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結婚式スタイル
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今、この瞬間の誓いを大切に。まずは「挙式だけ」ウエディング

楽しみにしていた結婚式の延期や中止を余儀なくされ、悲しむ花嫁さんも多い昨今。「挙式だけは行いたい」と、披露宴の延期を決断しつつ、挙式だけ先に実現したという花嫁さんたちがいます。そこにあった思いや願いは、どれも尊いものでした。そこに至る気持ちの変遷や、実際に「挙式だけ」行って見えてきたことについて、5人にお話を伺いました。

Case1.森の中の特設チャペルで牧歌的な挙式

NANAEさん

【Question】まずは「挙式だけ」行った経緯やふたりの思いは?

●結婚式を小規模にするか、中止にするか……
「結婚式を7月に予定していましたが、新型コロナウイルスの影響を考えて、規模の縮小や、中止の可能性も検討し始めました。“本当に結婚式ができるのかな”と思い悩み、今の私たちにとってどんな選択がベストか、考えるようになりました」

●ふたりにとって本当に大切なことに気づいた
「そんなとき、海外の結婚式の記事を読みました。中止や延期を余儀なくされる中行われたという、友人や親族だけを招いた自宅の庭での挙式、思い出の公園でのふたりだけの挙式の様子が本当に素晴らしく、場所や規模に関係なく、“ふたりが幸せであること”が、とても大切なのだと感じました」

●挙式をふたりのスタートの場に
「そこからふたりで話し合いを重ね(両家父母の体調などの状況も踏まえ)、ふたりのために“夫婦の誓いを立て、夫婦としてのスタートを切ること”を大切に。披露宴は新型コロナウイルスの状況やライフスタイルを見ながら、柔軟に考えようという決断に至りました」

まずは、挙式だけを行ってみて

NANAEさん

寂しさや、妥協したような気持ちにならないか不安は正直ありました。式当日、バージンロードを歩くと、祭壇の前で優しい笑顔で待っている彼と目が合いました。その瞬間、これまで感じたことのない気持ちの繋がりに気づき、幸せな気持ちに満たされました。ふたりのためのセレモニーはとても神秘的で、ゲストがいないからこそ、お互いの気持ちに集中ができたように思います(NANAEさん)

1.森の中の礼拝堂を自分たちらしく飾り付けた手作りのセレモニー
2.森になじむ、絵本のような刺しゅうのリングピロー
3.キャンドルなどの装飾や結婚証明書もふたりで準備
4.DIYしたコッパースタンドにタペストリーを飾ったウエルカムスペース
5.お互いの家族の写真を木の幹に飾った“family tree”

行ったのは、こんな挙式

●挙式日
2020年7月24日

●場所
彼の幼少期の思い出がつまった、森の中にある礼拝堂

●スタイル・進行
それぞれバージンロードを入場。ふたりで考えた言葉でお互いへ宣誓するスタイル。手紙を読み合うレターセレモニーも行った

●参列者
無し

●テーマ
藁(わら)の上で眠る夫婦を描いたパブロ・ピカソ『眠る農夫たち』をイメージし、「Idyllic(牧歌的で素朴、美しい自然)」をテーマに。花ではなく藁やススキやオーチャードグラスなど、イネ科植物で世界観を表現した

Case2.ダイナミックな滝に浄化され、牧師が司る式を

なおさん

【Question】まずは「挙式だけ」行った経緯やふたりの思いは?

●この状況下でも写真だけは残したい……
「もともと盛大ではなく、自分たちなりのスタイルで結婚式ができたらとは思っていました。世の中の状況的に難しいかなと思ったけれど、せめて写真だけは残したいと考えました」

●SNSで見つけた、理想の一枚
「インスタグラムでフォトウエディングを探していたところ、素敵な写真が目に留まりました。滝に誓う挙式で、まるで海外の写真のようなところがまさに理想通りで、すぐに引かれました」

●フォトだけでなく、ふたりの誓いを形に
「写真だけではなく、牧師さんの司式で誓うなど、セレモニーも含まれているのもいいなと思った点でした。人とは違う点にも引かれました」

まずは、挙式だけ行ってみて

なおさん

プランナーさんが親身になってくださる方だったので 信頼していろいろと相談しながら進められました。この世界観の中で、ふたりのためだけに誓う形を持てたのが、とても素晴らしくて一生の思い出になりました。こんな経験も宝物にしつつ、もしできるなら、大好きな友達を招いて堅苦しくないアットホームな披露宴をできたらいいなと思っています(なおさん)

