“ズボラ花嫁”が魔法にかかる!新婚向け『28文字の片づけ』by Yur.3さん
ついに、彼との新生活がスタート!だけど問題は、荷物の「処分」「整理」そして何を「購入」するか?今回はそんな新生活のお悩み3大テーマをInstagramでも話題の@Yur.3(ゆり)さんに解決していただきます。片付けベタでもなぜかやる気になってしまう、魔法の言葉をお届け!結婚前後のふたりの住まい状況とともに、お悩み実例もあわせてご紹介します。
不用品の処分
「思い出の品が捨てられない!」に効く魔法は……
学生時代の写真やアルバム、友だちからもらったプレゼント、旅行した時に買ってきた雑貨etc. どれもこれも思い出が詰まっているから捨てられないけど、新居に持っていったら邪魔になってしまうかも……そんなときってどうしたらいい?
先輩花嫁は……
「学生時代の思い出の品を持っていくか悩みました。当初よりかなり減らし、最低限に」(ももさん/お互いに実家暮らしから新居に)
「取っておいた思い出の品は思い切って断捨離して大幅減少。結果、スッキリまとまり大切な思い出が見やすくなりました」(高田優希さん/お互いに実家暮らしから新居に)
「彼にあまり見られたくない過去の思い出の品は絶対に捨てておくべき!結局見返さないし、彼に見つかって気まずい雰囲気に……」(齋藤美織さん/花嫁は実家暮らし、彼は一人暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
捨てるか迷っているなら、それはすでにどこかで邪魔だと思っているのかも。本当に取っておきたいものなら、手の届く場所に置いておきたいはず。単純に捨てづらいと思うだけなら、写真などできるものであればデータ化して保管しておくのも一つの手。ふたりの新生活なので、「ふたりの思い出のもの」だけ持っていく、「結婚記念日には見返す」などルールを作るのもいいと思います。
「家具、家電がかぶっちゃった!」に効く魔法は……
一人暮らしで使っていた家電や、実家の部屋に置いていた家具。お互い持ち寄ると漏れなく2つかぶっちゃう。せっかく買ったし、捨てるのはもったいないけれど一人用だからふたりで使うにはちょっと小さいかも……さてどうする?
先輩花嫁は……
「お互い一人暮らしだったので、家電が2つずつに(汗)。どっちの性能がいいのかを吟味した後、片方を捨てました」(むーさん/お互い一人暮らしから新居に)
「冷蔵庫や洗濯機・電子レンジ等はそれぞれ持っていたので、どちらの製品を処分するか機能性や大きさの観点から少しもめ、古い方を処分しようということに」(SAORIさん/お互いに一人暮らしから新居に)
「一人暮らし用の小さな冷蔵庫でやっていけるかと思い購入しなかったが、結果大きいものが必要になり、搬入が二度手間に……」(otkさん/お互いに一人暮らしから新居に)
「お互い家電はひと通り持っていましたが一式買い替えました。共働きの自分たちに合った機種を選んだのでとても快適に過ごせています」(えりかさん/お互い一人暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
大事なのは、ふたりの新生活で本当に使いたい!と思えるかどうか。持っていく理由が「買ったばかりだから」「せっかくあるのにもったいない」などの理由なら、もう一度考え直してみて。「少し容量が足りない」「家の雰囲気にちょっと合わない」など毎日ちょっとだけ不満があるまま過ごすと、意外とストレスがたまるもの。これからの暮らしに合わないなら、思い切ってどちらも処分し新しいものを購入する方が快適に過ごせることも。
「処分しなきゃだけどまだ心残りが!」に効く魔法は……
お互いの荷物を持ち寄るんだから、今あるものはかなり減らさなきゃいけないことは分かっている!けど……頑張って買った初めてのブランドバッグ、昔好きだった本やマンガ、特大サイズのぬいぐるみ、お気に入りだった懐かしいワンピースetc.……正直まだ捨てたくない(泣)。
先輩花嫁は……
「趣味が変わって着なくなったけど、高価だった服などは処分するか迷いました」(齋藤美織さん/花嫁は実家暮らし、彼は一人暮らしから新居に)
