[47の県民性プロポーズ]第10話 “京都”は進捗に計画的に、成功率高めを狙って!?
甘いの、意外なの、あいまいなの……カップルの数だけ巻き起こるプロポーズ。ところで人の性格や行動って、47都道府県の「県民性」によっても違うって知ってた?県民性について研究するディグラム・ラボ「県民性研究会」が、全国約3万人に行った調査結果をお伺い。そのデータを元に、「こんなプロポーズ、ありそう~!」を一緒に導き出してみました。第10話は“カ〇ネパンはどう食べる派?”な京都府のストーリーをお届け!
第10話~京都府編~
登場人物(県民性からの想像)
住宅メーカーで営業職。冷静で計画的な性格。華やかなトーク力と人当たりの良さが武器。人脈が広く、遊びもとことん全力投球!だがハメを外しすぎて翌日後悔する日も……。料理や掃除など家事全般が好きで得意。彼女は友人宅のホームパーティでひと目ぼれし、猛アタックの末お付き合いにこぎ着けた。
【京都男子の特徴】
計画を立てるのが早い1位
目標は達成しなければならない1位
明るい性格だ1位
ハメを外して盛り上がることがある2位
掃除が好き1位
老舗ホテルのコンシェルジュとなり2年目。留学経験で得た国際常識なども生かせるこの仕事に、責任感を強く持って臨んでいる。キャリア向上も大切だし、プライベートもそろそろ気になる。ファッションは、トレンドをチェックしつつも長く使えるブランドが好き。
【京都女子の特徴】
仕事はスキルだ2位
責任感が強い(無責任な人は嫌いだ)4位
好奇心が旺盛な方だ9位
流行に敏感6位
京都府民って、こんなところ“あるある~”!
●仕事も人生も上昇志向
・出世したい/男女ともに5位
・よくアイデアを出す方だ/男性1位、女性7位
●男性は“明るい野心家”
・明るくふるまう方だ/男性1位
・目標は達成しなければならない/男性1位
●女性は“優しく冷静な個人主義”
・仕事はスキルだ/女性1位
・根拠のないことに振り回されない/女性3位
・好きになる異性は性格重視/女性3位
いざ、プロポーズへ……!
明るくノリのいい京都カップル。普段はそれぞれ仕事に一生懸命だから、たまのデートで訪れる鴨川は癒やしスポット。いつものように自然と戯れてのんびり過ごしているけれれど、彼のポケットにはリングが……。
京都男子は、本来結果を求めてぐいぐい猪突猛進な性格。でも、彼女の機嫌を探りつつ、いつ切り出そうかドキドキしていたらなんともう帰り道。周りには人もいっぱいいるけれど、勢いで箱を取り出してついにプロポーズ決行!
クールな京都女子もさすがにびっくり。うれしい気持ちをかみ締めながらYES!(本音を言うと何となく予感はしていた、かも)
上昇志向の強い京都人夫婦は、結婚後もバリバリ働く。家事や育児もタスク感覚でこなし、問題が起きればしっかり話し合って解決。理論的なようで楽天さもある夫と、さばさばしているけれど自分の主張は守り抜く妻。明るい知的合戦を繰り広げながら、夫婦の明日は進化していく。
*この漫画はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません
次はあなたの都道府県のプロポーズかも!?
乞うご期待!
京都府花嫁さんのリアルプロポーズ、教えて!
【ながゆきさんのプロポーズSTORY】
高校生時代からかれこれ8年のお付き合い。私の誕生日が近づいたある日、彼から「もうすぐいいことあるから(仕事)頑張って!」とペンギンのLINEスタンプが届いて「(もしかしたら…)」と予感。
誕生日デートは、彼がプランを考えてくれました。まずは朝一番、車の中でサプライズムービー。その中にペンギンが出てきたので「やっぱり!?」とドキドキ。大阪で遊んでラーメンを食べ、夜は神戸のハーバーランドをぶらぶらして港沿いのホテルへ。レストランは幻想的にランタンが灯され、「ここでプロポーズ?」と期待するも何もなし。お酒とごはんを満喫し、ふわふわいい気分で部屋へ。
テラスで夜風に当たっていると、車に忘れ物を取りに行っていた彼が真剣モードに変身。「何回も何十回も誕生日をお祝いさせてください。この先ずっと一緒にいたいので俺と結婚してください」と言って、プリザーブドフラワーのバラを11本差し出してくれました。私は酔っぱらったまま「ほんまに?え、ほんまに?」とヘラヘラ。最後に「はい!」と伝えると、彼もニコニコしてくれました。
その後のふたりは……
婚約指輪は後日ふたりで購入。京都発ブランドを選びました。
彼は穏やかで争いは避けるタイプ、私ははきはきと嫌なことがあればすぐに言うタイプですが、結婚当初は家事分担でもめました。しっかりと話し合いを重ね、今ではお互いが助け合おうという気持ちで一致しています。
From 編集部
京都府民のプロポーズは、計画性と勢いの間で……
計画やアイデア出しが得意な京都男子は、プロポーズの準備も用意周到。予定調和で行くときもあれば、勢いが勝ってしまうケースもあるけれど、優しさとクールさを秘めた京都女子は、そんな彼の振る舞いも愛するがゆえにお見通しかもしれません。
木原誠太郎さん ディグラム・ラボ「県民性研究会」所長
企業でマーケティングコンサルティングに携わったのち、ディグラム・ラボ株式会社を設立。心理学×統計学で人間の本音を分析、カウンセリングする「ディグラム」の研究を進めている。京都芸術大学客員教授。『ケンミンまるごと大調査』(文藝春秋)ほか著書多数。
取材・文/伊藤佳代子 イラスト/つぼゆり 方言監修/ながゆき 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のデータや県民性についての情報は、木原誠太郎・ディグラム・ラボ県民性研究会著『47都道府県ランキング発表! ケンミンまるごと大調査』(文藝春秋)、および、木原誠太郎著『47都道府県格差』(幻冬舎)の調査によるものです
※掲載されている情報は2020年8月時点のものです
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