1.2.牧師さんの導きと神秘的な滝に祝福された挙式
3.5.滝の中での写真も撮影したくて、ぬれてもいいように、レンタルではなくフルオーダーしたドレス
4.石と葉っぱのリングピローは、シンプルなのにフォトジェニック

行ったのは、こんな挙式

●挙式日
2020年8月29日

●場所
岐阜にある森の中の滝の前で

●スタイル・進行
ふたりだけで、牧師さんが司る正式なキリスト教式を行った

●参列者
無し

●テーマ
ダイナミックなロケーションとも調和する、ワイルドカラフルなアーチ装飾とブーケがポイントに

※プランニング:wild elop

Case3.自然に包まれたチャペルでふたりきりのキリスト教式

miraiさん

【Quesion】まずは「挙式だけ」行った経緯やふたりの思いは?

●リゾートでの家族挙式を予定していたけれど……
「本来は家族挙式+食事会の予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、延期とふたりでの挙式を検討しました。結果的にふたりでの挙式にしたのは、延期をしてもいつ開催できるかわからないこと、自分たちのモチベーションが保てなかったこと、そして子どもが欲しいという思いがあったので、タイミングを大切にしました」

●家族へのオンライン配信も
「もともとのテーマが“いかに家族に喜んでもらえるか”でした。それもあって、式当日はスマートフォンで挙式をLIVE配信し、晴れ姿やセレモニーの様子を両家に見てもらえることができました」

まずは、挙式だけ行ってみて

miraiさん

挙式だけに集中することができたので、神聖さに浸ることができました。牧師様のお言葉に、“この人と本当に結婚したんだ”という実感がこみ上げたのを覚えています。挙式を存分に満喫したので、披露宴ではよりゲストファーストにしたいと考えています。楽しみにしている友人たちのためにも、何としても開催したいと願っています(MIRAIさん)

1.2.理想だった自然豊かなロケーションの中で、木々のぬくもりに包まれた挙式
3.ドレス試着に一緒に行けなかったので、それを逆手にとってファーストミートを行った
4.彼の好みや意見も取り入れた、ロケーションやふたりの雰囲気に合うブーケ
5.会場の雰囲気に合う木の素材のリングピローをオーダー

行ったのは、こんな挙式

●挙式日
2020年5月23日

●場所
リゾート地の木のぬくもりあふれるチャペル

●スタイル・進行
最初にファーストミートを行い、その後、牧師さんが司式するキリスト教式

●参列者
無し

●テーマ
自然豊かなロケーションを最大限生かしたナチュラルな雰囲気。また、“自分たちが楽しむこと、幸せになれること”を大切にした

Case4.父とバージンロードを歩む願いを叶えたい

Sayaさn

【Quesion】まずは「挙式だけ」行った経緯やふたりの思いは?

●会場も休館に。でも延期が決断できなかった
「結婚式を決めた3月は、こんなに新型コロナウイルスが拡大するとは思っていませんでした。徐々に、予定していた11月の挙式は難しいと思い始めたものの、延期を決断できなかったのは、私の父が病気でいつまで元気かわからない状態だったから。“花嫁姿を見られないかもしれない”という父の言葉に、悲しみがこみ上げました」

●何度も彼と話し、譲れない思いを再確認した
「結婚式で譲れないことは何か、真剣に彼と考えました。すると、やはり父とバージンロードを歩けなかったら絶対後悔すると思ったんです。彼も同じように考えてくれました。予定通りの日取りで人数を絞り、まずは挙式だけ。そして翌年の7月に披露宴を行うことに決めました」

●挙式と披露宴、2度、結婚する幸せを感じられると、前向きに
「挙式と披露宴を別に行うことで、ウエディングドレスを2回着られる、そして、楽しいアイテムや装飾の準備も2度楽しめることに気づきました。彼は披露宴の前に挙式することで、モチベーションがキープできると話してくれたのも、発見でした」

まずは、挙式だけ行ってみて

Sayaさん

入場の際、扉が開いた瞬間、みんなの視線に感極まりました。友人に会うのは3月ぶりで、久々に見たみんなの笑顔に思わず笑顔になりました。少人数だったので、一人一人の顔を見て歩くことができました。父との入場など厳かな挙式を行い、幼い頃からの憧れを形にできたのもうれしかったです。結婚式は自分たちの人生のオールスターが集まる一生に一度の機会。だから披露宴ではみんな呼べたら一番うれしいです(SAYAさん)