「初めて実家から出たので、改めて自分の服の多さを実感。多少捨てましたが捨てきれず、しょうがなくほぼ持っていきました」(優香さん/お互いに実家暮らしから新居に)
「アニメゲームオタクだったのでマンガの量は1000冊近く、グッズもたくさんあったのでとにかく減らさなくてはと思いましたが、どこまで取っておくかで悩みました……」(明音さん/花嫁は実家、彼は一人暮らしから新居に)
「引っ越し後もずっと開けることのない段ボールが何箱もあり、かなり邪魔に。処分するときのルールを決め、処分できないものは実家に持ち帰ってもらうようにしました」(MKさん/彼とふたり暮らしの家にそのまま)
「捨てられるものはきっぱり捨て、捨てられないものは別のタイミングで捨てる!と諦めるのもあり」(毛利ほたるさん/彼とふたり暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
過去に捨てて後悔したものってありますか?きっとそれほど多くないはず。ただ、どうしても捨てられないものがあるなら一旦ごみ袋に入れておき、気が済むまで保留にするのもあり。不思議なもので、ごみ袋に入れておくと「もう捨ててもいいかな」と思えますし、気持ち的にも手放しやすくなります。一度愛着があるものだけに囲まれて過ごしてみると、その快適さに気が付きますよ。
「処分をする時間がない!」に効く魔法は……
結婚式準備って意外と大変。会場が決まったら、衣裳や招待ゲストのこと、ペーパーアイテムや動画のDIY……と片付けどころじゃないんだけどそんなときってどうしたらいいの?
先輩花嫁は……
「処分したいものが思ったより多く、引っ越しに間に合わなかった……。もう少し早くから行っておけばよかった」(KAORIさん/彼とふたり暮らしからそのまま同じ家に)
「結婚式の準備が始まるとまったく手を付けられないので、自分の趣味のものなど整理しやすいところから早めにやった方がいいと思います!」(明音さん/花嫁は実家暮らし、彼は一人暮らしから新居に)
「粗大ごみの予約がすぐに取れず、大きなごみがいつまでも片付かなくて困りました。処分の手配だけでも先にやっておくといいかも」(じゃすみんさん/お互いに一人暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
結婚式準備は今しかできないこと。整理整頓や引っ越し準備も大事ですが、今は式準備の方を優先していいかなと思います。片付けはいつでもできますしね。ただ、早めにやっておくに越したことはないので、コツコツ派なら計画を立て「1日1捨て」で無理ない程度に徐々に進める。一夜漬けでまとめてガッツリ派なら、引っ越し直前に一気にやると決めるなど、時間がないなりの進め方を事前に決めておくと◎。
持ちものの整理
「ものの整理が大変!」に効く魔法は……
いざ引っ越してきたはいいけれど、大量の段ボール箱を前に、何をどうしまえばいいか分からずぼうぜんと時間だけが過ぎていく……。各アイテムの整理ってどうすればいい?
先輩花嫁は……
「私の荷物だけで40箱以上。無理やり新居に詰め込んだら、引っ張り出す機会も、捨てる機会もなくなった……」(あきさん/お互い一人暮らしから新居に)
「服が入りきらなかったので、シーズンオフのものは実家に置き、衣替えのタイミングで取りに行っています」(つんさん/お互いに実家暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
収納できないほどの量であれば、それは持ちすぎているのかも。でも選んで持参したものであれば、入りきれなかった=いらないものではないはず。新生活を快適に過ごしたいなら、入り切らなかったものでもしっかり各アイテムの定位置を決めてみて。ポイントは、使った後に戻しやすい場所に収納すること。同じサイズ、デザインのボックスなどを使い、中身が何かを分かるように収納して、行き場のないものをなくす工夫を。
「収納家具、アイテムの選び方が分からない!」に効く魔法は……
洋服ダンスやキャビネット、スチールラックにシェルフなど収納家具やケース、ボックスなどアイテムっていっぱいありすぎてどうやって選べばいいか分からない。何をポイントにして揃えればいい?
