［47の県民性プロポーズ］第２話“高知女子”は頼れるアネゴ肌！？

登場人物（県民性からの想像）

28歳。医師。今どきのこざっぱりイケメンは“優しさの塊”。責任感が強く、仕事熱心でストイック（なぜか出世欲はない）。温厚で積極的には自分を出さないけれど、人に合わせるバランス感覚に優れたタイプ。特に女性に対しての気配りは手厚い。恋愛は一途に尽くすタイプで、彼女の話を「うんうん」と聞くけれど、たまーに愛情が空回りすることも！？

30歳。医師。彼と同じ病院に勤める先輩。大胆でさっぱりとした性格で、他人の目はあまり気にしない。よく飲み、よく食べる。自分へのご褒美に高級ブランドバッグを買って、元気をチャージ！　正義感、責任感もめっぽう強い……と思われがちで、実は「（誰かに引っ張ってほしい）」という気持ちもちょっぴり。人に涙は見せない。好きな人には尽くされたい。

いざ、プロポーズへ……！

高知カップルのプロポーズのきっかけは彼女側にあり。積極的でドキッとするようなセリフもさらっと言えちゃう彼女と、それを照れながらも受け止める彼。他県民からは不思議に思われそうだけれど、高知の男女関係といったらそれが当たり前！　サポート体制万全、とことん尽くしてくれる彼に、ずっと包まれていたいのが土佐女の乙女心だから。

夫婦になってからも、“姉さん女房と尽くす夫”という関係は変わらない。家族が増えれば育児は当然ふたりで協力。表向きは女性側が強いという印象で、実は男性側が手のひらで転がしている面もあり、お互いにそれが心地いい。女性やピッチャー、男性がキャッチャーの好バランスで、高知夫婦の平和は続いていく。

次はあなたの街のプロポーズかも！
乞うご期待！

【片岡 優さんのプロポーズSTORY】

彼は生粋の高知県民、私は福岡出身で大学から高知。同じ大学で出会い、ふたりで遊ぶようになったものの進展なく一年間ずるずる…しびれを切らした私から告白しました(笑)。

プロポーズは、私が社会人２年目の夏。よさこい祭りに初めて踊り子として参加した日でした。最終演舞場である高知城に、一日中追っかけで見てくれていた彼が表れたので、「ありがとう。この後打ち上げ！」と話しかけると、突然「聞いてほしいことがある」ともぞもぞ……指輪と共に「結婚してください！」と。うれしくて涙が出ました。が、踊り切った熱が残るふわふわ状態で、すぐ打ち上げに行ってしまったので、正直プロポーズの余韻を楽しんだとは言えず(笑)。でも彼は満足げだったので、「最高のプロポーズだったよ」と伝えています。

Profile

木原誠太郎 ディグラム・ラボ「県民性研究会」所長

企業でマーケティングコンサルティングに携わったのち、ディグラム・ラボ株式会社を設立。心理学×統計学で人間の本音を分析、カウンセリングする「ディグラム」の研究を進めている。京都芸術大学客員教授。『47都道府県ランキング発表！ ケンミンまるごと大調査』（文藝春秋）ほか著者多数。

取材・文／伊藤佳代子　方言監修／片岡 優、かん菜　イラスト／つぼゆり　構成／可児愛美（編集部）　
※掲載されている情報は、2020年5月時点のものです
※記事内のデータや県民性についての情報は、木原誠太郎・ディグラム・ラボ県民性研究会著『47都道府県ランキング発表！ ケンミンまるごと大調査』（文藝春秋）および木原誠太郎著『47都道府県格差』（幻冬舎）の調査によるものです

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