TOKYOサロンのブライダル旬ヘア図鑑《ガーリッシュ・ボタニカル》vol.8

ボタニカル×編みで花嫁らしいスペシャル感を

甘さのあるスタイルに定評がある蓑田さん。「結婚式の髪型で花をワンポイントに着ける花嫁さんも多いです。今回ご紹介する数種類の草花を組み合わせたボタニカルをあしらうことで、カジュアルかつドレッシーに仕上がります。編みアレンジで女性らしさもぐんと上がるので、大人世代の花嫁さんにもぴったりです」（蓑田さん）

For挙式《ぐるりとボタニカルを飾ってガーリーな編み下ろしに》

贅沢に花やグリーンをミックスした編み下ろしスタイルで花嫁らしさを際立たせて。髪の毛にボタニカルを絡めることで、ヘアとの一体感も生まれる。シースルーバングで軽やかで今っぽい雰囲気に。

Process
【1】全体を22～26mmのホットカーラーで根元からしっかりめに巻き、ざっくりと半分に分ける。

【2】それぞれハチ周りの毛束を根元にゆとりを持たせてゴムで結び、結び目の上に裂け目をつくり外→中に毛先を通してくるりんぱする。下の毛を少しずつすくい取りながら3～4回繰り返す。

【3】くるりんぱしたねじり部分を軽くほぐした後、毛束を二つ編みに。前髪を少量残し、残りを後ろに軽くねじってピンで留める。

【4】トップ→襟足の順でボタニカルを挿して完成。

ブライダルヘアの”旬”を解説！

左右で花の種類を変えてアシンメトリーにデザインして、どの角度から見られても新鮮な表情に。毛束をほぐして境目をあいまいにしておくとボタニカルのなじみもよくなります。前髪とサイドは、産毛のようなイメージで軽やかに仕上げて。

For披露宴《編み込みアップはドライフラワーで大人っぽく遊びをプラス》

シンプルなまとめ髪は、後ろ姿に遊び心を詰め込んで。くすみ色のドライフラワーやパールをあしらった編み込みアップなら、甘すぎないビンテージ感が手に入る。耳周りにほつれたような後れ毛でニュアンスが加わり、おしゃれに決まる。

Process
【1】全体を22～26mmのホットカーラーで巻いてウエーブ感のあるベースをつくる。挙式ヘアでウエーブができていればこの工程を省いても。センターでざっくりと分ける。

【2】前髪を少量残し、トップから毛先までそれぞれ編み込んでいく。

【3】編み終わりをゴムで結び、後頭部のへこんだ辺りの上で毛束をクロスさせてピンで留める。毛先が見えないように内側に折り込んでおくこと。

【4】前髪は軽く外はねに。耳周りの後れ毛をカールさせて。後頭部にティアラ、ドライフラワーを着けて完成。

ブライダルヘアの”旬”を解説！

ドライフラワーは小ぶりな花びらや葉っぱ、ふわふわとしたディテールであか抜けたスタイルに。ボタニカルでボリュームを出す位置は、後頭部のへこんだ部分の少し上に付けるとすっきりと大人っぽく、下めに着けるとかわいい雰囲気になります。

Profile

蓑田朝菜さん LIPPS 銀座 エグゼクティブディレクター

女らしさと抜け感のあるヘアスタイルを得意とし、雑誌やヘアカタログなどの撮影を多数手掛ける。明るく親しみやすい人柄、的確なアドバイスも人気。店舗は東京、横浜、埼玉、大阪、仙台に展開中。（Instagram：@lipps_minodaasana）

《Salon Data》
LIPPS 銀座
東京都中央区銀座5-6-6 銀座フォトグビルディング 3階
TEL03-6264-5057

取材・文／岸田雅子　撮影／福田 瞳　ヘア＆メイク／蓑田朝菜（LIPPS 銀座）　モデル／吉井清香　D／ロンディーネ　構成／藤木萌恵（編集部）

※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は、2020年2月時点のものです

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