先輩花嫁は……
「以前より収納が狭くなり洋服などの整理に困ったので、使用頻度の高い、低いで洋服を分けボックスで収納。使用頻度の低いボックスの中身は半年に一度中身を見直して処分!」(Lunachanさん/彼とふたり暮らしからそのまま同じ家に)
「新しく収納家具やアイテムを買う必要があるか悩みました。新居に合うもので、お互いの家から持って行けそうなものはあるのか、事前に確認、擦り合わせしておいてもいいかも」(しゃみさん/花嫁は実家暮らし、彼は一人暮らしから新居に)
「遠方に住んでいたので、引っ越し代を節約するため、必要最低限以外のものは捨ててしまい、収納道具が足りなくなってしまった。新しい家で整理する道具を買い直すことに……」(じゃすみんさん/お互いに一人暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
荷物の整理に便利な収納家具ですが、選ぶ際に大事なポイントは“軽さ”です。掃除がしやすいのでホコリもたまりにくく、模様替えも一人でできるので楽。いらなくなったときはすぐに処分しやすいのでメリット大。デザインなどももちろん大事ですが、重くて移動しにくかったり、捨てるのにも一苦労だとストレスに。収納アイテムを購入する際は一人でも動かせる&重さにも注目して。
「彼のものも整理したい!整理してほしい!」に効く魔法は……
新居はスッキリさせたいのに、彼が持ってきた趣味のグッズや大量の服や靴、何か分からない謎のアイテムetc. 同じようなものもいっぱいあるし、捨ててほしいしせめて減らしてほしい!これってどうするのが正解?
先輩花嫁は……
「彼も私も洋服が多すぎて収納できなかったので、冬服などかさばるものは彼の実家に保管させてもらい何とか助かりました」(ムーミンさん/花嫁は一人暮らし、彼は実家暮らしから新居に)
「彼の荷物が多くて、収納に入り切らなかったので、今でもダイニングの空いたスペースに積み上げてあります……」(牧部歩美さん/お互い一人暮らしから新居に)
「こんなものもういらないでしょ?と思うものでも必ず確認してから処分、整理するのが◎。使ってないものに目印を付けておき、今後使うかを話し合うのがおすすめ」(Megさん/花嫁は実家暮らし、彼は一人暮らしの家に同居)
教えて、Yur.3さん!
整理整頓をしだすと彼のものが気になるのも分かりますが、無断では絶対に捨てないこと。そもそも何のために片付けをするのか?それは、ふたりで快適に暮らしたいからなはず。ケンカしたりふたりの仲がギクシャクしてまで、無理やり捨てる必要はないですよね。この場合のコツとしては、引っ越した際に、ふたりの個人スペースを決めてしまうこと。個人スペース内であれば各自の自由、口出ししないをルールにしてみて。
必要なものの購入
「一人用家具、家電。買い替えるか悩む!」に効く魔法は……
一人暮らしで使っていた冷蔵庫や洗濯機。一応持ってはいるから買うのももったいない。でもふたりでの生活を考えると、ちょっとサイズが足りないかな?買い替えるか、そのまま使うか迷いどころ。
先輩花嫁は……
「彼が一人で使っていた家電を使うか悩みましたが、ふたりなら冷蔵庫だけは大きい方がいいと思い買い替えることに」(あみさん/花嫁は実家暮らし、彼は一人暮らしから新居に)
「共働きなので時短家電を購入するかどうか悩んだ上、買うのをやめました。実際に生活してみて必要と感じたものを徐々に買っていったので後悔がないです」(まなみさん/お互い一人暮らしから新居に)
「お互い家電は一式持っていたので迷いましたが、ほぼ買い替えました。ふたりの家事を少しでも楽にできるアイテムを選んだので快適に暮らせています」(たさん/お互い一人暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
ふたりでも十分使えるものならそのまま使ってもよいですが、家電は家事の時間も左右する大事なアイテム。無理して小さいものを使うより、大きな冷蔵庫にすればたくさんの食材を長期保存できるので、買い物の手間も減ります。調理器具や食洗機、衣類乾燥機など便利アイテムがあれば短時間で家事がこなせますよね。目先のことだけでなく、これからの新生活をどう送りたいか?も考えて選んで。
「彼と好みやこだわりが合わない!」に効く魔法は……
デザインや機能、予算など、ふたりそれぞれで好みやこだわりどころが違ってどうすればいいのか分からない……。こんなとき、どうやって折り合いを付ける?
