分のデザインで華やかに見える指輪を選んだという声もありました。

＋１ポイントアドバイス

ダイヤの価格を抑えて素敵に見える指輪を探すなら、メレダイヤ（小粒ダイヤ）だけで大粒ダイヤに見えるように「プレッシャーセッティング」されている指輪や、ラウンドカットよりも大きく見えて価格も抑えられる、ファンシーシェイプのセンターストーンを使った指輪、センターストーンがなくアームにダイヤが敷き詰められたエタニティタイプの指輪などもおすすめですよ。 (ジュエリーコーディネーター・小俣さん）

こんな指輪を選びました♪

金属アレルギーがあり、アレルギー対応だと高いものばかりで諦めていたのですが、ジルコニウムの素材を見つけ、さらに発色も好きなものを選ぶことができたので決めました。指輪の価格を抑えられた分、ダイヤを少し奮発。素敵な指輪をそこまで高くないお値段で購入でき、良かったです。（まほさん）

普段使いもできる婚約指輪にしたかったので、地金をゴールドにしました。可愛くもあり、大人っぽさもある指輪で気に入っています。（たけさん）

一般的にブライダルリングはプラチナが高価とされているため、価格を抑えたいならアームの素材にプラチナ以外を選ぶという手も。実際に卒花さんたちに聞いたアンケートでも、プラチナ以外を選んだという声も多く、その中でも多く選ばれていたのはゴールドでした。ゴールドは、イエローゴールドやピンクゴールド、シャンパンゴールドなど種類があり身に着けやすいので、価格面だけでなくデザイン面にも魅力があります。他には、ジルコニウムやチタンなど、アレルギー対応素材でなおかつお手頃な素材を選ぶ人も増えてきています。

＋１ポイントアドバイス

今、地金の価格を抑える素材として注目なのは、パラジウムシルバーとチタン。「パラジウムシルバー」は、一般的なシルバー製品よりも変色しにくく、色もホワイトゴールドと同じきれいな色です。「チタン」は軽く強く、さびにくい優れた地金で、多くの分野で重宝されている金属。特にアレルギーが心配な方におすすめの素材です。(ジュエリーコーディネーター・小俣さん）

こんな指輪を選びました♪

婚約指輪は、高価でしまいっぱなしになるよりも普段使いしたかったので、人工ダイヤにしました。ダイヤと変わらない輝きで、お手頃価格だったのに華やかで大満足です。毎日着けています。（えっちゃんさん）

婚約指輪の石はダイヤが主流ですが、ダイヤ以外を選択肢に入れることで、お手頃価格の婚約指輪を手に入れることができます。ルビーやサファイア、エメラルドなどの貴石と呼ばれる石やパールは、ダイヤより価格が抑えられる一方で、オリジナリティーを出せる、石特有の魅力があると、海外でも人気です。実際に日本でもダイヤ以外を選ぶ人が増えてきていて、卒花アンケートでは「人工ダイヤにした」という声もあり、価値観の多様化が感じられます。

＋１ポイントアドバイス

例えば誕生石（ご自身はもちろん、パートナーやお子様の誕生石）や、旅行先で購入した思い出の石を選ぶのも素敵です。宝石好きの方や、こだわり派の方には「アレキサンドライト」「パライバトルマリン」「パパラチアサファイア」「デマントイドガーネット」なども、美しく耐久性があり希少性が高くておすすめですよ。(ジュエリーコーディネーター・小俣さん）

思い出の指輪をリメイク

こんな指輪を選びました♪

婚約指輪は母のダイヤを譲り受けリフォームしました。私に譲れたことで両親はとても満足していると思いますし、受け継ぐとはこういうことなんだなぁと実感できました。（asukaさん）

新しく購入する楽しみもありますが、親から譲り受けた指輪をリフォームするというのも、お手頃に素敵な婚約指輪を手に入れる選択肢の一つです。リフォーム料はかかりますが、ダイヤを購入する費用を抑えられます。卒花アンケートでも、譲り受けた指輪をリフォームしたという方が。お手頃に済ませるためだけではなく、「指輪を受け継ぎたい」という思いも受け取れるところが、リフォームの素敵なところかもしれません。

Profile

小俣友里 ジュエリーコーディネーター

難関のジュエリーコーディネーター１級の資格を持ち、ジュエリーリフォーム専門の「ラトレイユ」の代表として活躍。ジュエリーのリフォームや修理はもちろん、オーダーメイドジュエリーも手掛けている。

取材・文／富谷留美子　イラスト／別府麻衣　構成／伊藤りつ子（編集部）
※掲載されている情報は2021年5月時点のものです
※記事内のコメントは2021年3月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー61人が回答したアンケートおよび、婚約指輪を持っている女性103人が回答したマクロミル調査によるものです

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