ことわざで楽しく覚える!「親あいさつ」マナー [彼が来る編]
全国の新郎の皆さん! プロポーズして彼女からOKの返事をもらったら、次はいよいよ彼女の親へのごあいさつですね。ここで大事なのは相手に敬意を払い、誠実な態度で臨むこと。ただしうわべだけでは親に見抜かれるので気を付けて。今回はみんなもよく知っている「ことわざ」になぞらえて、親あいさつのマナーを楽しく学びましょう。
マナーその1. 身だしなみ
「頭隠して尻隠さず」
結婚のごあいさつにはスーツ姿、もしくはジャケット&パンツスタイルが基本。これは多くの人が分かっていますよね。とはいえそれだけじゃだめ。家に上がるのですから足元にも気を配りましょう。まさか穴が開いた靴下をはいてくる人はいないと思うけど、所々薄くなっていないかチェックして。脱いだ靴が汚れていたり、髪を整えずに行くのもマナー違反です。親の視線は細かい部分にも向けられていることを忘れずに。
【ことわざの意味】頭だけを隠して、全部隠れているつもりになっているかもしれないけど、お尻がバッチリ見えてるよ♪という状況。
マナーその2. 言葉遣い・食事
「すずめ百まで踊り忘れぬ」
ことわざのように「身に着いた習慣や癖」ってなかなか直せないもの。例えば、言葉の最初に必ず「えっと」と付けちゃう話し癖などは、意識しておけば頻度を減らすことができます。また、普段彼女のことを呼び捨てにしている場合は要注意。せめて相手の親の前では「さん」付けで。食事のマナーもしっかり見られているので、品よく振る舞いましょう。
【ことわざの意味】すずめが死ぬまで踊り(飛びはねる様子)を忘れないように、人も一度身に着いた習慣や癖はなかなか直すことができないという例え。
マナーその3. 時間管理
「一寸先は闇」
ごあいさつの後で食事を勧められることもあります。もちろん快く応じた方が相手の親も喜んでくれますが、問題はその後。勧められるままに際限なくお酒を飲んでしまうとさぁ大変! 帰宅時間を忘れてしまうほど酔っぱらってしまったら、ルーズな印象を与えかねません。
訪問時間にも気を付けて。道に迷ったり電車が遅れることだってあります。「一寸先は闇」だからこそ、アクシデントに備えた行動を取ることが大事ですよね。
【ことわざの意味】一寸(ほんの少し)先のことでも未来は予測不可。つまり「油断していると何が起こるか分からないぞ」ということ。
マナーその4. 本題の伝え方
「論より証拠」
「娘さんを必ず幸せにしてみせます」。もちろんその言葉に偽りはないと思うけど、彼女の親にしてみれば、もっと明確なビジョンを示してほしいところ。ごあいさつの場面では、「結婚したい、させてくれ!」と勢いだけで押し切るのではなく、結婚後の家計や住まいのこと、式の予定なども含めてきちんとイメージできていることが肝心。親を安心させることもごあいさつの大事なマナーと心得て。
【ことわざの意味】口先だけであれこれ論じるよりも、確固たる証拠を示すことの方が大事だという意味。
From 編集部
「転ばぬ先の杖(つえ)」を胸に刻んで!
親あいさつのポイント、分かってもらえましたか? ことわざに絡めて覚えておけば、いざというときにきっと役に立つはず。ぜひこの記事を「転ばぬ先の杖」にしてくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/石川恭子
※掲載されている情報は2019年1月時点のものです
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