1.念願の父との入場。新郎へバトンタッチしたときの父の笑顔が印象的だった。見守るゲストも涙
2.フェザーシャワー。挙式中もアフターセレモニーもゲストがたくさん写真を撮ってくれた
3.手作りの封筒の中にマスクと手紙を入れて壁に装飾。ゲスト全員への贈り物に
4.6.大好きなイラストレーターに依頼した似顔絵は、さまざまなアイテムのタグにも
5.コッパースタンドは父と一緒にDIY

行ったのは、こんな挙式

●挙式時期
2020年11月14日

●場所
結婚式会場のチャペル

●スタイル・進行
もともとは人前式の予定だったが、人数を36名に絞ったので、盛り上がりに欠けるかも……とよりセレモニー色のあるキリスト教式に

●参列者
家族、親族、友人など36名

●テーマ
一番大切にしたのは「家族に感謝の気持ちを伝えること」、そして「お世話になった方に感謝を伝えること」。セレモニーで思いを形に。また、手作りアイテム満載でゲストへのおもてなしの気持ちを届けた

Case5.お寺へ嫁ぐ。人生のけじめの日

MISAKIさん

【Question】まずは「挙式だけ」行った経緯やふたりの思いは?

●招待状を送った後に、コロナウイルスの第二波が…
「1年前から日取りも決め楽しみにしていた人生でたった1回の結婚式。結婚式の頃には収束しているだろうと思っていましたが、自体は深刻になり、思い悩みながら話し合いつつ、なかなか結論が出せずにいました」

●手厚い感染対策を提案されたけれど
「プランナーさんにも勇気付けていただき、できる限りの感染対策についても提案いただきました。でも、私は少しでも妥協した式だけは挙げたくないと思いました。ゲストの皆さんの一瞬一瞬の表情をマスクで見逃すことはいやだったし、100%の形でおもてなしして感謝を伝えかったからです」

●挙式は予定通り、披露宴は妥協なく行える日に
「当初の結婚式の日取りは、交際記念日。“初心忘るべからず”という思いを込めて、予定通り挙式はこの日に行うことを決めました。披露宴はいつできるかわからないですが、披露宴が残っていると思うと、まだ楽しみがあるので、今はとてもポジティブに考えられています。それぞれ、準備に集中できるのもメリットだと思います」

MISAKI

挙式が終わったら、幸せと共にどっと疲れを感じたというのが正直な感想です。そういう意味では、披露宴を分けてよかったなと思いました(笑)。挙式、披露宴を1日でしてしまうという固定概念を忘れて、柔軟に対応することもとてもいいことだと、私は思いました!(MISAKIさん)

1.伝統的な仏前式。白無垢に綿帽子姿で古式ゆかしく
2.指輪交換のセレモニーを取り入れたのもふたりのこだわり
3.参列してくれた友人にはポップコーンのプチギフトを。親族には調味料セットの引出物を用意し、感謝を伝えた
4.綿帽子の下は、流れるようにあしらった胡蝶蘭があでやかなヘア

行ったのは、こんな挙式

●挙式時期
2020年9月12日

●場所
嫁ぎ先のお寺

●スタイル・進行
伝統的な仏前式に指輪交換などのセレモニーを取り入れて

●参列者
家族、親族、友人など約60名

●テーマ
昔ながらの仏前式のスタイルをベースに、指輪交換など現代の挙式スタイルも取り入れて、オリジナリティを演出。また、参列者一人一人への感謝を示すことも大切に

From 編集部

自分たちにとって大切なこと、結婚式の意味に向き合って

今回ご紹介した5人の皆さんは、声をそろえて、改めて結婚式の意味について向き合えたと話してくれました。それはつまり、ふたりで生きていく人生について考えることでもあったようです。挙式は、ふたりが共に歩んでいくための大切なステップであり、気持ちを一つにするためのもの。「なぜ結婚式をするんだろう」。皆さんも、もう一度、考えてみませんか?

Shop list

wild elop

http://wildelopewedding.com/

構成・文/小松ななえ D/ロンディーネ
*掲載されている情報は2020年12月時点のものです

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