先輩花嫁は……
「ふたりで使うものなので、どこにこだわりたいか、どんなのが好きか、値段的にどうかを合わせるのに悩んだ」(Naruruさん/彼とふたり暮らしの家にそのまま)
「購入するときはお互い譲れない部分や趣味が出てきますが、なぜそれがいいと思うのかの説明をしっかり伝えて話し合うといいです」(SAORIさん/お互い一人暮らしから新居に)
「新しい冷蔵庫を買いたかったのですが、彼は一人暮らしの時のものがまだ使えると反対。結局『1年使ってみて無理なら購入する』と折り合いをつけました」(じゃすみんさん/お互い一人暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
新しく買うものに関しては、わが家も必ず相談してふたりの意見の擦り合わせをしています。選ぶ際は「ふたりともズボラタイプだからお手入れが楽なもの」「飽きっぽいからすぐ買い替えられるリーズナブルなもの」など自分たちの性格も考えながら選ぶのがおすすめ。もしどうしても決まらないときは「キッチンを使う時間が多い人が冷蔵庫を選ぶ」など、それをメインで使う人の意見を優先にするのも◎。
「もの選びの基準は今?将来?どっち!」に効く魔法は……
今後変わっていく可能性のある住まいや家族構成など将来も見据えてしっかりしたものを買うか、今の住まいや生活に合わせて手軽なものを選ぶか?頻繁に行うわけではない家具家電選びだから、買う基準が結構むずかしい……。
先輩花嫁は……
「現在の賃貸に数年住んだ後は家の購入を予定。購入する家具については、仮で値段を抑えて買うか値段は張っても将来使いたいものを購入するか迷いました」(OHさん/お互いに一人暮らしから新居に)
「今後のプランが分からないが、ずっと住む家とは考えていなかったので、どれぐらい先まで考えて家具を購入するか悩みました」(まふぱんさん/お互いに一人暮らしから新居に)
「いずれ布団からベッドにしたいが、子どもができたりすると邪魔になってしまうかもと考えたら悩みました」(結佳さん/お互いに一人暮らしから新居に)
「新たなものを購入するか悩みましたが、最初は最低限のものがあれば十分でした。生活していくうちに他に必要なものが出てくるのでその都度購入でもいいと思います。無駄に買いすぎても後悔しますよ」(矢野愛菜さん/お互い一人暮らしから新居に)
教えて、Yur.3さん!
まだ見ぬ先の未来を考え、一生モノだからと、高すぎる家具や大きすぎる家電などを買って後悔することも……。この先、自分たちの好みや大事にしたいことも、変わる可能性大。それよりは今のふたりが欲しいものを購入したり、持っているものを生かしてどう快適な生活をするかを考える方が大事かなと思います。まずは“今のふたり”にフォーカスして、何が必要か?を話し合ってみて。
From 編集部
“今のふたり”がどんな新生活にしたいかを考えると答えを出しやすい
大量のアイテムを処分したり整理したり、新しいものを購入したりと、新生活のスタートでは大変で迷うこともたくさん。でも、ふたりでどんな時間を過ごしたいかを考え、理想の新婚生活に本当に必要かな?と妄想しながら決めていくと、いるorいらないも判断しやすくなるはず。Yur.3さんの魔法の言葉で、スムーズに準備が進みますように!
Yur.3さん ゆりさん(@yur.3)
新潟県在住の34歳。片付けられない人の背中を押す言葉を発信しているInstagram(@yur.3)はフォロワー数17万人超。「今日の下着で救急車に乗れるか?」という衝撃的な帯が話題となった著書『28文字の片づけ』は累計発行部数6万部を突破している。
取材・文/滝 紀子 D/ロンディーネ 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2020年12月に実施した「ゼクシィ花嫁会」のメンバー88人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年2月時点のものです
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