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結婚式スタイル
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【春・夏・秋・冬】卒花とプロに聞いた“ シーズンごとの魅力”とは?

「素敵な結婚式にしたいけれど、いつがいいんだろう」。これから式の日取りを決める皆さん、季節ごとの魅力を知って、自分たちにぴったりな時季を選びませんか? 卒花さんやウエディングプランナーが気候、衣裳、装花、料理などさまざまな角度から、それぞれの季節の特徴を語ってくれました。

卒花さんたちがおすすめする結婚式の季節は?

気候重視で、春婚と秋婚がダントツで人気!

グラフ

卒花さんに自分の結婚式や招待された経験を通して「おすすめの季節」を挙げてもらったところ、結婚式のオンシーズンともいわれる春と秋が大人気。これは、気候やゲストの来やすさを重視する人が多かったから。
でも、結婚式のほとんどの時間を室内で過ごすと考えると、「ゲストへのおもてなしにふさわしい季節」「自分らしさが出せる時季」「好きな装花で会場を彩れる時季」など、他の面から考えてみても。それによって、各季節の違ったよさも見えてくる。

ちなみに、卒花さんたちの実際の挙式日は、1位:秋(33.8%)、2位:春(26.9%)、3位:冬(19.3%)、4位:夏(19.1%)、無回答(0.9%)※。これは季節だけでなく、仕事の都合など、他の要素も日取り選びに関係するためのよう。

【春婚派VS秋婚派】それぞれの言い分は?

春と秋をおすすめする人が多かったところで、まずはこの2つの人気の季節に関して「気候」「衣裳」「装花・ブーケ」「料理・ケーキ」の観点から語ってもらいました。それぞれが春と秋を推す理由は?

【気候】春は暖かくて台風が来ない、秋は爽やかで花粉がない

気候

華やぎがある春も、色深い秋も魅力的

卒花さんには同じ季節でも「○月」とか「この時季は除く」などピンポイントで挙げた人も多くいた。
「昨今、仕事の関係などで春より秋が人気。その秋も台風を避けて11月に集中する傾向があります。
春はやはり花の種類が多く、お庭に華やかさがあるのが魅力。屋外で撮影すると雰囲気のある写真になりますし、大きな窓がある会場で結婚式をすると眺めにも心が癒やされます。秋は秋で庭の色が深まって素敵」(ウエディングナビゲーター・清水 恩さん)

【衣裳】春は淡い色、秋は深い色&長袖ドレスがぴったり

衣裳

色、素材だけじゃない。和装は着物の柄で季節感を出せる

春も秋も気候が似ているから、衣裳選びに大きな差はないけれど、似合う色は違う。
「5月や9月の暑い日は汗対策が必要ですが、春も秋も花嫁さんの好みの衣裳を着られます。
色でいうと、秋ならワインレッドなどの深い色みもおすすめ。新郎の衣裳は素材の質感で季節感が出るので、秋冬なら厚手のウールなどその季節にしか着られないデザインを選んでも。
着物は季節を少し先取りした柄を着るものですが、春なら桜やボタン、秋なら菊や紅葉など、描かれた柄で季節を表すこともできます」(清水さん)

【装花・ブーケ】春は色とりどり、秋はシック&アンティークが似合う

装花

使いたい花があったら、本当の旬の時季を確認して

色とりどりの花が使える春に軍配が上がりそうだが、秋は大人っぽいコーディネートもでき、それはそれで魅力的。
「確かに春が旬の花は多いのですが、春の花が市場に出回るのは一足早く、2月~3月前半ということも。使いたい花があったら、その道のプロにおすすめの時季を聞きましょう。
秋ならケイトウやキャンドルなど温かみを感じる素材を装飾に使うのもよいですよ。
桜の花びらが散ったり、ドライフラワーが枯れた花という印象になることもあるので、お花屋さんやプランナーと相談を」(清水さん)

【料理・ケーキ】春も秋も旬の野菜やフルーツで季節感演出

料理

料理で季節感を出しやすいのは「味覚の秋」

春はタケノコ、玉ねぎ、クレソン、いちご、秋はマツタケをはじめとするきのこ類にイモ類、かぼちゃ、栗、柿、梨、みかん、りんご……。春も秋も食材に恵まれていますが……。
「秋と春で比べると、“味覚の秋”の方が旬の食材が多いような気がします。
料理で季節感を出したければ、日本料理か和洋折衷がおすすめ。デザートも季節感を出しやすいですね。
魚にも旬はあるのですが、式当日、指定した種類の魚が人数分確保できない可能性もあるので、シェフとよく相談してください」(清水さん)

夏派・冬派は少数だけど、メリットもある

今回のアンケートでは夏婚、冬婚を推す人は少なかったけれど、この季節ならではのメリットも。「夏だからこそ」「冬だからこそ」できる結婚式スタイルも多い。

【夏婚スタイル1】緑の中で夏の爽やかグリーンウエディング

グリーンウエディング

グリーンメインの会場装花やブーケがよく似合うのは夏。見た目の爽やかさで蒸し暑さを解消でき、涼しげな雰囲気にしてくれる。クールに大人っぽさを出せるのもいい。

「窓の外に緑が広がる会場なら、会場内もグリーン中心の装花にすると、屋外の緑との相乗効果で、森の中にいるような感じになりますよ」(清水さん)

