妊婦・子連れ・年配……etc. 卒花の「料理&ドリンク」気遣い実態調査
結婚式でゲストへのおもてなしの要となる料理。ゲストからの期待度も高い分、配慮不足だとがっかりさせてしまうことも。そこで、先輩花嫁たちがちょっと特別なケアが必要なゲストへの料理・ドリンク・デザートに対してどのようなプラスアルファの気遣いを行ったかを調査。どのような気遣いがあるか、ぜひ参考にしてみてください。
妊婦ゲストへの気遣い
生モノやアルコール、カフェインに注意!
生魚、生肉、生ハム、半熟卵、ナチュラルチーズ、アルコール、カフェインはNGなど、何かと食事制限が多い妊婦さん。結婚式のコース料理にお刺し身やおすし、レアからミディアムレアのステーキやローストビーフ、加熱処理の行われていないナチュラルチーズなどが盛り込まれている場合は、妊娠ゲスト用にアレンジを行うことが可能か会場に確認してみよう。NGな食材をなくすことで、妊婦ゲストにもフルで食事を楽しんでもらえるはず!
先輩花嫁はどうケアした?
妊娠しているゲストに、事前に生魚を食べられるかどうか、肉料理の加熱具合に希望はあるかなどを聞いておき、妊婦ゲストの希望に応じられるよう、式場に配慮をお願いしました。参加した妊婦さんは、気兼ねなく料理を楽しむことができたと喜んでくれました。(まゆみさん)
お肉はよく焼いてもらい、カフェインはなし、アルコールを使ったシャーベットはグレープフルーツ味へ変更してもらいました。(秋奈さん)
乾杯のシャンパンは、ジンジャーエールへと変更してもらいました。(4&Mさん)
食後のドリンクには、カフェインを含んでいるコーヒーや紅茶ではなく、ハーブティーを準備しました。妊婦ゲストからは、特別気にしてくれている感が伝わって嬉しかったと言ってもらえました。(rieさん)
お子さまゲストへの気遣い
子どもでも楽しめる味付け・盛り付けの工夫を♪
大人の味付けを食べるには少し早い年齢のお子さまゲストがいる場合「お子さま専用プレート」または「お子さま用コース」の対応が可能かどうか会場に確認してみよう。また、乳幼児の子どもがいる場合には、離乳食などの食事の持ち込みができれば、子連れゲストにとってはありがたい配慮に。
先輩花嫁はどうケアした?
お子さまゲストがたくさんいたので、お子さまランチプレートを用意し、他にも子ども用のご飯の持ち込みをOKとしました。特に小さいお子さまの場合、こちらで用意したものが食べられない場合も多いと思うので、式場に特別に許可してもらいました。(田辺 零さん)
お子さま専用プレートを準備し、お皿にはその子の好きなキャラクターの絵を描いてもらいました。当日は、とても嬉しそうに食事を楽しんでいたそうです。(岡留詩織さん)
年配ゲストへの気遣い
食べやすさを特に意識しよう!
かみ応えのあるお肉を食べるのに少し時間がかかったり、お箸で食べる方が気が楽かもしれない年配ゲストがいる場合には、お肉をあらかじめカットして提供したり、テーブルセットにお箸を加えるなどの配慮があるとありがたいもの。年配ゲストが普段どんな食事をしているのか、可能であれば事前に確認できるとなおよし!
先輩花嫁はどうケアした?
ステーキは冷めると硬くなって食べにくいかと思ったので、お肉の一皿は煮込み料理を選択しました。結果、お肉も完食していただけました!(花園真夏さん)
デザートビュッフェを行ったのですが、年配ゲストには取りに行ってもらうことを申し訳なく思い、年配ゲストのみ、スタッフの方からビュッフェのデザート盛り合わせをサーブしてもらうようお願いしました。ゲストからは、自分で取りに行かずに済んで助かったと言っていただけました。(めぐみさん)
お礼を伝えたり、誕生日を迎えるゲストへの気遣い
さりげないメッセージプレートが人気
式当日に受付やスピーチ、余興を手伝ってくれたゲストへ感謝の気持ちを伝えたり、式を挙げた月に誕生日を迎えるゲストがいる場合にはちょっとしたサプライズを行うなど、料理を通してできる感謝やおもてなしもぜひ検討してみよう!
先輩花嫁はどうケアした?
当日受付や乾杯のあいさつを行ってくれたゲストへは、デザートプレートに「受付ありがとう」「乾杯のあいさつありがとうございました」などのメッセージを入れてもらいました。また、同じ月に誕生日を迎えるゲストには、デザートプレートに「happy birthday」のメッセージを書いて提供。メッセージを受け取ったゲストたちは、写真を撮って喜んでくれました。(mamiさん)
式当日は、私の父と友人の誕生日。二人の座席には、happy birthdayと書かれたアイシングクッキーを置いておきました。また父にはサプライズとして、ゲスト全員に振る舞える100人分のバースデーケーキを用意してプレゼントしました。特に還暦を迎えた父は、泣いて喜んでくれました。(まほさん)
まだある!料理・ドリンクのプラスアルファのアイデア
アレルギーや飲食への嗜好(しこう)を確認
先に紹介したゲスト以外にも、食物アレルギーがあるゲスト、料理の嗜好がちょっと特別なゲスト、お酒好きのゲストなど、プラスアルファでケアしておきたいゲストがいないか事前に確認して対応しておくのもおすすめ。細かいケアを行えれば、よりゲストの満足度も高いものに。
先輩花嫁はどうケアした?
アレルギーが細かくある方には、その内容を細かく事前に確認しました。例えば、卵でも生はダメでも火を通せばOKなど、どんな料理であれば大丈夫なのか、プランナーさんに的確に伝えて個別対応してもらいました。(まほさん)
新婦側のゲストが会場ホテルへの宿泊となっていたので、部屋にも持ち帰れるよう、ウエルカムドリンクはペットボトル入りのものを提供しました。ゲストからは、ウエルカムドリンクを帰りの飛行機でも飲んだという連絡もあり、帰路まで喜んでもらえました。(あゆみさん)
義母が日本酒を好んで飲むので、おいしい日本酒を持ち込み提供しました。義母からは「おいしい日本酒をわざわざ用意してくれてありがとう」と喜んでもらえました。(岡留詩織さん)
From 編集部
ちょっとの気遣いで、ゲストの満足度大幅UP!
食材のNGや料理に関する嗜好、誕生月など、事前に確認をすることに少しだけ手間がかかるけれども、ちょっとの手間をかければ、ゲストの料理・ドリンクに対する満足度はかなりUP! ゲスト全員でおいしい料理とドリンクをシェアできれば、式場全体が幸福感に溢れてよりハッピーな時間を過ごせるでしょう♪
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/あなみなお
※掲載されている情報は2020年5月時点のものです
※記事内のコメントは2020年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー68人が回答したアンケートによるものです
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