【夏婚スタイル2】みんなラフなドレスコードのカジュアルウエディング

カジュアルウエディング

花婿は白デニムやコットンパンツで上着なし、花嫁はミモレ丈やミニ丈の軽やかなドレス、そして、女性ゲストはサマードレス、男性ゲストはアロハシャツ。夏なら、ふたりもゲストもカジュアルな服装にして、1.5次会的なパーティにしても。暑さを避けて夕刻からスタートして、可能な会場であればバーベキューをしたり、花火を打ち上げたりするのもいい。

「ドレスコードがカジュアルだと、リゾートウエディングっぽくなりますよね。短パンで披露宴に臨む新郎もいますよ」(清水さん)

【夏婚スタイル3】カラフルなアイテムで彩るトロピカルウエディング

トロピカルウエディング

「夏なら結婚式のテーマを夏らしいものに。卒花さんの事例のように“南国ウエディング”なら、カラフルな南国の花を使った装花やブーケ、南国のフルーツ……とアイデアも浮かびやすい」(清水さん)

海が好きなふたりならテーマカラーをマリンブルーにしたり、装飾やペーパーアイテムのモチーフに貝殻を使ったり、BGMをレゲエやハワイアンミュージックにしたり……。夏気分120%の楽しいウエディングができる。

【冬婚スタイル1】イルミネーションがきらめくクリスマスウエディング

クリスマスウエディング

12月はイルミネーションに満ち溢れている。「12月に結婚式や前撮りをすると、ツリーやイルミネーションをバックに撮れるし、街もキラキラしているから、帰り道も非日常感が続いて、とても楽しかった」と卒花さん。

「会場装飾などにクリスマスのモチーフを使ったり、キラキラ素材をプラスしたりする人も多いですが、これぞ、クリスマス!というものを飾るだけでなく、さりげなく用いて、クリスマスに彩るのもおしゃれ」(清水さん)

【冬婚スタイル2】白一色の世界で行うスノーウエディング

スノーウエディング

雪にすっぽり覆われた銀世界でのウエディングは冬しかできないスタイル。
結婚式は窓の外に広がる雪景色を見ながら、写真撮影はちょっと頑張って外に出て……。かなりインパクトのある写真になるので、前撮りの場所として、北海道や長野、新潟などのウインターリゾートを選ぶ人たちもいる。

夏・冬は春・秋と比べて混まないから、ゆったりしている

人気がある春・秋の土日は早くから予約が入り、縁起の良い日だと1年前でも予約が取れないことも。その点、夏と冬は空いている会場が多いので、希望日を取りやすいし、式当日もゆったり。

挙式組数が多いと、お支度後の写真で撮影スポットの順番待ちが起きたり、他の結婚式の人たちと何度も擦れ違うなんてことがよくあるけれど、そういうこともめったになくて余裕。費用的にもお得になることが多いなど、メリットは多い。

顔写真

[1日1組だけでプライベート感満載]
1月に挙式したのですが、その日は1組だけだったので、スタッフの体制も万全。他の結婚式がないから、プライベート感たっぷりだし、披露宴の時間が多少延長しても問題なしでした。(すずさん)

顔写真

[スイーツビュッフェも前撮りも思いのまま]
挙式した2月は他の式がなくて、新郎新婦の控室も親族控室も広く取ってもらえました。スペースやスタッフの人数の関係で他の時季にはできないスイーツビュッフェもOKだったし。前撮りも私たちの都合のいい日にやってもらえ、チャペルを一日借りて満足がいく写真が撮れました。(橋本真友子さん)

顔写真

[春秋婚よりリーズナブル]
真夏に海がそばにあるシティホテルで挙式。挙式8カ月前の時点で希望の日取りがすでに埋まっている会場もあり、空いているわけではなかったのですが、春秋婚より割引してもらえました。(まんげつさん)

From 編集部

季節で日取りを選ぶと結婚式のテーマも描きやすい

日取りを選ぶ条件にはいろいろあるけれど、季節という観点から選ぶと、その季節をそのまま結婚式のテーマにすることもできるのです。そして、衣裳や装飾、料理にも季節感を出すと統一感が生まれて、より素敵な結婚式に!

顔写真
Profile

清水 恩さん ウエディングナビゲーター

プリーマ ウェディング代表。結婚式会場、プロデュース会社でトータルプロデュースの経験を積み、独立。「しっくりと心になじむ結婚式」をモットーに結婚式を幅広くサポートしている。結婚式の有識者として『All About』のオフィシャル・ガイドをはじめ、執筆や監修も多数。
プリーマ ウェディング
https://prima-wedding.com

構成・文/渡邊博美 イラスト/itabamoe D/ロンディーネ 
※掲載されている情報は2020年3月時点のものです
※記事内のデータの※印は「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」(全国推計値)、それ以外のデータとコメントは2020年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー76人が回答したアンケートによるものです

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